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円定期預金のデメリット5つを解説|普通預金との違いとおすすめの預け先【2026年版】

2026年10月22日 公開

円定期預金のデメリットを解説|普通預金との違いと向いている人を紹介

「定期預金って結局、ほかの預け先より得なの?」と、まとまったお金の置き場所に迷っている方は多いでしょう。日本銀行の主要時系列統計データによると、預入金額1千万円以上・1年の定期預金の店頭表示金利の平均年利率は、直近では0.472%です。2022年4月の0.004%と比較すると大幅に上昇したものの、依然として低水準にとどまっています。

この記事では、円定期預金のデメリットと定期預金のメリットを解説し、普通預金との違いや向いている人の特徴を紹介します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み田口 秀一田口 秀一(タグチ シュウイチ)外資系金融機関で10年以上の経験を通し、主に「投資初心者」向けに、「賢い家計の見直し術」から「ゼロからの投資の始め方」などのオーダーメードでサポートをしてきました。何事も興味を持ったタイミングが始め時です。不安もあるかもしれませんが、この機会に一緒に最初の一歩を踏み出しましょう!得意分野: 資産運用・生命保険


定期預金とは?普通預金との違い

定期預金は、あらかじめ預入期間と金額を決めてお金を預ける商品です。一定の期間お金を動かさない代わりに、普通預金よりも高い金利が設定されるのが一般的な仕組みです。

普通預金との違いは、主に以下の点です。

項目普通預金定期預金
出し入れ自由原則、満期まで不可
金利低め高め
預入期間なし1ヶ月〜10年など
使う予定があるお金向いている向いていない

普通預金は生活資金など、いつ使うかわからないお金の置き場所に向いています。一方、定期預金は使う予定のない資金を効率よく増やす方法として活用されます。普通預金と定期預金の違いを詳しく知りたい方は、普通預金と定期預金の違いとは?特徴・メリット・デメリットと貯蓄活用法【2026年版】も参考になるでしょう。


定期預金のメリット

定期預金のメリットは、主に3つあります。

1. 普通預金より高い金利が適用される

2. 預金保険制度の保護対象である(一般的な円預金の場合)

3. 預入期間が決まっているため、コツコツ貯蓄が続く

特に預金保険制度の保護対象である点は大きな特徴です。預金保険機構によると、定期預金は1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。元本保証を重視したい方には安心できる仕組みでしょう。


円定期預金のデメリット5つ

ここからが本題です。定期預金には5つのデメリットがあります。

デメリット1:金利が物価上昇率を下回り、実質的な価値が目減りする

総務省統計局が公表した消費者物価指数によると、2026年8月分の生鮮食品を除く総合指数の前年同月比は+1.7%、総合指数は+1.9%の上昇です。定期預金の平均金利(約0.47%)はこの物価上昇率を大幅に下回っており、実質的な購買力は目減りしています。

同じく総務省統計局によると、日本銀行版コア(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)は前年同月比+1.9%となっており、金利が物価上昇率を下回る状況が続いています。

計算例:100万円を年0.472%の定期預金に1年間預けた場合、税引前の利息は4,720円です。利子所得には国税庁によると一律20.315%の税率で源泉徴収されるため、税引後は約3,761円になります。一方、物価が年1.9%上昇すれば、100万円の実質的な価値は約1万9千円分減少します。利息だけでは目減りを埋められないのが現状です。

デメリット2:途中解約で利息が減る

定期預金は満期前に解約すると、約定利率より低い所定の中途解約利率が適用され、受け取れる利息が減ります。急な出費で資金が必要になったとき、途中解約という選択を迫られるリスクがあります。使う予定が近い資金は、定期預金に預けるべきではありません。

デメリット3:金利上昇局面では機会損失が生じる

日本銀行は2026年6月15・16日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%から1.00%へ引き上げ、さらに2026年9月17・18日の会合で1.00%から1.25%へ追加利上げを決定しました。第一ライフ資産運用経済研究所によると、金利上昇局面が続く中で長期の定期預金に資金を固定すると、その後の金利上昇の恩恵を受けられない機会損失が生じるリスクがあります。

デメリット4:1,000万円を超える部分は保護対象外

預金保険機構によると、預金保険制度の保護範囲は「1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までと破綻日までの利息等」に限られます。1,000万円を超える部分は、破綻金融機関の財産の状況に応じた支払いとなり、一部カットされる可能性があります。大きな金額を1つの銀行に預ける場合は、金融機関を分けるなどの工夫が必要です。

デメリット5:預け先によっては保護対象外の商品もある

預金保険機構によると、外貨預金・譲渡性預金・金融債などは預金保険の保護対象外です。また、仕組預金の利息等については、預け入れ時における通常の円定期預金の店頭表示金利を超える部分は対象外となります。高く見える金利に釣られて預ける前に、保護の範囲を確認しましょう。


