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銀行口座の名義変更|結婚・相続の手続きと必要書類を解説

銀行口座の名義変更はどうやる?結婚・相続のケース別に手続きと必要書類を解説

結婚したり、家族が亡くなったりすると、銀行口座の名義変更が必要になります。「何から始めればいいの?」「どんな書類が必要?」と、初めてだと戸惑うことも多いですよね。

この記事では、銀行口座の名義変更について、ケース別の手続き方法と必要書類をわかりやすくまとめました。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

髙山 千愛美たかやま ちあみ2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待


銀行口座の名義変更が必要になるケース

銀行口座の名義変更が必要になる主なケースは3つあります。

1. 結婚や離婚で姓が変わったとき

婚姻届を出して姓が変わった場合、銀行口座の名義も新しい姓に変更する必要があります。旧姓のまま放置していると、給与振込がエラーになったり、公共料金の引き落としが止まったりする可能性があります。

2. 相続で口座を引き継ぐとき

家族が亡くなると、その方の銀行口座は凍結されます。預金を引き出すには、相続手続きを経て口座を解約し、相続人の口座に移す必要があります。

3. 養子縁組などで氏名が変わったとき

養子縁組や、その他の理由で氏名が変わった場合も、銀行への届出が必要です。


結婚・離婚による名義変更の手続き

結婚や離婚で姓が変わったときの手続きは、銀行によって方法が異なります。大きく分けて「窓口で手続き」と「オンラインで手続き」の2パターンがあります。

窓口での手続き

メガバンクや地方銀行など、店舗を持つ銀行では窓口での手続きが基本です。窓口で名義変更を行いたい旨を伝え、銀行側が用意している書類に記入します。それと必要な書類を合わせて提出すれば、姓が変わった通帳を受け取れます。

手続きは口座を開設した本支店に限らず、基本的にどの支店でも行えますので、最寄りの支店で対応してもらえます。

みずほ銀行の場合、名義変更は店舗での手続きのみで、郵送・インターネット・電話ではできません。窓口は15時までなので、複数の金融機関を回る場合は計画的に動きましょう。

ネット銀行・オンラインでの手続き

ネット銀行の場合、公式サイトから名義変更の手続きを申込み、必要な書類を取り寄せ、書類に記入後、本人確認資料をそろえて返送する形が一般的です。

住信SBIネット銀行では、WEBサイトからマイナンバーカード読み取りや、運転免許証などの本人確認書類のアップロードで手続きができます。書面の郵送が不要なケースもあり、仕事で銀行に行けない方には便利です。

りそな銀行のマイゲート(インターネットバンキング)では、受付後1週間程度で必要書類が届き、記入して本人確認書類の写しとともに返送すると、さらに1週間程度で名義変更が完了します。

結婚による名義変更に必要な書類

金融機関によりますが、基本的に「すべての通帳・証書・キャッシュカード」「これまでの印鑑(お届け印)」「今後お使いになる印鑑」「改姓前と改姓後のお名前がわかる本人確認書類」が必要です。

具体的には以下のものを準備しましょう。

・通帳、証書、キャッシュカード(すべて)

・旧姓の届出印

・新しい姓の届出印

・氏名変更が確認できる書類(戸籍謄本、住民票、運転免許証など)

・マイナンバーカード(投資信託やNISAの取引がある場合)

運転免許証の姓を既に変えた場合はそれを提出できますが、まだ変更していないなら戸籍謄本もしくは住民票を持参するのが賢明です。

手続きにかかる時間

窓口で手続きした場合、その日のうちに新しい姓に変更した通帳を受け取れます。ただし、キャッシュカードは1週間から10日程度かかるケースが多く、郵送されて届くまでの間は通帳を使って窓口もしくはATMで取引をすることになります。

ネット銀行の場合は、手続きをしてから1週間から2週間程度で銀行内の手続きが完了するのが一般的です。


相続による銀行口座の手続き

家族が亡くなったときの銀行口座の手続きは、結婚時の名義変更よりも複雑です。

口座凍結について

口座名義人の死亡を銀行が知った時点で口座は凍結され、一切の預金の引き出しができなくなります。口座振替もできなくなるので、引き落とし口座の変更手続きも必要になります。

