複利と単利の違いとは?計算方法と72の法則を初心者向けに解説
複利と単利の違いとは?計算方法と活用のコツを初心者向けに解説
「複利で運用するとお金が増えやすい」という話を聞いたことはありませんか?銀行の預金や投資信託を選ぶとき、「複利」と「単利」の違いを理解しておくと、より効率的にお金を育てることができます。
この記事では、複利と単利の違いを具体的な計算例を交えながら解説します。資産運用を始めたい方や、お金の増え方の仕組みを知りたい方はぜひ参考にしてください。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
1. 単利と複利の基本的な仕組み
まず、単利と複利の違いをシンプルに整理しましょう。
単利は、最初に預けた元本に対してのみ利息が計算される方式です。たとえば100万円を年利1%で預けた場合、毎年の利息は1万円で変わりません。
複利は、元本に利息を加えた金額に対して、次の利息が計算される方式です。同じ100万円を年利1%で預けても、1年目の利息1万円が元本に加わり、2年目は101万円に対して利息がつきます。
この「利息が利息を生む」仕組みが複利の特徴です。運用期間が長くなるほど、単利と複利の差は大きくなっていきます。
2. 単利と複利の計算方法
それぞれの計算式を見てみましょう。
単利の計算式:
元本 × (1 + 年利 × 運用年数) = 元利合計
たとえば、100万円を年利1%で5年間運用した場合:
100万円 × (1 + 0.01 × 5) = 105万円
利息の合計は5万円になります。
複利の計算式:
元本 × (1 + 年利)^運用年数 = 元利合計
同じ条件で複利計算すると:
100万円 × (1.01)^5 = 約105万1,010円
利息の合計は約5万1,010円です。
5年間で約1,010円の差ですが、金利が高くなったり運用期間が長くなると、この差はどんどん広がっていきます。
3. 具体的な計算例で比較してみる
もう少し具体的な数字で見てみましょう。
仮に100万円を年利3%で20年間運用した場合を比較します。
単利の場合: 100万円 × (1 + 0.03 × 20) = 160万円 利息合計:60万円
複利の場合: 100万円 × (1.03)^20 = 約180万6,111円 利息合計:約80万6,111円
20年間で約20万円もの差が生まれます。複利効果は運用期間が長いほど大きくなるため、早いうちから運用を始めることが資産形成のカギになります。
現在の日本では、普通預金でも年利0.3%~0.75%程度の金利がつくネット銀行が増えています。たとえばHabittoの貯蓄口座では、100万円までなら条件なしで年利0.6%が適用されます。この金利で100万円を10年間複利運用した場合、元利合計は約105万1,140円になります。
※100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)、100万円を超える部分は年利0.3%(税引後0.239%)
4. 「72の法則」を覚えておこう
複利の効果を簡単に把握するために、「72の法則」という便利な計算法があります。
72 ÷ 年利(%) = 資産が2倍になるまでの年数
たとえば年利3%で複利運用すると、72 ÷ 3 = 24年で資産が約2倍になる計算です。年利6%なら72 ÷ 6 = 12年で2倍になります。
この法則を使えば、頭の中でざっくりとした資産形成のイメージを描くことができます。投資信託やNISAで運用を検討するときにも役立つ知識です。
ただし、「72の法則」はあくまで概算です。実際の運用では利回りが変動するため、必ずこの通りになるわけではありません。
5. 単利と複利、どちらを選ぶべき?
一般的に、長期で資産を増やしたいなら複利のほうが有利です。
銀行の定期預金には「単利型」と「複利型」があり、同じ金利でも複利型のほうが最終的な受取額は多くなります。また、投資信託で分配金を再投資する「再投資型」を選ぶと、複利効果を活かした運用ができます。
一方で、利息を定期的に受け取って生活費に充てたい場合は、単利型や分配金受取型のほうが使いやすいこともあります。自分の目的に合わせて選ぶことが大切です。
どの方法が自分に合っているか迷ったら、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。Habittoでは国家資格を持つFPに無料で相談できるので、気軽に聞いてみてください。
6. 複利効果を活かすための3つのポイント
複利のメリットを最大限に活かすには、いくつかのコツがあります。
(1)できるだけ早く始める
複利効果は時間が経つほど大きくなります。20歳から始めるのと30歳から始めるのでは、同じ金額を運用しても最終的な資産額に大きな差が出ます。
(2)利息や分配金を再投資する
得られた利益を引き出さずに再投資することで、複利効果が働きます。NISAの「つみたて投資枠」で投資信託の再投資型を選ぶと、非課税で複利運用ができます。
(3)無理のない金額でコツコツ続ける
複利効果は長期で発揮されるため、短期間でやめてしまうともったいないです。生活に支障のない範囲で、コツコツと続けることが資産形成の近道です。
7. 単利・複利と金融商品の関係
身近な金融商品がどちらの方式を採用しているか、整理しておきましょう。
単利が適用される主な商品:
・国債、社債(利払い型)
・分配金を受け取るタイプの投資信託
・一部の定期預金(単利型)
複利が適用される主な商品:
・分配金を再投資するタイプの投資信託
・一部の定期預金(複利型、元利自動継続型)
・積立預金
ネット銀行の普通預金は、利息が自動的に元本に加算されるため、実質的に複利で運用されています。預金額が少ないうちは差を実感しにくいですが、長期的に見ると着実に複利効果が働いています。
※投資にはリスクが伴います。詳細は各商品の説明書をご確認ください。
複利と単利の違いを理解しておくと、預金や投資の選び方が変わってきます。「利息が利息を生む」複利の仕組みを味方につけて、ムリなくお金を育てていきましょう。
貯蓄を始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※金利は変動する場合があります。0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。