20代の貯金はいくら必要?平均・中央値と知っておきたいお金の目安
20代の貯金はいくら必要?平均・中央値と人生で知っておきたいお金のポイントを解説
社会人になって給与をもらい始めると、ふと気になるのが「同じ20代の人はいくらくらい貯金しているんだろう?」という疑問です。
20代は収入がまだ多くない一方で、これからの人生には結婚、住宅購入、子どもの教育など大きな出費が控えています。「今のうちにいくら貯めておけばいいのか」「投資も始めたほうがいいのか」と考え始める方も多いのではないでしょうか。
この記事では、20代の貯金額の平均と中央値、年収別の貯蓄状況、人生で必要になるお金の目安、そして20代から始められる資産形成のポイントを解説します。
20代の貯金額|平均と中央値はいくら?
まずは、20代がどれくらいの金融資産を保有しているのか、最新の調査データを確認しましょう。
J-FLEC(金融広報中央委員会)の「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」によると、金融資産を保有していない世帯を含む20代の金融資産保有額は以下のとおりです。
| 平均 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 単身世帯 | 161万円 | 15万円 |
| 二人以上世帯 | 382万円 | 84万円 |
平均と中央値には大きな差があります。平均は一部の高額保有者に引き上げられるため、多くの人の実感とはかけ離れた数字になりがちです。自分の状況と比較するなら、データを小さい順に並べたときに真ん中に来る値である「中央値」のほうが参考になります。
単身世帯の中央値が15万円という数字を見ると、20代の多くの人がまだ貯蓄の途上にあることがわかります。「自分だけ貯金できていないのでは」と不安に感じている方も、焦る必要はありません。
20代の貯金ゼロはどれくらいいる?
同じ調査で、20代の金融資産非保有率(いわゆる「貯金ゼロ」の割合)も公表されています。
| 金融資産非保有の割合 | |
|---|---|
| 単身世帯 | 36.6% |
| 二人以上世帯 | 26.1% |
単身世帯では約3人に1人以上が金融資産を保有していない状況です。社会人になって間もない時期は、家賃や生活費の支払いで手一杯になりやすく、貯蓄に回す余裕がないという方が多いのは自然なことです。
一方で、金融資産を保有している20代単身世帯に限ると、平均は約400万円程度にまで上がります。貯蓄をしている人としていない人の差が大きいのが20代の特徴です。
年収別に見る20代の貯金額
20代の貯金額は年収によっても大きく異なります。
| 年収 | 平均 | 中央値 |
|---|---|---|
| 300万円未満 | 100万円前後 | 5〜10万円 |
| 300〜500万円未満 | 200〜300万円 | 50〜100万円 |
| 500万円以上 | 500万円以上 | 200万円以上 |
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとに概算。
年収300万円未満の方は中央値が5〜10万円と、まだ貯蓄を始めたばかりの段階にある方が多いことがわかります。年収が上がるにつれて貯蓄額も増える傾向がありますが、20代前半はまだ給与水準が低い時期です。収入に見合ったペースでコツコツ積み上げていくことが大切です。
20代は手取りのどれくらいを貯蓄に回している?
「毎月いくら貯金すればいいのか」の目安として、手取り収入に対する貯蓄割合を見てみましょう。
同調査によると、20代の年間手取り収入からの貯蓄割合は以下のとおりです。
| 貯蓄割合 | |
|---|---|
| 単身世帯 | 18% |
| 二人以上世帯 | 14% |
一般的に「手取りの10〜20%を貯蓄に回すのが目安」と言われていますが、20代の実績もおおむねこの範囲に入っています。
たとえば、手取り月収20万円の方が15%を貯蓄に回すと、毎月3万円の貯蓄になります。年間にすると36万円です。「月3万円なら何とかなるかも」と感じる方も多いのではないでしょうか。
20代は収入が限られていても、「貯める習慣」をつくることが何より大切です。金額の大小よりも、毎月決まった額を確保する仕組みを早い段階で整えておくと、収入が増えたときに自然と貯蓄ペースが上がります。
人生で必要になるお金の目安
20代は「これからの人生でいくらお金がかかるのか」がまだ見えにくい時期です。将来の大きな出費を知っておくと、貯蓄の目標が立てやすくなります。
結婚にかかる費用
リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、挙式・披露宴にかかる費用の総額は平均約344万円です。ご祝儀の総額が平均約206万円なので、自己負担額は約161万円(2人で折半すると1人約80万円)が目安です。
結納や婚約指輪、新居への引越し費用なども含めると、結婚にまつわる出費は合計で200万円前後の自己資金を見ておくと安心です。
住宅購入にかかる費用
住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」によると、住宅の購入価格は建売住宅で平均約3,603万円、マンションで平均約4,528万円です。
住宅ローンを利用する場合が多いですが、頭金として物件価格の10〜20%(360〜900万円程度)を準備するのが一般的です。加えて、不動産登記費用や仲介手数料などの諸費用も数十万〜百万円単位で発生します。
出産にかかる費用
厚生労働省の調査によると、出産にかかる費用は公的病院で平均約44万円、私的病院で約48万円です。出産育児一時金(50万円)で大部分をカバーできますが、差額ベッド代や入院期間によっては自己負担が発生する場合もあります。
教育にかかる費用
子ども1人あたりの教育費は、幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立の場合で約1,000万円が目安です。すべて私立の場合はさらに費用が増えます。
老後に必要な資金
金融庁の「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」で話題になった「老後2,000万円問題」。公的年金だけでは月の生活費を賄えない場合、1,300〜2,000万円程度の自助努力が必要とされています。
