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銀行口座はいくつ持つべき?3つの使い分けで貯まる管理方法を解説

銀行口座はいくつ持つべき?3つの使い分けでお金が貯まる管理方法【2026年版】

「銀行口座って、いくつ持つのがちょうどいいんだろう?」

給与振込用の口座が1つだけという人もいれば、気づいたら5つ以上ある人もいますよね。2021年のマイボイスコム社の調査によると、銀行口座を2つ以上持っている人の割合は約90%。3つ持っている人が最も多く31.8%で、次いで2つが21.3%という結果でした。

口座が1つだと「入ったお金をそのまま使ってしまう」パターンになりやすく、貯金がなかなか進まないケースが多いです。一方で、口座が多すぎると管理が大変で、使っていない口座に手数料がかかることも。

この記事では、銀行口座をいくつ持つべきか、目的別の使い分け方、口座を選ぶときのポイントを紹介します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

芳恵よしえ外資系保険会社で8年以上の経験を通し、1000名以上のお客様のライフプランや資産運用をサポートしてまいりました。あなたの大切な「今」と「未来」の生活を豊かにするための「お金の新習慣」。その一歩を、一緒に踏み出してみませんか。2級ファイナンシャル・プランニング技能士得意分野: 資産運用・生命保険


銀行口座は「3つ」がちょうどいい理由

結論からお伝えすると、銀行口座は3つに分けて管理するのがおすすめです。

口座の役割目的お金の動き
① 生活費用口座給与受取・日常の支払い毎月入って、毎月出ていく
② 貯蓄用口座将来のための貯金毎月入れるだけ。基本的に引き出さない
③ 緊急用口座突発的な出費に備える一定額をキープしておく

この3つに分ける仕組みをつくるだけで、お金の流れがすっきり見えるようになります。

やり方はシンプルで、給与が①に入ったら、毎月決まった額を②と③に移すだけ。日常の生活では①の口座だけを使うようにすると、②の貯蓄用口座に手をつけずに済みます。

「3つって面倒じゃない?」と思うかもしれませんが、ネット銀行なら自動振替や定額送金の設定ができるので、一度設定すれば毎月自動で振り分けられます。


それぞれの口座の役割と選び方

3つの口座にはそれぞれ適した銀行の条件があります。順番に見ていきましょう。

① 生活費用口座:使いやすさ重視

生活費用口座は、給与の受取、家賃・光熱費の引き落とし、日常の買い物など、お金の出入りが最も多い口座です。

選ぶポイント:

・ATMが自宅や職場の近くにあること ・振込手数料の無料回数が多いこと ・デビットカードやキャッシュレス決済と連携しやすいこと ・アプリで残高や取引履歴がすぐに確認できること

生活費用口座では「今月あといくら使えるか」が一目でわかることが大切です。クレジットカードだと引き落としが翌月以降になるため、リアルタイムで残高が減るデビットカードのほうが支出を把握しやすいという人も多くいます。

たとえばHabittoのデビットカードは、利用するとすぐにアプリに取引履歴が反映されるので、「今月あとどれくらい使えるか」を常に確認できます。利用額の0.8%が翌月キャッシュバックされるので、普段の買い物をするだけでコツコツ還元が貯まるのもメリットです。

② 貯蓄用口座:金利と「触りにくさ」重視

貯蓄用口座は、将来の目標のためにお金を貯めていく口座です。住宅資金、旅行費、結婚資金など、使い道は人それぞれ。ここで大事なのは「簡単に引き出せない仕組み」をつくることです。

選ぶポイント:

・金利が高い銀行を選ぶ(預けている間に利息がつく) ・生活費用口座と別の銀行にする(ATMが手元にないと引き出しにくい) ・アプリで残高が確認できる(貯まっていく実感がモチベーションになる)

貯蓄用口座は金利の差が大きなポイントです。たとえばメガバンクの普通預金金利と、ネット銀行の金利では数百倍の差があることも珍しくありません。100万円を1年間預けた場合、金利が0.6%なら利息は約6,000円(税引後約4,780円)。金利が低い口座に預けたままだと、この差額をずっと取り逃すことになります。

※Habittoの貯蓄口座では、100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)が条件なしで適用されます。100万円を超える部分は0.3%(税引後0.239%)となります。金利は変動する場合があります。

③ 緊急用口座:いざというときの安心

緊急用口座は、急な病気、冠婚葬祭、家電の故障、失業など、予想外の出費に備えるための口座です。

入れておく目安:

・会社員の場合:生活費の3〜6ヶ月分 ・フリーランスや自営業の場合:生活費の6ヶ月〜1年分

たとえば毎月の生活費が20万円の会社員なら、60万〜120万円が目安になります。

選ぶポイント:

・ATMで引き出しやすいこと(緊急時に使えないと意味がない) ・生活費用口座とは別の銀行にすること(普段使いと混ざらないように)

緊急用口座を分けておく最大のメリットは、貯蓄用口座を守れることです。急な出費が発生したとき、緊急用口座がなければ貯蓄用口座から引き出すことになり、せっかく貯めたお金が減ってしまいます。


