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20代から始める資産運用|初心者向けに方法と考え方を解説

20代から始める資産運用|初心者向けに方法と考え方を解説

20代で資産運用を始めるべきかどうか、迷っている方は多いのではないでしょうか。「まだ早い」「お金に余裕がない」と感じる気持ちはよくわかります。でも実は、20代こそ資産運用を始める絶好のタイミングなんです。

この記事では、20代の方に向けて、資産運用の基本的な考え方や具体的な方法をわかりやすく解説します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

髙山 千愛美たかやま ちあみ2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待


20代の貯蓄・資産状況のリアル

まずは、同年代の貯蓄状況を見てみましょう。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」によると、20代単身世帯の金融資産保有額は平均121万円、中央値は9万円となっています。平均と中央値に大きな差があるのは、一部の高額貯蓄者が平均を押し上げているから。中央値の9万円という数字が、より多くの20代のリアルな状況を表しています。

また、同調査では20代の約42%が「金融資産を保有していない」と回答しています。つまり、20代の4割以上が貯蓄ゼロという状況です。

「周りと比べて自分は貯蓄できていない」と焦る必要はありません。大切なのは、今から少しずつ始めることです。


なぜ20代から資産運用を始めるべきなのか

1. 時間を味方にできる

20代の最大の強みは「時間」です。資産運用では、運用期間が長いほど複利効果が大きくなります。

たとえば、毎月1万円を年利3%で積み立てた場合のシミュレーションを見てみましょう。

  • 25歳から40年間続けた場合:約926万円(元本480万円+運用益446万円)

  • 35歳から30年間続けた場合:約583万円(元本360万円+運用益223万円)

  • 45歳から20年間続けた場合:約328万円(元本240万円+運用益88万円)

同じ月1万円でも、10年早く始めるだけで最終的な資産に300万円以上の差がつきます。この差を生み出しているのが、運用で得た利益がさらに利益を生む「複利効果」です。

2. 毎月の負担を軽くできる

将来必要な資金を準備する場合、早く始めるほど毎月の積立額を抑えられます。

たとえば、65歳までに2,000万円を年利3%で準備したい場合を考えてみましょう。

  • 25歳から始めた場合:月約2万円

  • 35歳から始めた場合:月約3.4万円

  • 45歳から始めた場合:月約6.1万円

同じゴールでも、スタートが遅れるほど毎月の負担が重くなります。

3. リスクを取りやすい

20代は万が一投資で損失が出ても、取り戻す時間が十分にあります。長期間運用することで、短期的な価格変動の影響を抑えられるというメリットもあります。


資産運用を始める前にやるべきこと

いきなり投資を始める前に、いくつか準備しておきたいことがあります。

生活防衛資金を確保する

まずは、生活費の3〜6ヶ月分を預貯金として確保しましょう。病気やケガ、急な退職など、予期せぬ出費に備えるためです。

たとえば毎月の生活費が15万円なら、45万〜90万円程度の貯蓄があると安心です。この資金はすぐに引き出せる普通預金に置いておくのがおすすめです。

せっかく預金するなら、少しでも金利の高い口座を選びたいところ。メガバンクの普通預金金利は0.3%程度(2026年2月時点)ですが、ネット銀行の中には0.3%〜0.6%の金利がつくところもあります。

※たとえばHabittoの貯蓄口座は、100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)、100万円を超える部分は0.3%(税引後0.239%)が条件なしで適用されます。金利は変動する場合があります。

収支を把握する

毎月いくら入ってきて、いくら出ていくのか。収支を把握することで、投資に回せる金額が見えてきます。

SMBCコンシューマーファイナンスの「20代の金銭感覚についての意識調査2025」によると、20代が毎月自由に使えるお金の平均は34,605円。この中から投資に回せる金額を考えてみましょう。


20代におすすめの資産運用方法

では、具体的にどんな方法で資産運用を始めればいいのでしょうか。20代の方におすすめの方法を紹介します。

先取り貯蓄を習慣にする

資産形成の基本は「先取り貯蓄」です。給料が入ったら、使う前にまず一定額を貯蓄や投資に回します。

「余ったら貯金しよう」と思っていると、なかなかお金は貯まりません。先に取り分けて、残ったお金で生活するのがコツです。

目安は手取り収入の15〜20%。金融広報中央委員会の調査でも、20代単身世帯の年間手取りに対する平均貯蓄割合は18%となっています。

月収20万円なら、毎月3〜4万円を先取りする計算です。最初は難しければ、月5,000円や1万円からでも構いません。

NISAを活用した積立投資

20代の資産運用で特におすすめなのが、NISAを活用した積立投資です。

NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託の利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば税金がかかりません。

2024年から始まった新NISAでは、年間投資枠が最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)、生涯非課税保有限度額は1,800万円となっています。非課税保有期間は無期限なので、長期投資に最適です。

20代の場合、まずは「つみたて投資枠」で月1万円から始めるのがおすすめ。慣れてきたら金額を増やしていけばOKです。

投資信託で分散投資

投資信託は、複数の株式や債券に分散投資できる金融商品です。運用はプロに任せられるので、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。

特に人気なのが、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」といった低コストのインデックスファンド。世界中の株式に分散投資できるため、リスクを抑えながら長期的な資産成長を目指せます。

日本証券業協会の調査(2024年3月末)によると、20代はつみたて投資枠で平均月約16,000円を積み立てているようです。


20代が資産運用で失敗しないためのポイント

資産運用を成功させるために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

無理のない金額で始める

生活を切り詰めてまで投資するのは長続きしません。まずは月1,000円や5,000円など、負担にならない金額からスタートしましょう。

収入が増えたり、生活に慣れてきたりしたら、少しずつ金額を増やしていけばOKです。

長期目線で考える

投資は短期間で結果を求めるものではありません。10年、20年という長期目線で、コツコツ続けることが大切です。

市場は日々変動するものなので、一時的に値下がりすることもあります。でも、長期投資では値下がり時に安く買えるチャンスとも言えます。短期的な値動きに一喜一憂せず、淡々と積み立てを続けましょう。

分散投資を心がける

一つの銘柄や資産に集中投資するのはリスクが高まります。複数の国、複数の資産に分散投資することで、リスクを軽減できます。

インデックスファンドは、それ自体が多数の銘柄に分散投資しているので、初心者の分散投資に向いています。


迷ったらプロに相談するのも選択肢

資産運用の方法は人それぞれ。年収、ライフプラン、リスク許容度によって最適な方法は変わります。

「何から始めればいいかわからない」「自分に合った運用方法を知りたい」という方は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみるのも一つの方法です。

Habittoでは、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談できます。投資や貯蓄の始め方から、ライフプラン全般まで、何度でも相談可能です。無理な勧誘は一切ないので、気軽に利用できます。


20代の資産運用は「始める」ことが大事

20代の資産運用で最も大切なのは、とにかく「始める」ことです。完璧な計画を立ててから始めようとすると、いつまでも始められません。

月1,000円でも、月5,000円でも構いません。まずは一歩を踏み出すことで、お金を育てる習慣が身につきます。

貯蓄を始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。

※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。