定期積金とは?仕組み・積立方法・定期預金との違いを解説【2026年版】
定期積金とは?仕組み・積立方法・定期預金との違いを解説【2026年版】
「毎月コツコツ貯金したいけれど、普通口座に置いておくだけでは貯まらない」と感じたことはありませんか。
J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、二人以上世帯の金融資産保有額(平均)は1,940万円、単身世帯は919万円と、いずれも調査開始以来最高水準となりました。一方で、貯蓄の方法や商品の選び方に迷っている方は少なくありません。
この記事では、定期積金の仕組みや積立方法、定期預金との違い、税金の取り扱いまでをわかりやすく解説します。
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芳恵(よしえ)外資系保険会社で8年以上の経験を通し、1000名以上のお客様のライフプランや資産運用をサポートしてまいりました。あなたの大切な「今」と「未来」の生活を豊かにするための「お金の新習慣」。その一歩を、一緒に踏み出してみませんか。2級ファイナンシャル・プランニング技能士得意分野: 資産運用・生命保険
定期積金とは?基本の仕組みをおさえよう
定期積金は、あらかじめ積立期間を決めて定期的に掛金を払い込み、満期日にまとまった給付金を受け取る商品です。進学・旅行・結婚・住宅購入といった目標に向けて、計画的にお金を貯める方法として活用されてきました。
掛金の累計額と満期時の給付金額との差額が、預金でいう利息に相当します。この差額を「給付補てん金」と呼びます。金融広報中央委員会(知るぽると)「金融商品なんでも百科」によると、定期積金は信用金庫・信用組合・農業協同組合(JA)などで主に取り扱われており、一般の銀行ではあまり見かけない商品です。
掛金の決め方:目標式と定額式の2種類
定期積金には、掛金の決め方が2種類あります。
目標式は、まず満期日に受け取りたい給付金額を決め、そこから逆算して毎月の掛金を設定する方式です。「卒業旅行に50万円用意したい」といった具体的なゴールがある方に向いています。
定額式は、毎月一定の金額を積み立てる方式です。家計の中で無理なく続けられる金額を先に決めて、コツコツ積み立てるプランです。
掛金は一般に1,000円単位から設定可能で、取扱期間は1年〜5年が中心です。毎月の掛金は口座振替で自動的に引き落とされるため、ATMに足を運ぶ手間もなく、便利に続けられます。
定期積金と定期預金の違い
定期積金と定期預金は、どちらも期間を決めて貯める商品ですが、仕組みが異なります。
| 比較項目 | 定期積金 | 定期預金 |
|---|---|---|
| 預け方 | 毎月定期的に掛金を積み立て | 最初にまとまった金額を預ける |
| 受取時 | 満期日に給付金を受け取る | 満期日に元本+利息を受け取る |
| 利息相当 | 給付補てん金 | 利息 |
| 主な取扱機関 | 信用金庫・JA・信用組合など | 銀行全般 |
| 金利の表示 | 利回りで表示されることが多い | 年利(金利)で表示 |
日本銀行調査統計局「預金・現金・貸出金統計の解説」(2025年8月版)によると、定期積金は統計上も定期預金とは独立した預金種類として区分されています。
給付補てん金にかかる税金
定期積金の給付補てん金は、国税庁「No.2230 源泉分離課税制度」タックスアンサーに基づき、「金融類似商品の収益」として源泉分離課税(20.315%)が適用されます。
銀行の利息と同じく、受け取り時に源泉徴収が完了するため、確定申告は不要です。個人で手続きをする必要がなく、税務面では扱いやすい商品といえます。
預金保険制度の対象になる?
