自動車保険の保険料を節約するポイント|補償内容の見直し方を解説
自動車保険の保険料を節約するポイント|補償内容の見直し方と割引活用術
自動車保険は、契約内容を見直すだけで年間の保険料を大きく節約できる可能性があります。「毎年同じ内容で更新している」「どこを変えれば安くなるかわからない」という方は、一度補償内容と契約条件を整理してみることをおすすめします。
この記事では、自動車保険の保険料を節約するための主なポイントと、補償内容の見直し方を解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み 芳恵(よしえ)外資系保険会社で8年以上の経験を通し、1000名以上のお客様のライフプランや資産運用をサポートしてまいりました。あなたの大切な「今」と「未来」の生活を豊かにするための「お金の新習慣」。その一歩を、一緒に踏み出してみませんか。2級ファイナンシャル・プランニング技能士得意分野: 資産運用・生命保険
自動車保険の保険料が決まる主な要素
節約のポイントを理解するために、まず保険料がどのような要素で決まるかを確認しておきましょう。
自動車保険の保険料に影響する主な要素は次のとおりです。
等級:ノンフリート等級制度により、無事故の年数が長いほど割引率が上がります
年齢条件:運転者の年齢制限を設定することで保険料が変わります
運転者限定:契約車両を運転できる人を限定すると割引が適用されます
補償の種類と範囲:車両保険の有無・人身傷害の補償額・特約の内容など
走行距離:年間走行距離が少ないほど保険料が低くなるケースがあります
保険会社の種類:代理店型かダイレクト型(通販型)かによって保険料水準が異なります
これらの要素を一つひとつ確認することで、保険料を節約できる余地が見つかります。
保険料を節約する7つのポイント
ポイント1:運転者限定を設定する
契約車両を運転する人を限定することで、保険料を下げられます。限定の範囲は保険会社によって異なりますが、一般的に次の区分があります。
本人のみ:契約者本人のみが運転する場合
本人・配偶者限定:契約者と配偶者のみが運転する場合
家族限定:同居の家族が運転する場合
限定しない場合と比べて保険料が低くなりますが、限定した範囲外の人が運転中に事故を起こした場合は補償の対象外になります。実際に誰が運転するかを確認した上で設定しましょう。
ポイント2:年齢条件を実態に合わせて設定する
年齢条件とは、補償の対象となる運転者の年齢範囲を設定するものです。「21歳以上」「26歳以上」「35歳以上」などの区分があり、年齢が上がるほど割引率が高くなる傾向があります。
注意点は、設定した年齢条件に満たない人が運転中に事故を起こした場合、補償が受けられないことです。家族に10代・20代前半の方がいる場合は、年齢条件の設定と実態が合っているか確認しておきましょう。
ポイント3:車両保険の必要性を見直す
車両保険は自分の車の損害を補償する保険ですが、保険料全体に占める割合が大きいため、見直しによる節約効果も高い項目です。
車両保険の要否を考えるポイントは次のとおりです。
車両保険が必要な場合の目安:車の時価(現在の市場価格)が高い場合、新車・比較的新しい車の場合、ローンが残っている場合。
車両保険を外すことを検討できる場合の目安:車の時価が低い(年式が古く買い換えを検討している場合など)場合、修理費用を自己負担できる資金的余裕がある場合。
車両保険にも「一般型」と「エコノミー型(車対車+A)」の種類があります。一般型はほぼすべての損害を補償しますが保険料が高く、エコノミー型は自然災害・単独事故での損害などが補償対象外になる代わりに保険料が低くなります。自分の使用状況・駐車環境を踏まえて選びましょう。
ポイント4:免責金額を設定する
免責金額とは、事故が起きた際に自己負担する金額のことです。免責金額を設定(または引き上げ)すると、保険料を下げられます。
たとえば車両保険に「1回目5万円・2回目10万円」の免責を設定すると、その分保険料が下がります。小さな事故での修理は自己負担するかわりに、大きな損害だけ保険を使うという考え方です。
免責金額を設定する場合は、設定した金額を実際に自己負担できるかを確認した上で判断しましょう。
ポイント5:不要な特約を整理する
自動車保険には、ロードサービス・弁護士費用特約・代車費用特約・個人賠償責任特約など、さまざまな特約が付帯できます。それぞれ有用なものですが、すでに他の保険や契約(クレジットカードの付帯サービス・火災保険の特約など)で同様のカバーがある場合は重複している可能性があります。
特約の内容と自分がすでに持っているカバーを一度照合し、重複している特約は外すことで保険料を下げられます。
ポイント6:走行距離による割引を確認する
自動車保険の中には、年間走行距離が少ない方に割引が適用されるプランがあります。テレワークの普及などで車の使用頻度が下がった方は、走行距離区分の変更によって保険料を節約できる可能性があります。
走行距離を申告する際は、実際の走行ペースに合った区分を選ぶことが大切です。申告した距離を大幅に超過した場合に保険金が削減されるケースがあるため、余裕を持った設定をしておきましょう。
ポイント7:ダイレクト型(通販型)保険と代理店型保険を比較する
代理店型保険は担当者によるサポートが充実しているかわりに保険料が高め、ダイレクト型(通販型)保険はインターネットや電話で直接契約するため代理店手数料がかからず保険料が低めになる傾向があります。
補償内容を同条件で比較した場合の価格差が大きいケースもあります。現在加入している保険の更新タイミングで、複数の保険会社の見積もりを比較してみることをおすすめします。比較サイトを活用すると、複数の会社の見積もりを一度に確認できます。
補償内容の見直しで注意すべきポイント
対人・対物の賠償補償は削らない
保険料節約を考える上で、対人賠償・対物賠償の補償額は削らないことが基本です。事故で相手方に与えた損害の賠償責任は、場合によっては数千万円〜億単位になることもあります。この部分の補償は「無制限」で設定しておくのが一般的です。
人身傷害補償の設定を確認する
人身傷害補償は、事故で自分や同乗者がケガをした場合に補償される保険です。補償額の設定によって保険料が変わります。
過失割合に関係なく補償が受けられる点が人身傷害補償のメリットです。補償額の設定は、生活実態・収入水準・他の保険(生命保険・医療保険)とのカバー状況を踏まえて判断しましょう。
等級を確認してから手続きする
解約・乗り換えの際は等級の引き継ぎ手続きを正しく行わないと、それまで積み上げてきた等級割引がリセットされることがあります。保険会社を変更する場合は、等級の引き継ぎ方法を事前に確認しておきましょう。
自動車保険の見直しのタイミング
自動車保険の見直しに最も適したタイミングは、**契約の更新時期(満期の1〜2か月前)**です。更新の案内が届いたら、補償内容を確認して不要な部分がないかをチェックする習慣をつけると、毎年の保険料を継続的に最適化できます。
また次のライフイベントも見直しのタイミングになります。
家族構成の変化(子どもが免許を取得した・同居家族が増えた)
車の買い替え
テレワーク移行などによる年間走行距離の変化
他の保険(火災保険・生命保険)の見直しで特約が重複した
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※この記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の保険商品を推奨するものではありません。個別の補償内容・保険料については各保険会社にご確認ください。