定期預金が向いている人・向いていない人

向いている人

- 数年後に使う予定が確定している資金がある人

- 元本保証のある商品でコツコツ貯蓄したい人

- 投資に回す前の待機資金を置きたい人

向いていない人

- いつ使うかわからない生活資金を預けたい人

- 物価上昇に負けない資産運用をしたい人

- 金利上昇のタイミングを柔軟に捉えたい人

第一生命経済研究所の「家計の資産選択の変化と背景」によると、今後保有を増やしたい金融商品として株式を選択した割合は上昇傾向にあり、2025年には28.1%に達しました。一方で預貯金の選択割合は減少傾向にあり、家計の資産選択が収益性重視へとシフトしています。


定期預金以外の資金の置き場所を検討しよう

定期預金のデメリットを踏まえると、資金の目的に合わせて置き場所を使い分けるのがおすすめです。

- いつ使うかわからない資金:普通預金。ただし、同じ普通預金でも金利は銀行によって大きく異なります。メガバンクの普通預金は年0.4%ですが、条件なしで年0.8%の金利がつくネット銀行もあります。ネット銀行の選び方がわからない方は、ネット銀行とは?選び方・メリット・デメリットを初心者向けに解説をあわせてご覧ください。

- 使う予定のないまとまった資金:定期預金のほか、投資信託などの金融商品も選択肢です。

- 将来に備えた資産運用:株式や投資信託を活用し、預貯金と合わせてバランスを取る方法が一般的です。

貯金用の口座選びに迷っている方は、貯金用口座おすすめの選び方|ネット銀行の金利・手数料を比較【2026年版】で比較のポイントを解説しています。また、複数の銀行口座を管理する方法については、複数の銀行口座を管理する方法【2026年版】アプリ活用と使い分けを解説も参考になるでしょう。


Habittoの貯蓄口座なら条件なしで年0.8%

同じ普通預金でも、預け先を選べば利息は変わります。メガバンクの普通預金が年0.4%であるのに対し、Habittoの貯蓄口座は条件なしで年0.8%(税引後0.637%、100万円まで)の金利が適用されます。

計算例:100万円を1年間預けた場合、メガバンクの普通預金(年0.4%)では税引後利息が約3,187円です。Habittoの貯蓄口座なら税引後6,375円となり、同じ普通預金でも約2倍の差が生まれます。

口座開設は最短8分、スマホだけで完結します。預金保険制度の保護対象(元本1,000万円までとその利息等)の預金なので、生活資金や待機資金の置き場所として活用しやすい点が特徴です。

さらに、100万円を超える使う予定のない資金については、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし投資信託であり、元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金には約2ヶ月かかります。預金とは異なる商品である点を確認したうえで、ご自身の資金計画に合わせて検討してください。


よくある質問

Q. 定期預金はやめたほうがいいですか?

一概には言えません。使う予定が確定している資金であれば、元本保証のある預け先として有効です。一方、物価上昇率を下回る金利である点はデメリットなので、資金の目的に合わせた判断が必要でしょう。

Q. 満期が来たらどうすればいいですか?

自動継続か満期後に普通預金へ移るかを選べるのが一般的です。金利上昇局面では、満期を機により有利な預け先を比較し直すのも一つの方法です。


まとめ:資金の目的に合わせて預け先を選ぼう

円定期預金には、金利が物価上昇率を下回る、途中解約で利息が減る、長期の預入では機会損失が生じるといったデメリットがあります。一方で、元本保証と預金保険制度の保護対象である点は、定期的な貯蓄を続けたい方には大きなメリットです。

大切なのは、資金の目的に合わせて預け先を使い分けることです。いつ使うかわからない資金は金利の高い普通預金に、使う予定のないまとまった資金は定期預金や投資信託など、複数の金融商品を比較しながら選びましょう。

貯蓄を始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.8%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。お金のことで迷ったら、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談できるHabittoのアドバイザー相談も、チャットまたはオンラインセッションで気軽にご利用ください。無理な勧誘は一切ありません。


※「貯蓄マックス!」は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。目標利回り年2.25%(税引前)は日銀政策金利+1.00%に連動するもので、政策金利が変動すれば利回りも変動します。換金にはおよそ2ヶ月かかります。購入はCHEER証券株式会社を通じて行います。

※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用、それを超える預金については0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。


参考・出典

- 日本銀行 主要時系列統計データ表「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)」(2026年9月分)

- 総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)8月分」(2026年9月18日公表)

- 第一ライフ資産運用経済研究所「政策金利1.00%への引き上げ ~2026年6月の日銀金融政策決定会合~」(2026年6月・9月)

- 第一生命経済研究所「消費者物価指数(全国・2026年3月)」(2026年3月)

- 第一生命経済研究所「家計の資産選択の変化と背景 ~収益志向が加速する家計の金融行動~」(2026年1月)

- 預金保険機構「預金保険制度の基礎知識」(常設ページ)

- 預金保険機構「預金保険制度の概要」(常設ページ)

- 国税庁「No.2230 源泉分離課税制度」(常設ページ)

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※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用。 100万円超は0.4%(税引後0.318%)。金利は変動する場合があります。