定期積金は、預金保険機構「預金保険制度の概要」によると、預金保険制度の保護対象として明示されています。1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの給付補てん金が保護されます。
信用金庫やJAで契約する場合も、それぞれの機関ごとに1,000万円までの保護が適用されます。複数の機関に分散して利用することも、資金管理の方法の一つです。
定期積金の計算例:目標額から掛金を逆算する
例①:定額式で1年間積み立てる場合
毎月1万円を12ヶ月積み立てると、掛金の累計は12万円です。仮に給付補てん金が1,200円(税引前)とすると、税引後は約956円(20.315%控除後)。受取額は約120,956円になります。
例②:目標式で旅行資金30万円を2年で準備する場合
2年(24ヶ月)で30万円を受け取る目標を設定すると、毎月の積み立て額は給付補てん金の分を差し引いた金額になります。実際に自分が支払う金額の合計は30万円より少なくてすむのがメリットです。実質的な利回りを確認してから契約することが大切です。
定期積金の始め方と注意点
定期積金は、取り扱いのある信用金庫・JA・信用組合の窓口で申し込むのが一般的です。多くの場合、まず普通預金口座を開設し、そこから自動振替で掛金を支払う流れになります。
注意点として、途中解約すると給付補てん金が減額されたり、適用される利回りが変更になったりする場合があります。契約前に問い合わせで条件を確認し、無理のない金額と期間を選ぶことが重要です。また、掛金の変更が可能かどうかも、窓口で事前に問い合わせておくと安心です。
貯蓄の選択肢を広げる:普通預金金利との比較も大切
定期積金は計画的に貯金するための有効な方法ですが、資金の置き場所は一つに絞る必要はありません。普通預金金利が高い銀行ランキング【2026年最新】ネット銀行を徹底比較で紹介しているように、普通預金でも金利に大きな差があります。
たとえば、大手銀行(メガバンク)の普通預金金利は年0.4%です。一方、Habittoの貯蓄口座は条件なしで年0.8%(100万円まで)の金利が適用されます。100万円を1年間預けた場合の税引後利息は6,375円で、メガバンクの普通預金(年0.4%)と比べると2倍の利息になります。
定期積金で目標に向けた積み立てをしながら、日常の貯金はHabittoの貯蓄口座に置くという使い分けも、貯蓄を育てる現実的なプランの一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
まとまった資金の置き場所も考えよう
定期積金で積み立てた資金が満期を迎えたとき、次の置き場所をどうするかも重要です。100万円を超えるまとまった資金をお持ちの場合、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。
目標利回りは年2.25%(税引前)で、日銀政策金利に連動します。ただし投資信託のため元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。換金にはおよそ2ヶ月かかります。預金とは異なる商品であることを確認したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。
お金の置き場所や貯蓄の方法に迷ったときは、お金の悩みはどこに相談?FP無料相談でできることと選び方を解説も参考にしてみてください。
よくある質問
Q. 定期積金は途中で解約できますか?
多くの場合、途中解約は可能ですが、給付補てん金が減額されることがあります。契約前に窓口で条件を確認してください。
Q. 定期積金の掛金は毎月自動で引き落とされますか?
口座振替を設定すれば、毎月自動的に掛金が引き落とされます。振替日は金融機関によって異なるため、事前に問い合わせを。
Q. 定期積金は銀行でも利用できますか?
一般の銀行ではほとんど取り扱いがなく、信用金庫・信用組合・JAが主な取扱機関です。ご利用の際はお近くの機関にご確認ください。
まとめ
定期積金は、毎月一定の掛金を積み立て、満期日にまとまった給付金を受け取る商品です。目標式と定額式の2種類があり、1年〜5年の積立期間を選べます。給付補てん金には源泉分離課税(20.315%)が適用され、確定申告は不要。預金保険制度の対象でもあるため、安心して利用できます。
ただし、定期積金だけがお金を貯める唯一の方法ではありません。夫婦でお金の話し合いをする方法|家計管理がうまくいく5ステップで紹介しているように、家計全体を見渡したうえで、自分に合った貯蓄の方法を組み合わせることが大切です。
まとまった資金の置き場所に迷っているなら、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし投資信託のため元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金にはおよそ2ヶ月かかります。預金とは異なる商品である点を確認したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。
※「貯蓄マックス!」は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。目標利回り年2.25%(税引前)は日銀政策金利+1.00%に連動するもので、政策金利が変動すれば利回りも変動します。換金にはおよそ2ヶ月かかります。購入はCHEER証券株式会社を通じて行います。
※2026年10月1日から、0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用、それを超える預金については0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
参考・出典
- 金融広報中央委員会(知るぽると)「金融商品なんでも百科」(J-FLECアーカイブ、直近では)
- 預金保険機構「預金保険制度の概要」(常時掲載)
- 預金保険機構「(4)保護される預金等の範囲」(常時掲載)
- 国税庁「No.2230 源泉分離課税制度」タックスアンサー(令和7年4月1日現在法令等)
- 国税庁「F1-14 定期積金の給付補填金等の支払調書(同合計表)」(常時掲載)
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)のポイント」(2025年12月18日公表)
- 日本銀行調査統計局「預金・現金・貸出金統計の解説」(2025年8月版)
- 大和総研「資金循環統計からみる家計金融資産の現状」(2026年6月26日、日本銀行資金循環統計2026年第1四半期速報に基づく分析)
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※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用。 100万円超は0.4%(税引後0.318%)。金利は変動する場合があります。