普通預金金利の今後の見通しを解説|日銀利上げで個人はどう変わる?【2026年版】
日銀利上げで普通預金金利はどう変わる?個人の預け先と今後の見通しを解説【2026年版】
「ニュースで利上げの話をよく見るけれど、自分の預金利息にどんな恩恵があるのだろう」
「住宅ローンの負担増ばかり話題になるけど、預けている側にもメリットがあるのでは」
そう感じている方は多いのではないでしょうか。日本銀行が政策金利を引き上げるたびに、経済の最新ニュースが各メディアで掲載され、預金者にとって金利環境が変化しています。日本銀行の主要時系列統計データによると、普通預金の店頭表示金利(全国平均)は、2025年12月の0.183%から、2026年9月には0.322%へと段階的に上昇しています。
この記事では、日銀の利上げが個人の預金利息に与える影響と、普通預金金利の今後の見通しを解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み
田口 秀一(タグチ シュウイチ)外資系金融機関で10年以上の経験を通し、主に「投資初心者」向けに、「賢い家計の見直し術」から「ゼロからの投資の始め方」などのオーダーメードでサポートをしてきました。何事も興味を持ったタイミングが始め時です。不安もあるかもしれませんが、この機会に一緒に最初の一歩を踏み出しましょう!得意分野: 資産運用・生命保険
日銀が利上げを決定した背景
日本銀行は2026年9月17・18日の金融政策決定会合で、政策金利の誘導目標を1.00%程度から1.25%程度へ引き上げることを賛成多数で決定しました。植田総裁就任後では最も短い間隔となる、6月会合から3カ月での追加利上げです。
これに伴い、補完当座預金制度の適用利率は2026年9月24日以降1.25%となりました。短期金利が上がることで、各銀行が個人向けに提供する普通預金や定期預金の金利も、徐々に引き上げられていきます。
背景にあるのは物価です。日本銀行の2026年7月「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」では、消費者物価(除く生鮮食品)は2026年度後半以降に2%をはっきりと上回る水準まで伸び率を高め、その後は2%程度に向けてプラス幅を縮小すると予想されています。
普通預金金利は実際にどこまで上がったのか
日銀の主要時系列統計データ表「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)」によると、普通預金の店頭表示金利(全国平均)の推移は次のとおりです。
| 時期 | 普通預金の店頭表示金利(全国平均) |
|---|---|
| 2025年12月 | 0.183% |
| 2026年2月 | 0.239% |
| 2026年8月 | 0.306% |
| 2026年9月 | 0.322% |
わずか9カ月で約1.8倍に上がったことになります。マイナス金利の時代には想像もしなかった動きで、預金者にとっては利息が増えやすい環境に変わりつつあります。
今後の見通し:さらに上がる可能性はあるのか
物価上振れリスクが当面解消されにくいことや、対外環境が日銀の正常化を後押しする方向にあることを背景に、追加利上げされるとの見方もあります。
また、日本銀行は2026年3月27日に中立金利(名目ベース)の再推計値を公表し、プラス1.1〜2.5%(従来のプラス1.0〜2.5%から下限を0.1ポイント切り上げ)としています。推計値は緩やかに上昇していると分析される一方、「かなりの幅を持って見る必要がある」との説明もあり、将来の金利水準には幅がある点は理解しておきたいところです。
利上げが個人の家計に与える影響
利上げの影響は、預けている側と借りている側で正反対です。
預金者への影響(プラス)
普通預金や定期預金の金利が上がり、利息が増えます。また、金利が上昇する局面では、金利が一定期間固定される商品は上昇分を取り込めないため、固定か変動かを選ぶ判断も重要になってきます。
借り手への影響(負担増)
変動金利の住宅ローンを組んでいる家庭では、返済負担が増える可能性があります。利上げは預金者の恩恵と借り手の負担増が表裏一体なのです。
円安の局面では輸入物価が上がりやすく、物価見通しの上振れリスクが利上げを後押しする構造も、家計に影響するポイントです。
100万円の預金で利息はいくら増えるのか
具体的な計算例を見てみましょう。
メガバンクの普通預金に100万円を1年間預けた場合
メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の普通預金金利は年0.4%です。税引後の利率は20.315%の税金を引いて0.318%となるため、1年間の利息は約3187円です。
同じ100万円でも、金利が2倍なら利息も2倍
金利が年0.8%なら税引後0.637%となり、1年間の利息は6375円になります。差は約3188円です。金利の差が利息の差としてそのまま表れるため、同じ預けるなら金利の高い口座を選ぶことが、誰でもできる現実的な資産防衛の第一歩です。
預金利息には税金がかかる仕組みについて、詳しくは預金利息の税金はいくら?計算方法と源泉徴収の仕組みを解説をご覧ください。
預け先の選択肢:普通預金・定期預金・個人向け国債
金利上昇局面では、個人の預け先の選択肢が広がります。
- 普通預金:いつでも引き出せる流動性が魅力。金利は銀行ごとに差がつき始めています
- 定期預金:一定期間預け入れることで、普通預金より高い金利が期待できる場合があります
- 個人向け国債:個人向けに販売される国の債券で、預金とは異なる商品です。利率は市場金利の影響を受けます
どの商品を選ぶかは、資金を使う時期や目的によって判断が変わります。目的別に口座を分ける方法は、貯金用口座のすすめ|目的別に分ける方法と活用のコツで解説しています。
Habittoなら条件なしで年0.8%の普通預金が可能
