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金利もインフレもよく分からない?!日本の若い世代にマネープランを持たせたい。イタリア人女性が挑戦するフィンテックアプリ「Habitto」の開発ストーリー

日本の若い世代に「お金を育てることで経済的な自由を獲得してほしい」そしてお金だけに囚われない人生を選択してほしい。Habittoはこの思いから、2児の母親でありフィンテック経営者でもあるイタリア人女性サマンサ・ギオッティと、オーストラリア出身の連続起業家リアム・マカンスの二人が始めたスタートアップです。

国内最高水準の金利0.3%(税引前・上限100万円、現在は1%の特別金利キャンペーン中(2024年3月末まで))という破格の金利の貯蓄口座とともに、Habittoは2023年6月にサービス開始をしました。

スマートフォンのシンプルなアプリ上で、貯蓄、投資、保険商品を厳選して提供し、Habittoアドバイザーとの無料のセッションを通じて、ユーザーのお金に関する疑問や相談もサポートします。

外国人である二人が、日本の若い世代への思いと、どのように彼らの「お金を育てる」をサポートしていこうと考えているのか、Habittoのサービス開始を迎えるまでのストーリーをCEOであるサマンサの言葉と共にお伝えします。

日本の若者の金融資産に関する調査結果。貯蓄傾向とマネープランの必要性

日本は世界一の貯蓄大国です。日銀によると2023年3月末時点の個人金融資産残高は2,043兆円あり、その半分以上の1000兆円強が現金や預金となっています。若い世代ではその傾向がより顕著で、70代までの各世代の中で、投資をしない割合がもっとも高いのが18-29歳、ついで30代となっています。また、Habittoの調査では、長く続いた低金利の影響もあるのか、自分の銀行金利を知らない人が60%、インフレ率についてよく知らないという人は90%にものぼる結果がでています。

私は、誰もがお金に関する知識を持ち、どのように貯蓄・運用するかというマネープランを持つべきだと思っています。しかし、日本の若い世代でマネープランを持っていると答えられる人はごく少数に限られています。投資を行わず、金融資産の半分以上を貯金または現金で保有している若者が多いことが、それを物語っています。

金融サービスの法改正による新たな一歩。Habittoによる若者向けサポート強化

2021年に「金融サービスの販売等に関する法律」が改正され、「金融サービス仲介業」が創設されたことにより、1つのライセンスで銀行・証券・保険すべての分野のサービスが可能になりました。今までユーザーは複数の金融サービスを購入しようと思うと、それぞれのサービスを提供する金融機関での申し込みが必要でしたが、この改正により、生活者の立場にたって、それぞれのマネープランにある商品を3業種を横断して購入が可能になったのです。

こういった規制の変化は、生活者にとって金融商品の選択時の利便性があがるのはもちろん、フィンテックにとってイノベーションのチャンスとなります。この法改正がなかったら、閉鎖的と言われる日本市場にHabittoが参入することはなかったかもしれません。

不安はあるが、何をしていいか分からない人たちをサポートしたい

多くのインタビューをする中で分かってきたことは、日本人の若い世代の多くは、将来のお金に不安を持ち、何かを始めなければいいと思いつつ、何から始めればいいか分からない、という状況にいるということ。また誰に何を相談していいか分からない、という声も、私達のインタビューでよく聞かれる声でした。

ファイナンシャル・アドバイザーというと、一部のお金持ちのためにいるように思いがちですが、全ての所得のある人は、プロのファイナンシャル・アドバイザーから専門的なアドバイスを受けて、正しい資産形成をすべきだと私は考えます。 Habittoアドバイザーは、若い世代が気軽に相談できるように、テキストチャット形式での会話と、ビデオチャットを使って、みなさんとコミュニケーションを取ります。「何から始めればいいか分からない」という方にも、Habittoアドバイザーから投げかけられる易しい質問に短く回答することから始めてもらいたい、アドバイザーにはフレンドリーであることをいつもお願いしています。

セレクトショップのような厳選された金融商品を用意。選択の悩み解消へ 

金融庁が行った調査によると、40%の人が金融商品を選ぶ際に困ったり悩んだりしたことがあると回答しています。現在、投資信託だけでも6000弱のファンドがあり、初めて投資を行う人が何をどう選んでいいのか分からないのも納得がいきます。

Habittoが目指すのは、若い世代に必要だと思われる商品だけを用意したセレクトショップ。投資商品や保険商品の中から、あらかじめ厳選された商品の中から選ぶことによって、ありすぎで困ることはありません。さらに、Habittoアドバイザーが、それぞれにあった商品をアドバイスしたり、ご自身が契約している金融商品がライフプランのニーズに合っているかを確認してくれるので、「本当に自分にあった資産形成をしているのかわからない」という疑問を解消することができます。

ユーザーのお金の「伴走者」となるために

サービスを開始してから約4ヶ月が経ち、ユーザーの声も集まってきました。こちらの想定どおり、「何から始めればいいですか」というチャットから、「投資をするならS&P500がいいと聞いたことがあるのですが、インデックス投資はおすすめですか」といった、断片的な知識をアドバイザーに確認する方もいらっしゃいました。

Habittoが、ふとした疑問が浮かんだ時にすぐに聞ける存在であり、将来のお金を育てていく、「伴走者」として若い世代に寄り添っていける存在となるよう、私達のチャレンジはまだ始まったばかりです。