複数の銀行口座を持つ3つのメリット

銀行口座を目的別に分けることで得られるメリットを整理しておきます。

メリット1:お金の流れが見えやすくなる

口座が1つだと、給与・生活費・貯蓄・臨時出費がすべて同じ残高に混ざり、「今いくら使えるのか」「いくら貯まっているのか」がわかりにくくなります。

3つに分けると、①の残高=今月使えるお金、②の残高=貯まったお金、③の残高=備えのお金、とひと目で把握できます。家計簿をつけるのが苦手な人でも、口座を分けるだけでお金の状況が見える化されます。

メリット2:預金保険によるリスク分散

銀行が万が一破たんした場合、保護されるのは1人あたり1つの金融機関につき元本1,000万円とその利息までです(預金保険制度)。預金が1,000万円を超える場合はもちろん、そうでなくても、1つの銀行に集中していると破たんやシステム障害の際に一時的にお金を引き出せなくなるリスクがあります。

複数の銀行に分けておけば、ある銀行のATMが使えなくなっても別の口座からお金を用意できるので、いざというときの安心感が違います。

メリット3:銀行ごとのおトクなサービスを活用できる

銀行にはそれぞれ異なる強みがあります。ATM手数料の無料回数が多い銀行、振込手数料が安い銀行、金利が高い銀行、キャッシュバックが充実している銀行など、目的に合わせて使い分けると、手数料の節約や利息収入の最大化につながります。


複数口座を持つときの注意点

口座を増やすメリットは大きいですが、気をつけておきたい点もあります。

口座を増やしすぎない

口座が5つ、6つと増えると管理が煩雑になります。それぞれのキャッシュカード・暗証番号・パスワードを把握する手間も増えるので、実際に活用できるのは3つ、多くても5つが現実的なラインです。

使わない口座は解約する

2年以上取引がない口座には「未利用口座管理手数料」がかかるケースが増えています。三菱UFJ銀行(2021年7月以降に開設した口座が対象)やりそな銀行(2004年4月以降開設の口座が対象)では年間1,320円程度、PayPay銀行でも2025年12月から年間1,320円の手数料を導入しました。

「いつか使うかも」と思って放置している口座があれば、残高を確認して、不要なら早めに解約しておきましょう。

同じ銀行で複数口座は作れない

犯罪防止の観点から、現在は同じ銀行で2つ以上の口座を開設することは原則できません。ゆうちょ銀行やメガバンクも、1人1口座が基本ルールです。3つの目的別口座を作るには、それぞれ別の銀行で開設する必要があります。


みんなはどう使い分けている?実例を紹介

東証マネ部の調査(2021年)から、実際の使い分けパターンをいくつか紹介します。

2口座で管理するパターン: 「メインとサブ」「日常用と貯蓄用」のシンプルな使い分け。管理の手間を最小限にしたい人に向いています。

3口座で管理するパターン(最多数派): 「給与用・引き落とし用・貯蓄用の3つ」「メインバンク・サブバンク・投資用」のように、目的を明確に分けている人が多いです。

4口座で管理するパターン: 「給与・経費立替・投資・貯蓄」「給与振込・カード引き落とし・水道料金・貯蓄」など、引き落とし先の指定が分かれている場合に4つになるケースがよく見られます。

共通しているのは、貯蓄用口座を別にしている点です。「使う口座」と「貯める口座」を物理的に分けることが、貯金を続けるための最大のコツといえます。


口座の使い分けを始める3ステップ

「使い分けがいいのはわかったけど、何から始めればいい?」という方向けに、シンプルなステップを紹介します。

ステップ1:今持っている口座を棚卸しする

まず、今持っている銀行口座をすべてリストアップしましょう。残高、引き落とし設定、最後の利用日を確認します。2年以上使っていない口座があれば、解約を検討してください。

ステップ2:3つの役割を割り振る

今の口座の中から、生活費用・貯蓄用・緊急用に最適な口座を選びます。足りない場合は新しく口座を開設します。貯蓄用口座は金利の高さ、生活費用口座はATMの使いやすさを重視して選ぶのがポイントです。

ステップ3:毎月の振替を自動化する

給与日の翌日などに、貯蓄用口座と緊急用口座への自動振替を設定します。「余ったら貯金する」方式だとなかなか貯まらないので、「先に貯金分を移して、残りで生活する」方式に切り替えましょう。

毎月いくら貯蓄に回すべきか、生活費と貯蓄のバランスに迷ったら、お金の専門家に相談してみるのも一つの方法です。Habittoでは国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、家計のバランスを見直すきっかけとして活用してみてください。


投資用口座は必要?4つ目の口座の考え方

3つの基本口座に加えて、投資用の口座を検討する人も増えています。新NISAの開始をきっかけに「まず投資を始めてみたい」と考える方が増えていますが、投資用の資金は生活費や緊急資金とは明確に分けて管理することが大切です。

投資にはリスクが伴うため、まず②の貯蓄用口座と③の緊急用口座にしっかりお金を確保してから、その上で余裕のある範囲で投資に回すのが安全です。「生活費3ヶ月分の緊急資金+目標額の貯蓄」が確保できた段階で、4つ目の口座として投資用を追加するのがおすすめです。

※投資にはリスクが伴います。詳細は各商品の説明書をご確認ください。


銀行口座の使い分けは、一度仕組みをつくってしまえば、あとは自動的にお金が整理されていきます。「貯金したいのになかなか貯まらない」という方は、まず口座を目的別に分けるところから始めてみてください。

貯蓄用口座をどこにするか迷ったら、条件なしで年利0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結します。

※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。