貯蓄口座

support@habitto.com
戻る

ふるさと納税の仕組みとメリットを解説|税金の控除と手続き方法

ふるさと納税の仕組みとメリットを解説|税金の控除を受けるための手続き方法

「ふるさと納税ってよく聞くけど、実際どういう仕組みなの?」という疑問を持っている方は多いと思います。名前に「納税」とありますが、実態は自治体への寄付です。正しく手続きをすれば、寄付額の大部分が翌年の税金から控除されます。

この記事では、ふるさと納税の基本的な仕組みから、税金の控除を受けるための2つの手続き方法、そして2025年・2026年の制度変更点まで、順番に解説します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

一條 知亮いちじょう ともすけ保険業界で資産活用のサポートに携わり、15年目になります。お客様それぞれに未来予想図があり、お金の活かし方も人それぞれです。夢の実現のために、ご自身にとって最適な資産活用方法を一緒に楽しく考えてみませんか?相続診断士得意分野: 資産運用・保険・ライフプラン作成
投資スタイル: 生命保険での資産形成・外国株式の長期分散投資


ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税とは、自分が応援したい自治体(都道府県・市区町村)に寄付を行うと、寄付額のうち2,000円を超える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です。寄付先は自分の出身地に限らず、全国どこでも自由に選べます。

たとえば、1万円を寄付した場合、8,000円分が税金から控除されます(上限の範囲内であれば)。実質的な自己負担は2,000円のみです。

さらに、寄付した自治体から、その地域の特産品や体験チケットなどが「謝礼」として届きます。この返礼品が、多くの方にとってふるさと納税を利用する大きな動機になっています。

税金の控除はどのように起きるのか

控除は2つの税金に分かれて適用されます。

所得税:寄付した年の所得税から、一部が還付される形で控除されます。

住民税:寄付した翌年の住民税から差し引かれます。住民税は前年の所得に基づいて計算されるため、ふるさと納税の効果は翌年に反映される仕組みです。

この2段階の控除が合わさって、「実質2,000円の自己負担」が成立します。

控除上限額は収入と家族構成で変わる

控除を受けられる寄付金額には上限があります。この上限額は収入や家族構成によって変わり、給与所得の金額が高いほど寄付できる上限額も高くなります。上限額を超えて寄付をした分は控除されず、自己負担になるため注意が必要です。

正確な上限額は各ふるさと納税ポータルサイトのシミュレーション機能で試算できます。年収と家族構成を入力するだけで目安がわかりますので、寄付前に必ず確認しておきましょう。


控除を受けるための2つの手続き方法

ふるさと納税で税金の控除を受けるには、手続きが必要です。方法は2つあります。

1. ワンストップ特例制度

会社員など普段確定申告が不要な方には、ワンストップ特例制度でシームレスに手続きを行うことができます。

この制度を利用するための主な条件は次のとおりです。

・寄付先が5自治体以内の場合のみ利用可能(同じ自治体に複数回寄付する場合は1自治体と数える)

・ふるさと納税先の自治体に、翌年1月10日(必着)までに申請書を提出する必要あり

なお、申請書は各ふるさと納税サイトや自治体からダウンロード可能で、対象の自治体ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請も可能です。

ワンストップ特例制度を使った場合、控除は翌年の住民税のみから差し引かれます。所得税からの還付はありませんが、トータルの控除額は同じです。

2. 確定申告

6つ以上の自治体に寄付した場合や、もともと確定申告が必要な方(個人事業主、不動産収入がある方など)は、確定申告で手続きを行います。

各自治体から発行される「寄付金受領証明書」を保管し、翌年3月15日(休日等の場合は翌営業日)までに確定申告で申請します。

確定申告の場合、所得税からの還付と住民税の控除の両方が適用されます。


ふるさと納税のメリット

ふるさと納税には、税金の控除以外にもいくつかのメリットがあります。

返礼品を受け取れる:寄付先の自治体から地域の特産品や体験チケットが届きます。食品、家電、宿泊券など種類は豊富です。

応援したい地域を選べる:多くの自治体は、寄付金の具体的な活用先を提示しています。子どもの貧困対策や伝統文化の継承、動物愛護、環境保護など、自分の関心がある分野を応援できる仕組みです。

クレジットカードのポイントが貯まる:クレジットカード決済によるカード会社のポイントやマイルは引き続き付与対象です。ポータルサイト独自のポイントはなくなりましたが、カード決済自体のポイントは継続して貯められます。


2025年・2026年の制度変更点

2025年10月〜:ポータルサイトのポイント付与が禁止に

総務省は2025年10月、ふるさと納税の仲介サイトによるポイント付与を禁止しました。これまで楽天ポイントやPayPayポイントなど独自のポイント還元が各サイトで提供されていましたが、現在はすべて終了しています。

ふるさと納税本来の目的である地域応援という観点から、ポイント目当ての寄付を抑制する狙いがあります。

2026年10月〜:返礼品の地場産品基準が厳格化

2026年10月からは、返礼品として認められる「地場産品」の基準がより厳格になります。区域外の原材料を単に加工しただけの商品の除外、地域との関連性が薄いグッズの規制化など、より厳格な地場産品の証明が必要になります。

「実質自己負担2,000円」「寄付額が税控除される」といった基本的な仕組みは変わりません。


ふるさと納税を始める前に確認しておきたいポイント

上限額を必ず把握する:上限を超えた部分は控除されず、全額自己負担になります。ポータルサイトのシミュレーション機能で、事前に自分の上限額を把握しておきましょう。

手続き方法を選ぶ:ワンストップ特例制度を使う場合、寄付先は5自治体以内に収める必要があります。年内に複数の自治体へ寄付を予定している方は、件数を意識して計画しましょう。

申請期限を守る:ワンストップ特例制度は翌年1月10日必着、確定申告は翌年3月15日が期限です。領収書(寄付金受領証明書)は届いたら必ず保管しておきましょう。

返礼品の受取時期を確認する:人気の返礼品は品切れになるケースもあります。年末に向けて駆け込み需要が高まる傾向があるため、余裕を持って手続きするのが安心です。


ふるさと納税をはじめ、税制優遇をどう活用すればいいかわからないという方は、Habittoのファイナンシャルプランナーに無料で相談してみてください。国家資格を持つFPがチャットまたはオンラインセッションで対応しており、ライフプランに合わせた活用方法を一緒に考えてもらえます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に話せる環境が整っています。