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20代で貯金ゼロは普通?データで見る実態と今日から始める貯め方【2026年版】

20代で貯金ゼロは普通?データでわかる実態と今日から始める資産形成の第一歩

「周りは貯金してるっぽいけど、自分は全然できてない…」「給料日前はいつもギリギリ」と感じていませんか。

お金の話は友達にも聞きづらいもの。でも、実は20代で貯金ゼロの人は思っているより多くいます。この記事では、最新データをもとに20代の貯金事情を解説し、貯金ゼロから抜け出すための具体的な方法を紹介します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

一條 知亮いちじょう ともすけ保険業界で資産活用のサポートに携わり、15年目になります。お客様それぞれに未来予想図があり、お金の活かし方も人それぞれです。夢の実現のために、ご自身にとって最適な資産活用方法を一緒に楽しく考えてみませんか?相続診断士得意分野: 資産運用・保険・ライフプラン作成
投資スタイル: 生命保険での資産形成・外国株式の長期分散投資


20代の貯金ゼロ、実はどれくらいいる?

金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2024年に発表した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代単身世帯で金融資産を持っていない人の割合は約37%にのぼります。

つまり、20代の3人に1人以上が「貯金ゼロ」の状態です。二人以上の世帯でも、世帯主が20代の場合は約23%が金融資産を持っていません。

ちなみにこの調査でいう「金融資産」とは、日常の出し入れとは別に、将来のために蓄えているお金のこと。普通預金で生活費用にキープしている分は含まれていません。

中央値で見る20代の実態

金融資産保有額の平均値と中央値には大きな開きがあります。

世帯タイプ平均値中央値
単身世帯161万円15万円
二人以上世帯382万円84万円

※J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」より

平均値は一部の高額保有者に引っ張られるため、実態を知るには中央値を見るのがポイントです。20代単身世帯の中央値は15万円。これが20代のリアルな貯金事情といえます。


貯金ゼロになりやすい2つのパターン

調査データを見ると、貯金ゼロになりやすい傾向には2つのパターンがあります。

年収300万円未満で生活費に消えてしまうケース

20代単身世帯で年収300万円未満の場合、約46%が貯金ゼロという結果が出ています。20代の約6割がこの年収帯に該当するため、多くの人が「貯金に回す余裕がない」状況です。

社会人になりたての頃は、家賃・光熱費・通信費・食費といった固定の支出で給料のほとんどが消えてしまうのは珍しくありません。

収入が上がっても使い切ってしまうケース

興味深いことに、年収が上がっても貯金ゼロの人は一定数存在します。年収500万〜750万円の20代でも、約2割が金融資産を持っていません。

これは「パーキンソンの法則」と呼ばれる現象で、収入が増えると支出も増えてしまう傾向があるためです。給料が上がったからといって、自動的に貯金が増えるわけではないのです。


貯金ゼロのままだとどうなる?

「まだ20代だし、貯金は後でいいかな」と思うかもしれません。でも、貯金ゼロの状態を放置すると、いくつかのリスクがあります。

急な出費に対応できない

病気やケガで入院したとき、家電が壊れたとき、冠婚葬祭が重なったとき。予期せぬ出費は突然やってきます。貯金がなければ、カードローンやキャッシングに頼ることになり、利息の負担がさらに家計を圧迫します。

ライフイベントの選択肢が狭まる

結婚、引っ越し、転職、スキルアップのための学び直し。人生の転機には、まとまったお金が必要になることが多いものです。お金がないと「やりたいこと」より「できること」で選ぶしかなくなります。

将来への不安が消えない

「老後2,000万円問題」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。年金だけでは老後の生活費が足りなくなる可能性があるという話です。20代のうちからコツコツ準備を始めた人と、40代・50代で慌てて始める人では、同じ金額を貯めるのにかかる負担がまったく違います。


貯金ゼロから抜け出す3つのステップ

では、どうすれば貯金ゼロから抜け出せるのでしょうか。特別な才能は必要ありません。「仕組み」を作ることが大切です。

ステップ1:支出を把握する

まずは1ヶ月の支出を把握することから始めましょう。家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカードと連携して自動的に記録できます。完璧に記録する必要はありません。「だいたい何にいくら使っているか」がわかればOKです。