これは、銀行が口座の名義人であった被相続人の財産を守り、相続人への多重支払や、自称相続人への支払いを防ぐための措置です。

相続手続きの流れ

まずは、口座のある銀行の支店に電話をして口座名義人が亡くなったことを伝えて手続きをスタートしましょう。

銀行口座をそのまま相続することはできません。被相続人の銀行口座から預金をすべて払い出したのちに口座を解約し、相続人の口座に移し替えることになります。預金を受け取る相続人にその銀行の口座がなければ、新たに開設する必要があります。

相続時に必要な書類

相続で必要となる書類は、金融機関により異なりますが、一般的には以下の6つです。金融機関ごとに備え付けの相続届・預金名義書換依頼書、故人の出生から死亡までの戸籍謄本(除籍謄本・改製原戸籍含む)、相続人全員の戸籍謄本が必要になります。

主な必要書類をまとめると以下のとおりです。

・銀行所定の相続届(相続人全員の署名・実印が必要)

・故人の戸籍謄本(出生から死亡まで連続したもの)

・相続人全員の戸籍謄本

・相続人全員の印鑑証明書

・遺産分割協議書(ある場合)

・遺言書(ある場合)

・故人の通帳、キャッシュカード

書類提出時には、戸籍謄本等の自分で収集した書類は原本を返してもらいましょう。「原本に相違ない」旨を記載したコピーと原本をセットで提出すれば原本を返してもらえます。複数の銀行で手続きする場合、原本を使い回せるので手間が省けます。

手続き完了までの期間

銀行内部での各種書類チェックの都合上、手続き完了まで少し時間がかかります。2週間ほどは余裕を見ておきましょう。


名義変更を放置するとどうなる?

「面倒だから後でいいや」と思いがちですが、名義変更を放置するといくつかのリスクがあります。

旧姓のままでも口座は凍結されることなく、そのまま利用できます。しかし、手続きが複雑化したり、即時対応ができなかったりと、名義変更をしなかったせいで生じるリスクもあります。

給与振込がエラーになる可能性

会社への氏名変更届は済んでいるが、銀行の氏名変更手続はまだ完了していない状態では、氏名が一致していないため、給与が受け取れない場合があります。

口座引き落としが止まる可能性

公共料金やクレジットカードの引き落とし口座の名義を変更せずにいると、口座引き落としできなくなることがあります。口座引き落としの際、各名義の照合をするため、そこで不一致と判断されると口座引き落としがストップしてしまいます。

通帳やカードを紛失したとき困る

通帳やキャッシュカードの紛失や盗難が発生した場合、通帳やカードの再交付に時間がかかってしまいます。再交付には本人確認証が必要になるため、本人確認に時間がかかり、場合によっては手続きも複雑化します。


名義変更をスムーズに進めるコツ

名義変更の手続きをスムーズに進めるためのポイントをまとめました。

1. 事前に銀行に確認する

必要書類は銀行によって異なります。手続きに行く前に、銀行のホームページを確認するか、電話で問い合わせておくと二度手間を防げます。

2. 来店予約を活用する

多くの銀行では来店予約サービスを提供しています。予約しておくと待ち時間を短縮できます。

3. 複数口座がある場合はまとめて手続き

同じ銀行に複数の口座がある場合は、すべての通帳・カード・届出印を持参して、一度にまとめて手続きしましょう。

4. 関連する手続きも一緒に

住所変更がある場合は、名義変更と同時に届け出ると効率的です。投資信託口座や国債口座を持っている場合は、マイナンバーが記載されている書類も必要になります。


まずは自分の口座を確認してみよう

銀行口座の名義変更は、後回しにしがちですが、早めに済ませておくと安心です。まずは自分がどの銀行に口座を持っているか確認して、優先順位をつけて手続きを進めていきましょう。

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