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50代の貯金額はいくら?平均・中央値と老後資金の貯め方を解説

50代の貯金額、みんないくら?平均値・中央値から見る老後資金の準備方法

50代になると、「みんなどのくらい貯金しているんだろう?」「老後資金は足りるのかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

実は、50代は貯蓄額の個人差がとても大きい年代です。平均値を見ると1,000万円を超えていますが、中央値で見ると数百万円程度。貯蓄がまったくないという方も約3割いらっしゃいます。

この記事では、50代の貯蓄額の実態を最新データで確認しながら、老後に向けた資金準備の進め方について解説します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

髙山 千愛美たかやま ちあみ2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待


50代の貯金額の平均値と中央値

まず、50代のみなさんがどのくらい貯蓄しているのか、金融広報中央委員会(J-FLEC)が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」のデータを見てみましょう。

二人以上世帯の場合

項目金額
平均値1,168万円
中央値250万円
金融資産非保有の割合27.4%

単身世帯の場合

項目金額
平均値1,087万円
中央値30万円
金融資産非保有の割合40.2%

平均値と中央値にかなりの開きがあることがわかります。これは、一部の高額な貯蓄を持つ方が平均値を引き上げているためです。自分の貯蓄額が「普通かどうか」を知りたい場合は、中央値を参考にするとよいでしょう。


なぜ平均値と中央値はこんなに違うの?

「平均値」と「中央値」の違いを簡単に説明します。

たとえば、5人の貯蓄額が「100万円、200万円、300万円、400万円、3,000万円」だったとします。平均値は5人の合計を5で割った800万円になりますが、中央値は真ん中の300万円です。

1人だけ3,000万円を持っている方がいると、平均値は大きく引き上げられます。50代の貯蓄額のデータでも同じことが起きているため、「平均1,000万円以上」という数字を見て焦る必要はありません。


年収別に見る50代の貯蓄額

貯蓄額は年収によっても大きく異なります。二人以上世帯の年収別データを見てみましょう。

年収平均値中央値
300万円未満613万円0円
300〜500万円未満848万円200万円
500〜750万円未満1,045万円420万円
750〜1,000万円未満1,456万円700万円
1,000〜1,200万円未満1,893万円1,100万円
1,200万円以上2,654万円1,500万円

年収が上がるほど貯蓄額も増える傾向にありますが、年収300万円未満の世帯では中央値が0円という結果になっています。収入が少ない中で貯蓄を続けることの難しさがうかがえます。


50代で貯蓄がない人の割合

「貯金がまったくない」という50代の方も一定数いらっしゃいます。

金融資産を保有していない世帯の割合(50代)

  • 二人以上世帯:27.4%

  • 単身世帯:40.2%

単身世帯の約4割、二人以上世帯でも約3割の方が金融資産を保有していない状況です。

住宅ローンの返済や子どもの教育費、日々の生活費でなかなか貯蓄に回せないという方も多いでしょう。50代は収入がピークを迎える一方で、支出も大きくなる時期です。


老後資金はいくら必要?

「老後2,000万円問題」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。これは2019年に金融庁の報告書で示された試算で、高齢夫婦無職世帯では毎月約5.5万円の赤字が発生し、30年間で約2,000万円が不足するという内容でした。

ただし、この数字はあくまで一つの目安です。実際に必要な金額は、ライフスタイルや収入、持ち家かどうかなどによって大きく変わります。

ゆとりある老後に必要な生活費

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(2022年)」によると、夫婦2人の老後の生活費は以下のとおりです。

  • 最低限の日常生活費:月額23.2万円

  • ゆとりある生活費:月額37.9万円

ゆとりある老後を送るためには、最低限の生活費に加えて年間約176万円の上乗せが必要になります。旅行やレジャー、趣味などを楽しむためのお金ですね。

老後資金の目安

全国銀行協会では、老後資金の目安として「2,500万円程度」を一つの基準として示しています。これは予備費も含めた金額で、介護費用や医療費など想定外の支出にも備えられる水準です。

ただし、50代の貯蓄額の中央値は250万円〜30万円程度ですから、これから準備を進めていく必要がある方が多いことがわかります。


50代から始める老後資金の貯め方

「今から貯め始めても間に合うの?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。50代からでも老後資金を準備することは十分可能です。

