学生の銀行口座開設ガイド|大学生・高校生に必要なものと選び方を解説
学生の銀行口座開設ガイド|大学生・高校生に必要なものと選び方のポイント
大学生や高校生になると、アルバイトの給与受け取りや仕送りの管理、サブスクの支払いなど、自分名義の銀行口座が必要になる場面が増えてきます。
「初めて自分で口座を作るけど、何が必要?」「たくさんある銀行の中からどう選べばいいの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、学生が銀行口座を開設するときに必要なものから、アプリや店舗での開設方法、自分に合った銀行の選び方まで、新生活を始める学生向けにわかりやすく解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み 芳恵(よしえ)外資系保険会社で8年以上の経験を通し、1000名以上のお客様のライフプランや資産運用をサポートしてまいりました。あなたの大切な「今」と「未来」の生活を豊かにするための「お金の新習慣」。その一歩を、一緒に踏み出してみませんか。2級ファイナンシャル・プランニング技能士得意分野: 資産運用・生命保険
高校生・大学生でも銀行口座は開設できる?
結論から言うと、高校生でも大学生でも銀行口座の開設は可能です。
多くの銀行では、15歳以上であれば本人が自分で口座開設の手続きができます。18歳以上の大学生であれば、親権者の同意なしで手続きできるのが一般的です。
15歳未満の場合は、親権者が代理で手続きを行う必要があります。また、15歳以上でも未成年の場合、銀行によっては親権者の同意書や親権者の本人確認書類が必要になることがあります。
具体的な条件は銀行ごとに異なるため、開設前に各銀行の公式サイトで確認しておくのがおすすめです。
口座開設に必要なもの
大学生(18歳以上)の場合
18歳以上の大学生は、基本的に本人だけで口座開設の手続きが完了します。
必要なもの:
本人確認書類(いずれか1点):マイナンバーカード、運転免許証、パスポート(2020年2月4日以降の申請分は住所記入欄がないため、別途住所確認書類が必要)
印鑑(店舗での開設の場合。シャチハタは不可)
携帯電話番号(SMS受信可能なもの)
メールアドレス
アプリやインターネットで口座開設する場合は、印鑑は不要です。
注意点:学生証は本人確認書類にならないことが多くほとんどの銀行で本人確認書類として認められていません。口座開設時にはマイナンバーカードか運転免許証を持っていくようにしましょう。まだどちらも持っていない方は、マイナンバーカードの取得をおすすめします。市区町村の窓口やスマートフォンから申請できます。
高校生(15歳以上18歳未満)の場合
15歳以上の高校生は、多くの銀行で本人が口座を開設できます。ただし、銀行によって対応が異なります。
必要なもの:
本人の本人確認書類:マイナンバーカード、資格確認書、パスポートなどから1〜2点
親権者の同意書(銀行によって必要)
親権者の本人確認書類(銀行によって必要)
印鑑(店舗での開設の場合)
ネット銀行の中には、15歳以上であれば親権者の同意書なしで、スマートフォンだけで開設できるところもあります。みんなの銀行は15歳以上、住信SBIネット銀行も15歳以上での口座開設に対応しています。
15歳未満のお子さまの場合
15歳未満の場合は、親権者が代理で手続きを行います。お子さまと親権者の本人確認書類がそれぞれ必要になるほか、親子関係を証明する住民票や母子健康手帳の提示を求められることがあります。多くの場合、窓口での手続きが必要です。
口座開設の方法|アプリ・店舗・インターネット
銀行口座の開設方法は主に3つあります。学生の生活スタイルに合った方法を選びましょう。
スマートフォンアプリで開設する
今の時代、最もおすすめの方法です。自宅にいながらスマホだけで手続きが完結し、印鑑も来店も不要です。
手続きの流れ:
銀行のアプリをダウンロードする
個人情報(氏名、住所、生年月日など)を入力する
本人確認書類をスマートフォンのカメラで撮影する
自分の顔写真を撮影する(eKYC方式)
暗証番号やパスワードを設定する
審査完了後、口座番号が発行される
マイナンバーカードか運転免許証があれば、最短で当日〜数日で口座が開設されます。アルバイト先から「口座番号を教えてください」と言われたときにも、すぐに対応できるのが大きなメリットです。
店舗の窓口で開設する
メガバンクや地方銀行の店舗で、窓口のスタッフに相談しながら手続きできます。初めての口座開設で不安がある方や、通帳が手元にほしい方に向いています。
持ち物:
本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)
印鑑(シャチハタ不可)
現金(初回入金分、銀行による)
注意点: 銀行の窓口は平日9時〜15時の営業が多いため、授業がある日は時間の確保が必要です。最近は来店予約に対応している銀行も増えているので、事前に予約しておくと待ち時間が短くなります。
また、口座開設は「自宅または勤務先(学校)の近くの支店」が原則です。離れた場所の支店で開設しようとすると、不正利用防止の観点からお断りされることがあります。
インターネットで開設する
銀行のウェブサイトから申し込み、本人確認書類を郵送する方法です。スマートフォンを持っていない方でも手続きできますが、開設まで1〜2週間ほどかかります。
学生が銀行を選ぶときの5つのポイント
銀行口座はどこでも開設できますが、学生生活で実際に使うことを考えると、以下の5つのポイントを基準に選ぶと失敗しにくいです。
1. ATM手数料が安い・無料回数が多い
学生にとって、ATMで現金を引き出すたびに110〜330円の手数料がかかるのは大きな負担です。月に4回引き出すと年間で5,000円以上の出費になります。