緊急予備資金
ライフイベントの費用とは別に、病気やケガ、急な退職などに備えて生活費の3〜6か月分を手元に確保しておくことも大切です。たとえば月の生活費が17万円の方なら、51〜102万円が目安です。
20代からお金を貯める5つのポイント
1. まず「先取り貯蓄」の仕組みをつくる
給与が振り込まれたら、まず貯蓄分を別の口座に移す「先取り貯蓄」が最も効果的な方法です。銀行の自動振替サービスを利用すれば、毎月決まった日に自動で貯蓄用口座にお金が移動します。残った金額で生活するという流れをつくると、自然とお金が貯まっていきます。
貯蓄用の口座は、普段使いの口座とは分けましょう。金利の高い口座を選べば、置いておくだけで利息がつきます。たとえば100万円を年利0.7%で預けると、1年で約7,000円(税引後約5,578円)の利息になります。Habittoの貯蓄口座は条件なしで年利0.7%(税引後0.557%、100万円まで)がつくため、先取り貯蓄の預け先として活用できます。
2. 固定費を見直して支出を減らす
収入を増やすのが難しい20代は、支出を減らすことで貯蓄に回せる金額を増やせます。特に効果的なのは、毎月自動的に引き落とされる固定費の見直しです。
・通信費:大手キャリアから格安SIMに変更するだけで月3,000〜5,000円の節約になることがあります ・保険料:20代で独身の方は、高額な生命保険が本当に必要かを見直してみましょう ・サブスクリプション:使っていない動画配信や音楽サービスはありませんか?
固定費は一度見直すだけで、毎月の効果が続きます。月5,000円の節約でも、年間にすると60,000円です。
3. 家計の収支を把握する
「何にいくら使っているか」を把握していないと、どこを改善すればいいかわかりません。家計簿アプリやスマートフォンの銀行アプリを利用して、毎月の収支を確認する習慣をつけましょう。
支出の内訳を可視化すると、「意外と外食費が多い」「コンビニでの買い物が積もっている」といった発見があります。自分の使い方のクセを知ることが、効率的な貯蓄の第一歩です。
デビットカードを使うと、口座残高の範囲でしか買い物ができないため、クレジットカードのように使いすぎる心配がありません。Habittoのデビットカードなら利用額の0.8%が翌月に現金でキャッシュバックされるため、支出管理と節約を同時に進められます。
4. 目標金額を決める
漠然と「貯金しなきゃ」と思うより、具体的な目標金額を設定したほうが行動に移しやすくなります。
20代でまず目指したい目標の一つが「生活費6か月分の緊急予備資金」です。月の生活費が17万円なら、約100万円が目標になります。20代の単身世帯の金融資産保有者の中央値(金融資産保有世帯のみ)は約100万円程度ですので、まずはここを目指しましょう。
緊急予備資金が確保できたら、次はライフイベント(結婚、住宅購入など)や将来の資産形成に向けた目標を設定します。
5. 少額からでも投資を始めてみる
20代の最大の資産は「時間」です。投資で得た利益を再投資することで利益が利益を生む「複利効果」は、運用期間が長いほど大きくなります。
たとえば、22歳から毎月1万円を年利5%で運用した場合、60歳時点では約1,520万円(積立総額456万円、運用益約1,064万円)になります。同じ条件で32歳から始めると約832万円です。10年早く始めるだけで、約700万円の差が生まれます。
※金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに計算。運用利回りを保証するものではありません。
まずは新NISAのつみたて投資枠を利用して、月3,000〜5,000円程度から始めてみるのがおすすめです。証券会社によっては100円から積立できるところもあります。投資は怖いものではなく、長期・分散・積立の3つの原則を守ればリスクを抑えながら資産形成を進められます。
20代の貯金・資産形成でよくある質問
Q. 20代で貯金がほとんどない場合、何から始めればいいですか?
まず「月にいくら貯められるか」を計算しましょう。手取りの10〜15%が目安ですが、最初は月5,000円〜1万円でも構いません。先取り貯蓄の仕組みをつくって自動化することが最優先です。金額は収入が増えたタイミングで少しずつ上げていけば大丈夫です。
Q. 20代で投資を始めるのは早すぎますか?
早すぎることはありません。むしろ、20代で始めると老後まで30〜40年の運用期間を確保でき、複利効果を最大限に活かせます。ただし、生活防衛資金(生活費3〜6か月分)を預貯金で確保してから始めるのが安全です。いきなり大きな金額を投資する必要はなく、少額の積立からスタートしましょう。
Q. 自分に合った貯金額や資産形成の方法がわからない場合はどうすればいいですか?
年収や生活費、将来のライフプランは人それぞれです。「自分にとっての最適解」を見つけたい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。Habittoでは国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。貯金の始め方から将来の資金計画まで、一緒に考えてもらえます。無理な勧誘は一切ありません。
20代は、お金の習慣をつくる人生のスタートラインです。今は金額が少なくても、「貯める仕組み」と「増やす仕組み」を早い段階で整えておくと、将来の選択肢が大きく広がります。
まず貯蓄を始めたいという方は、条件なしで年利0.7%がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※投資にはリスクが伴います。詳細は各商品の説明書をご確認ください。
※0.7%(税引後0.557%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。金利は変動する場合があります。
※他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。2026年3月1日時点、Habitto調べ。
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