1. まずは収支の現状把握から

家計の収入と支出を正確に把握することが第一歩です。毎月いくら入ってきて、いくら出ていっているのか。これがわからないと、いくら貯蓄に回せるかも見えてきません。

家計簿アプリを使ったり、銀行口座の明細を確認したりして、お金の流れを「見える化」してみてください。

たとえばHabittoのデビットカードを使うと、利用履歴がアプリですぐに確認できるので、支出の把握に役立ちます。口座残高が利用限度額になるため、使いすぎの心配もありません。

2. 固定費を見直す

毎月必ずかかる固定費を見直すと、貯蓄に回せるお金が増えます。

  • スマホの料金プラン

  • 保険料

  • サブスクリプションサービス

  • 住宅ローンの借り換え

特にスマホ代と保険料は、見直すことで月に数千円〜数万円の節約につながることもあります。

3. 先取り貯蓄を習慣にする

給料が入ったら、まず一定額を貯蓄用口座に移す「先取り貯蓄」を習慣にしましょう。「余ったら貯金する」ではなく「先に貯金して、残りで生活する」という発想の転換です。

自動振替を設定しておけば、意識しなくても毎月貯蓄ができます。

金利が高い口座を選ぶと、預けているだけで少しずつお金が増えていきます。たとえば年利0.6%の口座に100万円を預けると、1年間で約6,000円 の利息がつきます。メガバンクの普通預金金利(2026年2月から0.3%に引き上げ)と比べると、同じ100万円でも条件なしで得られる利息に差がつきます。

※Habittoでは100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)、100万円を超える部分は年利0.3%(税引後0.239%)

4. 年金受給額を確認する

老後の収入の柱となる年金が、いくら受け取れるのかを確認しておきましょう。毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」や、オンラインで確認できる「ねんきんネット」で受給見込み額がわかります。

特に50歳以降のねんきん定期便には、現在の加入条件が60歳まで継続した場合の受給見込み額が記載されているので、参考になります。

5. 投資を検討する

預貯金だけでは、インフレ(物価上昇)に負けてしまう可能性があります。50代からでも、新NISAやiDeCoを活用した投資を検討してみてもよいでしょう。

ただし、投資にはリスクが伴います。「何から始めればいいかわからない」という方は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。


50代の貯蓄を増やすためのポイント

子どもの独立を貯め時に

50代は、子どもが就職して経済的に独立するタイミングを迎える家庭も多い時期です。教育費の支出がなくなったら、その分を貯蓄に回すチャンスです。

住宅ローンの完済を目指す

住宅ローンが残っている場合は、定年退職前の完済を目指しましょう。繰上返済を活用すると、支払利息を節約しながら返済期間を短縮できます。

収入のピークを活かす

50代前半は年収がピークを迎える時期でもあります。手取り収入の10〜15%を貯蓄に回すことを目標にしてみてください。


50代の毎月の貯蓄割合は?

実際に50代の方がどのくらいの割合で貯蓄しているのか、データを見てみましょう。

50代の手取り収入から貯蓄に回す割合(金融資産保有世帯)

  • 貯蓄しなかった:約30%

  • 5〜10%:約15%

  • 10〜15%:約14%

  • 15〜20%:約8%

  • 20%以上:約13%

約3割の方が「貯蓄しなかった」と回答している一方で、10%以上を貯蓄に回している方も4割近くいらっしゃいます。同じ50代でも貯蓄行動には大きな個人差があることがわかります。


不安なときはプロに相談してみる

老後資金の準備は、一人で考えていると不安になりがちです。「自分の場合はいくら必要なのか」「どうやって貯めればいいのか」といった疑問は、お金の専門家に相談することで解決することもあります。

Habittoでは、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談できます。「ちょこっと10分相談」もあるので、ちょっとした疑問から気軽に聞いてみることができます。無理な勧誘は一切ありませんので、安心してご利用ください。


50代は老後に向けた資金準備のラストスパートをかける時期です。現在の貯蓄額が平均や中央値より少なくても、焦る必要はありません。今の家計を把握して、できることから少しずつ始めていけば、着実に老後資金を積み上げていくことができます。

まずは自分の収支を把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。Habittoの貯蓄口座なら、条件なしで年利0.6%の金利がつくので、預けながらコツコツお金を育てることができます。口座開設は最短8分、スマホだけで完結します。

※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。