見えてきた支出の中で、固定費(スマホ代、サブスク、保険料など)に無駄がないかチェックしてみてください。一度見直せば、その後ずっと節約効果が続きます。

ステップ2:先取り貯金を始める

貯金できる人とできない人の最大の違いは「お金を貯めるタイミング」です。

余ったお金を貯金しようとすると、だいたい余りません。給料が入ったら、使う前に一定額を別の口座に移す「先取り貯金」が効果的です。

目安は手取りの10〜20%。月5,000円でも1万円でも、無理のない金額から始めることが大事です。たとえば月1万円の先取り貯金でも、1年で12万円、3年で36万円になります。

銀行の自動振替機能を使えば、毎月決まった日に自動で別口座に移動できます。「意志の力」に頼らず、「仕組み」で貯める。これが継続のコツです。

ステップ3:高金利口座を選ぶ

せっかく貯金するなら、少しでも金利が高い口座を選びたいところです。

2024年のマイナス金利解除以降、メガバンクの普通預金金利も上昇傾向にあります。2026年2月からは0.3%に引き上げられる予定ですが、ネット銀行の中には0.6%以上の金利がつく口座もあります。

たとえば年利0.6%の口座に100万円を1年間預けると、約6,000円(税引後約4,780円)の利息がつきます。メガバンクの0.3%と比べても約1.7倍の差があり、条件なしでこの金利が適用されるのがポイントです。

※100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)、100万円を超える部分は年利0.3%(税引後0.239%)


貯金が続かない人がやりがちなNG行動

ここで、貯金がうまくいかない人に共通するパターンも紹介しておきます。

いきなり高い目標を設定する

「毎月5万円貯める!」と意気込んでも、生活がギリギリになれば挫折してしまいます。最初は月3,000円や5,000円からスタートして、慣れてきたら金額を増やす方が長続きします。

貯金用と生活用の口座を分けない

同じ口座にお金が入っていると、「まだ残高あるから大丈夫」と使ってしまいがちです。貯金用の口座を別に作り、普段は見ない・触らないようにするのがおすすめです。

完璧を求めすぎる

「今月は使いすぎたから、もう貯金は諦めよう」と思う必要はありません。予定より少なくなっても、ゼロよりはマシです。できる範囲で続けることが大切です。


貯金と投資、どっちを優先すべき?

最近は新NISAの話題もあり、「貯金より投資をした方がいいのでは」と考える人もいるかもしれません。

結論から言うと、まずは生活防衛資金として生活費の3〜6ヶ月分を貯金で確保することをおすすめします。

投資は資産を増やせる可能性がある一方で、元本割れのリスクもあります。急な出費が必要になったとき、投資資産を売却しなければならない状況は避けたいところです。

生活防衛資金が貯まったら、その後の余裕資金で投資を始める。この順番が安心です。


よくある質問

Q. 貯金はいくらあれば安心ですか?

A. まずは生活費の3〜6ヶ月分を目標にするのがおすすめです。月の生活費が15万円なら45万〜90万円が目安。その後、結婚や住宅購入などのライフイベントに合わせて目標を設定していきましょう。

Q. 収入が低くても貯金できますか?

A. 金額は少なくても「貯金する習慣」を作ることが大切です。月1,000円からでも始められます。収入が増えたときに貯金額も増やせるよう、まずは仕組みを作っておくことをおすすめします。

Q. お金のことは誰に相談すればいいですか?

A. 友人や家族には相談しづらいお金の話。ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するという選択肢もあります。中立的な立場からアドバイスをもらえるので、保険の見直しや貯蓄計画の相談に役立ちます。


まとめ

この記事では、20代の貯金事情と貯金ゼロから抜け出す方法を解説しました。

ポイントをおさらいすると:

  • 20代単身世帯の約37%が貯金ゼロ、中央値は15万円

  • 貯金ゼロの原因は「収入が低い」か「収入に合わせて使ってしまう」の2パターン

  • 「先取り貯金」と「高金利口座」の組み合わせが効果的

  • まずは生活費3〜6ヶ月分の生活防衛資金を目標に

周りと比べて焦る必要はありません。大切なのは、今日から小さな一歩を踏み出すことです。

貯金ゼロから抜け出したい方は、条件なしで年利0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。お金のことでわからないことがあれば、国家資格を持つFPに無料で相談することもできます。

※Habittoでは100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)、100万円を超える部分は年利0.3%(税引後0.239%)

※他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。2026年1月25日時点、Habitto調べ。