【2026年版】生命保険の掛け捨て型と貯蓄型、メリット・デメリットを目的別に解説
生命保険の掛け捨て型と貯蓄型、メリット・デメリットを目的別に解説
掛け捨て型と貯蓄型の保険は、どちらが優れているというものではなく、それぞれに役割があります。大切なのは、自分が保険に何を求めているかを明確にしたうえで、目的に合った商品を選ぶことです。
2026年現在、物価の上昇や金利環境の変化が続くなかで、保険と貯蓄のバランスを見直す機会が増えています。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
掛け捨て型保険のメリット
保険料が安く、大きな保障を確保しやすい
掛け捨て型の最大のメリットは、少ない保険料で大きな保障を得られる点です。子育て中や住宅ローン返済中など、万が一の場合に家族が困らないよう手厚い保障が必要な時期に、家計への負担を抑えながら備えることができます。
ライフステージに合わせて見直しやすい
保険期間が決まっているため、満了後に自分の状況に合わせて内容を見直しやすいのも掛け捨て型のメリットです。子どもが独立した後は保障額を下げるなど、柔軟な対応が可能です。
掛け捨て型保険のデメリット
保険料が「消える」感覚がある
保険期間中に何もなかった場合、支払った保険料は戻りません。「掛け捨て」という言葉のとおり、貯蓄性がない点をデメリットと感じる方も多くいます。
更新時に保険料が上がる可能性がある
定期保険を更新する際は、契約時より年齢が上がっているため、保険料が高くなる場合があります。健康状態によっては更新できないケースもある点に注意が必要です。
貯蓄型保険のメリット
保障と貯蓄を同時に備えられる
貯蓄型保険の大きなメリットは、万が一の保障を持ちながら、将来の資金準備もできる点です。満期保険金や解約返戻金として受け取れるため、教育費や老後の年金代わりとして活用する方法もあります。
強制的に積み立てる仕組みがある
毎月の保険料支払いが積み立てにつながるため、自己管理が苦手な方でもコツコツと資産を積み上げやすいです。銀行の普通預金に置いておくだけでは使ってしまいがちな方にとっては、貯蓄の手段として有効な場合があります。
契約時の健康状態が保険料に固定される
終身保険など貯蓄型の商品は、契約時の年齢と健康状態をもとに保険料が決まり、その後は変わりません。若くて健康なうちに加入しておくと、長期的に見て有利になる可能性があります。
貯蓄型保険のデメリット
保険料の負担が大きい
同じ保障額を確保しようとすると、掛け捨て型と比べて保険料が高くなります。家計に余裕がない時期には、負担になりやすい点がデメリットです。
途中解約すると元本割れの可能性がある
貯蓄型保険は、加入から短期間で解約した場合、解約返戻金が支払った保険料の合計を下回ることがあります。長期間継続することを前提とした商品が多いため、途中でやめると損になる可能性がある点に注意が必要です。
インフレに弱い側面がある
将来受け取る金額があらかじめ決まっている商品が多く、物価上昇(インフレ)が続く局面では、受取額の実質的な価値が目減りする可能性があります。2026年現在、日本でもインフレが続いていることを踏まえると、この点は検討の際に考えておきたい要素です。
インフレ時代の新しい選択肢:変額保険とは?
貯蓄型保険の「インフレに弱い」という弱点を克服する仕組みとして、2026年現在、変額保険を選ぶ人が増えています。 変額保険は、支払った保険料の一部を株式や債券などの投資信託で運用する商品です。運用実績によって将来受け取れる満期金や解約返戻金が増減するため、世界の経済成長に合わせてインフレに負けない資産形成を目指せます。
しかも、投資信託(NISAなど)とは違い、保険本来の役割である「死亡保障・高度障害保障」の最低保証があるため、資産形成の途中で万が一のアクシデントがあっても、家族にまとまったお金を確実に残せる高い安心感を両立できます。
具体的な数字で比較してみよう
実際の保険料や受取額を具体的な数字で見てみましょう。
計算例①:定期保険(掛け捨て型)
- 契約者:30歳男性
- 保険金額:3,000万円
- 保険期間:20年
- 月払い保険料:約3,000円(目安)
20年間の支払い総額:3,000円 × 12ヶ月 × 20年 = 72万円
保険期間中に何もなければ、この72万円は戻りません。ただし、万が一の場合には3,000万円の保障を受け取ることができます。月々の保険料負担が小さいため、残りの資金を別の方法で運用・貯蓄に回すことが可能です。
計算例②:終身保険(貯蓄型)
- 契約者:30歳男性
- 保険金額:500万円
- 払込期間:60歳まで(30年間)
- 月払い保険料:約15,000円(目安)
30年間の支払い総額:15,000円 × 12ヶ月 × 30年 = 540万円
60歳時点での解約返戻金は、商品によって異なりますが、支払い総額を上回るケースもあります。保障額は定期保険より小さいですが、将来の資産として活用できる点が違いです。
この2つの例を比べると、保障の大きさと貯蓄性のバランスが、掛け捨て型と貯蓄型で大きく異なることがわかります。
目的別に選び方を考える
掛け捨て型と貯蓄型、どちらが自分に合うかは、保険に加入する目的と家計の状況によって変わります。
掛け捨て型が向いているタイプ
- 子育て中で、万が一の場合に家族への保障を手厚くしたい方
- 保険料の負担を抑えながら必要な保障を確保したい方
- 保険とは別に、自分で資産形成を進めたいと考えている方
- 定期的に保険内容を見直したい方
貯蓄型が向いているタイプ
- 保障と貯蓄を一つの商品でまとめたい方
- 教育費や老後の年金準備を目的として、長期的に積み立てたい方
- 自己管理での貯蓄が難しく、強制的な仕組みを活用したい方
- 健康なうちに長期の保障と積み立てを確定させたい方
変額型(変額保険)が向いているタイプ
- 保障をしっかり確保しながら、インフレ(物価上昇)にも負けない効率的な資産形成をしたい方
- NISAなどの投資信託に興味はあるが、万が一のときの「家族への保障(盾)」も一緒に準備したい方
- 長期(10年以上)での積立を前提に、時間を味方につけて払った額以上のリターンを目指したい方
保険選びで迷ったときの相談先
掛け捨て型と貯蓄型、もしくは変額保険のどのタイプが自分に合うかは、年齢・家族構成・収入・将来の目的など、個人の状況によって大きく異なります。商品の内容が複雑で、一人で判断するのが難しいと感じる方も多いでしょう。
そんなときは、ファイナンシャルプランナーへの相談が有効です。Habittoのアドバイザーは、国家資格を持つファイナンシャルプランナーがチャットやオンラインセッションで対応しており、保険の選び方や貯蓄の方法についても気軽に相談できます。保険と貯蓄を合わせて整理したい方は、ぜひ活用してみてください。
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※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※保険商品の保険料や解約返戻金の数値は目安であり、実際の金額は商品・保険会社によって異なります。加入前に各保険会社の契約内容をご確認ください。
参考・出典
- 金融庁「保険商品の基礎知識」
- 生命保険文化センター「保険の種類と仕組み」
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