預け先を探している方には、Habittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利 | 年0.8%(税引後0.637%)※100万円まで |
| 条件 | 条件なし |
| 口座開設 | 最短8分、スマホだけで完結 |
| 預金保険 | 1000万円まで保護 |
メガバンクの普通預金 年0.4%と比較すると、Habittoの年0.8%は約2倍です。先の計算例のとおり、100万円を1年間預けた場合の税引後利息は6375円になります。
なお、100万円を超える部分には0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。100万円を超えるまとまった資金で、しばらく使う予定のないお金の置き場所に迷っているなら、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし投資信託のため元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金にはおよそ2ヶ月かかります。預金とは異なる商品である点を確認したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。
ネット銀行の特徴や選び方については、あおぞら銀行BANKの口コミ・評判は?金利・手数料・メリットを徹底解説も参考になります。
金利上昇局面で意識したい3つのポイント
1. 使う予定のないお金と日常のお金を分ける:すぐに使うお金は普通預金、使う時期が決まっているお金は別の預け先へ
2. 金利だけでなく条件を確認する:高金利でも条件付きなら、実質的な恩恵は限られます
3. 迷ったらプロに相談する:家計の状況は各家庭で違うため、一般的な解説だけでは判断しきれない場面もあります
年代を問わず、現役世代ほど資産形成の期間が長く取れるため、金利環境の変化を味方につける動きは早いほど有利です。20代から40代の層では、将来に向けた預け先の見直しを始める人が増えています。
よくある質問
Q. 利上げは自分の預金金利にすぐ反映されますか?
各銀行の判断により反映の時期や幅は異なります。日銀の政策金利が上がると、預金金利も段階的に引き上げられる傾向があります。
Q. 住宅ローンの変動金利はどうなりますか?
政策金利の引き上げは変動金利の住宅ローンの返済負担増につながる可能性があります。預金の恩恵と借り入れの負担、両面で家計を見直すきっかけにしてください。
まとめ:金利上昇時代は「預け先の選択」が資産を左右する
- 日銀は2026年9月に政策金利を1.25%程度へ引き上げ、普通預金の全国平均金利も0.322%まで上昇した
- 今後も追加利上げを予想する見方があり、金利上昇局面はしばらく続く可能性がある
- 預金者には恩恵がある一方、住宅ローンなど借り手には負担増の影響もある
- 同じ預けるなら金利の高い口座を選ぶことが、利息を増やす最もシンプルな方法です
金利が上がる時代は、預け先を選ばないと利息の差が大きく開きます。まずは手持ちのお金がどこにいくら置かれているかを確認し、金利の高い預け先への見直しから始めてみてください。
貯蓄を始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.8%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。お金のことで迷ったら、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料でチャットまたはオンラインセッションで相談できるHabittoのアドバイザーも、気軽に活用してみてください。無理な勧誘は一切ありません。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用、それを超える預金については0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※「貯蓄マックス!」は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。目標利回り年2.25%(税引前)は日銀政策金利+1.00%に連動するもので、政策金利が変動すれば利回りも変動します。換金にはおよそ2ヶ月かかります。購入はCHEER証券株式会社を通じて行います。
参考・出典
- 日本銀行 総裁記者会見(2026年9月18日)
- 日本銀行「補完当座預金制度基本要領」の一部改正について(2026年9月18日)
- 日本銀行 主要時系列統計データ表「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)」
- 日本銀行 経済・物価情勢の展望(2026年7月)【基本的見解】
- 日本銀行 展望レポート・ハイライト(2026年7月)
- 日本経済新聞「日銀、物価見通しを上方修正 26年度は2.8%に」(2026年4月28日)
- 日本経済新聞「日銀、『中立金利』下限0.1%切り上げ 金融環境は緩和的と評価」(2026年3月27日)
- 第一ライフ資産運用経済研究所「日銀金融政策決定会合(2026年9月)~3カ月で追加利上げ、焦点は今後の利上げペースへ~」(2026年9月18日)
- 日本銀行 金融政策決定会合議事要旨(2026年7月30・31日開催分)
HABITTOを選ぶ3つの理由
貯める・増やす・相談する。
すべて、条件なしで。
好金利の貯蓄口座、キャッシュバックのデビットカード、国家資格FPへの無料相談。 Habittoひとつで、お金に関することがシンプルになります。
0.8%
年利
預け入れだけ
0.8%
キャッシュバック
デビットカード
無料
FP相談
国家資格・押しつけなし
※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用。 100万円超は0.4%(税引後0.318%)。金利は変動する場合があります。