貯蓄額の目安は年代別でいくら?平均と割合からお金を増やす方法を解説
貯蓄額の目安は年代別でいくら?平均・割合から見るお金を増やす方法
「みんなはどのくらい貯蓄しているんだろう?」「毎月いくら貯めればいいの?」と気になったことはありませんか。
自分の貯蓄額が多いのか少ないのか、目安がわからないと不安になりますよね。
この記事では、金融経済教育推進機構の「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとに、年代別の平均貯蓄額や収入に対する貯蓄割合の目安を解説します。貯蓄を増やすための具体的な方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
年代別の平均貯蓄額|20代から60代まで
まずは年代ごとの貯蓄額を確認していきましょう。自分と同じ年代の人がどれくらい貯蓄しているかを知ることで、目標設定の参考になります。
20代の貯蓄額
20代の貯蓄額は、単身世帯で平均121万円、2人以上世帯で平均249万円です。
社会人になって間もない世代のため、まだ収入が少なく、貯蓄額も他の年代と比べて低めです。20代の単身世帯では金融資産を持っていない人の割合が約37%にのぼるというデータもあります。
ただし、20代はこれから収入が伸びていく時期でもあります。「まだ貯められていない」と焦る必要はありませんが、貯蓄の習慣をつける良い時期といえるでしょう。
30代の貯蓄額
30代の貯蓄額は、単身世帯で平均594万円、2人以上世帯で平均601万円です。
20代と比べて大幅に増加しています。結婚や住宅購入、子育てといったライフイベントを意識し始める世代であり、将来に向けて貯蓄を進めている人が多いことがわかります。
40代の貯蓄額
40代の貯蓄額は、単身世帯で平均836万円、2人以上世帯で平均889万円です。
収入は増える一方で、教育費や住宅ローンなどの支出も大きくなる時期です。貯蓄をしている人と全く貯蓄できていない人の差が開きやすい年代ともいわれています。
50代の貯蓄額
50代の貯蓄額は、単身世帯で平均1,391万円、2人以上世帯で平均1,147万円です。
収入がピークに達し、子どもの教育費が一段落する家庭も増えてきます。老後に向けた資産形成を本格的に進める人が多く、貯蓄額も大きく増加しています。
60代の貯蓄額
60代の貯蓄額は、単身世帯で平均2,240万円、2人以上世帯で平均2,588万円です。
退職金を受け取る世代でもあり、貯蓄額は全年代で最も高くなります。一方で、この時期までに十分な貯蓄ができていない世帯も一定数存在します。
平均値と中央値の違い|実態に近いのは中央値
貯蓄額のデータを見るときに注意したいのが、「平均値」と「中央値」の違いです。
平均値は、全員の貯蓄額を合計して人数で割った数値です。一部の資産家(貯蓄額が非常に多い人)がいると、平均値は大きく引き上げられてしまいます。
たとえば、10人のうち9人が100万円の貯蓄で、1人だけ1,000万円の貯蓄がある場合、平均は190万円になります。でも実際には、ほとんどの人が100万円しか持っていませんよね。
中央値は、貯蓄額を少ない順に並べたときに、ちょうど真ん中に来る人の金額です。実態に近い数字として参考にされることが多いです。
たとえば、金融資産を持っていない世帯を含めた2人以上世帯全体の平均値は1,307万円ですが、中央値は330万円となります。平均値の約4分の1です。
「平均貯蓄額1,000万円以上」と聞いて焦る必要はありません。中央値を参考にしながら、自分のペースで貯蓄を進めていきましょう。
毎月の貯蓄額の目安|収入の何%を貯蓄すべき?
「毎月いくら貯めればいいの?」という疑問に対して、一つの目安があります。
一般的に、手取り収入の10〜20%を貯蓄に回すことが推奨されています。
金融経済教育推進機構の調査によると、金融資産を保有している世帯の年間手取り収入からの貯蓄割合は、以下のようになっています。
| 年代 | 単身世帯 | 2人以上世帯 |
|---|---|---|
| 20代 | 18% | 14% |
| 30代 | 17% | 14% |
| 40代 | 14% | 12% |
| 50代 | 14% | 12% |
たとえば、毎月の手取りが25万円の場合、10%なら2.5万円、15%なら3.75万円、20%なら5万円を貯蓄に回す計算になります。
ただし、この割合はあくまで目安です。ライフステージによって支出の状況は大きく変わります。結婚や出産、住宅購入など支出が重なる時期は、貯蓄割合が下がっても仕方ありません。長い目で見て、ムリのない範囲でコツコツ続けることが大切です。
将来の目標別|いくら貯蓄が必要?