ネット銀行はATM手数料の無料回数が多い傾向にあります。コンビニATM(セブン銀行・イオン銀行など)が月に数回無料で使える銀行を選ぶと、日常的に便利です。
2. 振込手数料が安い
一人暮らしで家賃を振り込んだり、友人同士で割り勘を送金したりする場面では、振込手数料の安さが重要になります。ネット銀行の多くは、条件に応じて月に数回の振込手数料が無料になるサービスを提供しています。
3. スマートフォンアプリが使いやすい
残高確認や振込、入出金の履歴チェックをスマートフォンで完結できるかどうかは、学生にとって大事なポイントです。アプリで入出金の管理ができると、「今月あといくら使える?」がすぐにわかります。
最近は、セブン銀行やローソンのATMでスマートフォンだけで入出金できる「カードレスATM」に対応している銀行もあります。キャッシュカードを持ち歩かなくていいので、財布にカードが増えないのもメリットです。
4. 金利が高い
同じお金を預けるなら、金利が高い銀行を選んだほうがおトクです。メガバンクの普通預金金利は改善傾向にありますが、ネット銀行のほうが高い金利を設定しているケースが多いです。
たとえばHabittoの貯蓄口座の年利0.6%の口座に50万円を預けると、1年間で約3,000円(税引前)の利息がつきます。メガバンクの一般的な金利と比べると、同じ金額でもかなりの差になります。「アルバイトで貯めたお金を少しでも増やしたい」と考えるなら、金利も銀行選びの基準に入れておきましょう。
5. 卒業後も長く使えるか
大学4年間は意外とあっという間です。就職後も引き続き使える銀行を選んでおくと、卒業時に口座を変更する手間が省けます。全国どこでも使えるネット銀行や、全国に支店があるメガバンクは、卒業後の転勤や引越しにも対応しやすいです。
学生が口座を活用する3つのアイデア
口座を開設したら、せっかくなので上手に活用してみましょう。
アルバイトの給与受け取り口座にする
アルバイトを始めるときに必ず聞かれるのが「給与の振込先口座」です。アルバイト先から特定の金融機関を指定されることもありますが、指定がなければ自分で選んだ銀行口座を使えます。
ポイントとして、給与受け取りを設定すると振込手数料の無料回数が増えたり、ATM手数料が優遇されたりする銀行もあります。口座開設時にこうした特典をチェックしておくのがおすすめです。
仕送り・奨学金の受け取り口座にする
一人暮らしの学生は、親からの仕送りや奨学金の受け取り口座としても活用できます。振込手数料を抑えるために、親と同じ銀行の口座を1つ持っておくのも効率的な方法です。同じ銀行間の振込は手数料が安い、または無料になることが多いためです。
「使う用」と「貯める用」で口座を分ける
学生のうちからお金を管理する習慣をつけておくと、社会人になってからも役立ちます。
おすすめの方法は、口座を「使う用」と「貯める用」の2つに分けることです。アルバイト代が振り込まれたら、毎月決まった金額を貯蓄用の口座に移す。これだけで「気づいたらお金がなかった」という事態を防ぎやすくなります。
貯蓄用の口座は、普段使いの口座より金利が高い銀行を選ぶのがポイントです。たとえば条件なしで年利0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座は、100万円まで条件なしでこの金利が適用されます。スマートフォンで最短8分で開設でき、印鑑も来店も不要です。
口座開設時の注意点
口座の売買・譲渡・レンタルは犯罪
SNSで「使わない口座を売りませんか?」「口座を貸してくれたらお金を払います」といった勧誘を目にすることがあるかもしれませんが、銀行口座の売買や譲渡、レンタルは法律で禁止されています。「犯罪収益移転防止法」違反として処罰の対象になりますので、絶対に応じないでください。
暗証番号の設定に注意
キャッシュカードの暗証番号(4桁)には、自分の生年月日や電話番号、「1234」のような連番は避けましょう。万が一キャッシュカードを紛失したときに、不正利用されるリスクが高くなります。
住所変更を忘れずに
一人暮らしを始めて住所が変わった場合は、銀行への住所変更届も忘れずに手続きしましょう。住所が変わっていると、重要な郵便物が届かなかったり、各種手続きでトラブルになることがあります。ほとんどの銀行はアプリやインターネットバンキングから住所変更の手続きができます。
よくある質問
Q. アルバイト先から銀行を指定された場合はどうすればいい?
アルバイト先が特定の銀行を指定している場合は、その銀行で口座を開設しましょう。ただし、給与受け取り専用の口座として使い、普段使いや貯蓄は自分が使いやすい別の銀行口座で管理するのがおすすめです。
Q. ネット銀行の口座でもアルバイトの給与は受け取れる?
ほとんどのアルバイト先で、ネット銀行の口座でも給与の受け取りが可能です。ただし、一部の企業や個人経営の店舗では、ネット銀行に対応していないケースもあります。心配な場合は、アルバイト先に事前に確認してみてください。
Q. 口座はいくつ持つのがいい?
学生の場合は2つあると便利です。1つはアルバイト代の受け取りと日常の入出金用、もう1つは貯蓄用です。口座の数が多すぎると管理が大変になるので、目的がはっきりしている口座だけを持つのがコツです。
新生活のスタートは、お金の管理を見直す良いタイミングです。自分に合った銀行口座を選んで、アルバイト代やお小遣いをコツコツ育てていきましょう。
お金のことで迷ったら、Habittoのファイナンシャルプランナーに無料で相談してみるのも一つの方法です。国家資格を持つプロに、チャットやオンラインセッションで何度でも相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に利用してみてください。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。口座開設の条件は各銀行により異なります。詳細は各銀行の公式サイトでご確認ください。