貯蓄をするうえで「何のために貯めるか」を明確にしておくと、具体的な金額が見えてきます。
生活防衛資金
病気やケガ、失業など、突然の収入減に備えるお金です。一般的に、生活費の3〜6カ月分を手元に置いておくと安心といわれています。
月の生活費が20万円の場合、60万〜120万円が目安になります。
結婚資金
結納から新婚旅行までを含めた結婚費用の総額は、平均で約454万円というデータがあります(ゼクシィ結婚トレンド調査2024)。すべてを貯蓄で賄う必要はありませんが、ある程度の準備があると安心です。
教育資金
子ども1人あたりの教育費は、幼稚園から大学までの進路によって大きく異なります。すべて公立の場合は約1,000万円、すべて私立の場合は約2,500万円ともいわれています。
住宅購入資金
住宅購入時の頭金は、物件価格の1〜2割程度が目安とされています。3,000万円の物件なら、300万〜600万円を準備しておきたいところです。
老後資金
老後の生活費として、公的年金だけでは毎月約5万円程度が不足するという試算があります。20年で約1,200万円、30年で約1,800万円の準備が必要になる計算です。
貯蓄の優先順位の決め方
「いろいろな目標があるけど、何から始めればいいの?」という方のために、優先順位の考え方をお伝えします。
1. まずは生活防衛資金
最優先は、生活費3〜6カ月分の確保です。このお金があれば、突然の失業や病気にも慌てずに対応できます。
2. 確実に来るイベントの資金
結婚、出産、子どもの進学など、時期と金額がある程度予測できるものを準備します。
3. 老後資金
時間を味方につけられるため、早く始めるほど有利です。毎月少額でも、長く続ければ大きな金額になります。
たとえば、100万円を年利0.6%の口座に預けると、1年間で約6,000円(税引後約4,780円)の利息がつきます。メガバンクの普通預金金利(0.3%)と比べると、同じ元本でも利息に差が出ます。
※Habittoの貯蓄口座では、100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)が条件なしで適用されます。100万円を超える部分は0.3%(税引後0.239%)となります。金利は変動する場合があります。
お金を貯める・増やす具体的な方法
貯蓄を続けるために、いくつかの実践的な方法をご紹介します。
先取り貯蓄を始める
給料が入ったら、まず貯蓄分を別の口座に移してしまう方法です。「収入-貯蓄=使えるお金」という考え方で、残ったお金で生活します。
銀行の自動積立定期預金を利用すれば、毎月自動的に貯蓄できるので、意志の力に頼る必要がありません。
家計簿で支出を把握する
お金が貯まらない原因の多くは、「何にいくら使っているかわからない」ことにあります。
家計簿をつけて支出を見える化すると、無駄な出費に気づきやすくなります。スマホアプリを使えば、毎日数分の作業で記録できます。
固定費を見直す
家賃、保険料、通信費などの固定費は、一度見直すと効果が長く続きます。
たとえば、スマホを格安プランに変更するだけで、毎月数千円の節約になることもあります。
キャッシュバックやポイントを活用する
日々の買い物でキャッシュバックやポイントがつくカードを使うと、支出を抑えながらおトクに買い物ができます。
デビットカードなら、口座残高の範囲でしか使えないため、クレジットカードのような使いすぎの心配もありません。たとえばHabittoのデビットカードは、利用額の0.8%が翌月21日に現金でキャッシュバックされます。
投資で資産を育てる
預貯金だけでは、インフレ(物価上昇)に追いつかない可能性があります。長期的な資産形成には、NISAやiDeCoを活用した投資も選択肢の一つです。
NISAは投資で得た利益が非課税になる制度で、2024年から制度が拡充され、より使いやすくなりました。
投資に興味があるけど何から始めていいかわからない場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。Habittoでは国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。
貯蓄が苦手な人でも続けられるコツ
「わかっているけど続かない」という方のために、続けやすくなるコツをお伝えします。
目標を具体的にする
「将来のために貯める」より「3年後に海外旅行に行くために50万円貯める」のほうが、モチベーションが続きます。
小さな金額から始める
いきなり収入の20%を貯蓄するのはハードルが高いかもしれません。まずは5%、慣れてきたら10%と、少しずつ増やしていく方法もあります。
自動化する
先取り貯蓄を自動振替にすれば、毎月意識しなくても貯まっていきます。「自分の意志」ではなく「仕組み」に頼ることがポイントです。
進捗を確認する
月に1回でも貯蓄額をチェックすると、「こんなに貯まった」という実感が得られます。その達成感が、さらに続けるモチベーションになります。
お金のことで迷ったら、一人で抱え込まず専門家に相談してみるのも一つの方法です。Habittoでは国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に試してみてください。