株式投資とは?初心者向けに基礎知識をわかりやすく解説
株式投資とは?初心者向けに基礎知識をわかりやすく解説
お金を育てたいと思ったとき、株式投資という言葉が頭に浮かぶ方は多いでしょう。ただ、「なんとなく難しそう」「損しそうで怖い」と感じて、一歩を踏み出せずにいる方も少なくありません。この記事では、株式投資の基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説します。仕組み、利益の種類、始め方、リスクの考え方まで、順を追って説明していきます。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み田口 秀一(タグチ シュウイチ)外資系金融機関で10年以上の経験を通し、主に「投資初心者」向けに、「賢い家計の見直し術」から「ゼロからの投資の始め方」などのオーダーメードでサポートをしてきました。何事も興味を持ったタイミングが始め時です。不安もあるかもしれませんが、この機会に一緒に最初の一歩を踏み出しましょう!得意分野: 資産運用・生命保険
株式とは何か?基本の仕組み
株式とは、企業が事業に必要な資金を集めるために発行する「出資の証明書」のようなものです。企業は株式を市場で発行・販売することで、銀行からの借入に頼らずに資金を調達できます。
株式を購入した人(投資家)は、その企業の「株主」になります。株主になるということは、企業の一部を所有することを意味します。企業が成長して利益を上げると、その恩恵が株主にも届く仕組みです。
株式が売買される場所を「証券市場」といい、日本では東京証券取引所(東証)が代表的な取引の場です。東証に上場している企業の株式は、証券会社を通じて誰でも売買できます。
株式投資で得られる3つのリターン
株式投資から得られる利益には、大きく分けて3種類あります。
1. 配当金
企業が年間の利益の一部を株主に分配するお金を「配当金」といいます。たとえば1株あたり50円の配当金が出る企業の株を100株持っていれば、5,000円の配当金を受け取れます。
配当金は年1回または年2回(中間配当と期末配当)が一般的です。すべての企業が配当金を出すわけではなく、成長途上の企業は利益を再投資に回すため、無配当(配当なし)のケースもあります。
2. 株主優待
株主優待は、一定数以上の株式を保有する株主に対して、企業が自社製品やサービスの割引券、商品などを提供する制度です。飲食チェーン、小売業、宿泊施設など、さまざまな業種の企業が実施しています。
株主優待は日本独自の制度で、投資の楽しみ方の一つとして初心者にも人気があります。ただし、株主優待だけを目的に銘柄を選ぶと、株価下落リスクを見落とす場合があるため、あくまで「おまけ」として考えるのが基本です。
3. キャピタルゲイン(値上がり益)
キャピタルゲインとは、株式を購入したときより高い価格で売却したときに得られる差額の利益です。たとえば1株1,000円のときに購入した株が1,500円になったとき、そこで売れば1株あたり500円の利益になります。
反対に、購入価格より低い価格で売れば「キャピタルロス(損失)」になります。株価は日々変動するため、キャピタルゲインは確実に得られるものではありません。
株式投資を始める手順
①ネット証券に口座を開設する
株式投資を始めるには、まず証券会社に「証券口座」を開設する必要があります。スマホやパソコンから申し込みできる「ネット証券」は、手数料が低く設定されているケースが多く、初心者にも使いやすいサービスが整っています。
ネット証券を選ぶときに確認したいポイントはこちらです。
手数料の水準:取引ごとにかかる手数料。少額取引の場合は手数料が0円になるサービスも増えています。
取り扱い銘柄数:国内株だけでなく、米国株や投資信託も扱っているか。
ツールや情報の充実度:初心者向けのチャートや銘柄情報、学習コンテンツが整っているか。
サポート体制:問い合わせ窓口やFAQが充実しているか。
②NISAを活用する
株式投資で得た利益には、通常約20.315%の税金がかかります。この税金を非課税にできる制度が「NISA(少額投資非課税制度)」です。2024年1月から始まった「新NISA」では、年間投資枠が大幅に拡充されました。
| 枠の種類 | 年間投資上限額 |
|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 |
| 成長投資枠 | 240万円 |
| 合計 | 360万円 |
生涯を通じた非課税保有限度額は1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)と定められており、一度使った枠は翌年以降に再利用できる仕組みです。非課税期間は無期限で、長期投資に向いた制度設計になっています。NISAは証券口座と同時に開設でき、一般的な申し込みはオンラインで完結します。
NISAの制度内容は法律に基づくものであり、今後変更される可能性があります。最新の情報は金融庁の公式サイトでご確認ください。
③少額から銘柄を選んで購入する
口座が開設できたら、実際に銘柄を選んで購入します。銘柄とは、個々の株式の銘をさす言葉で、各企業の株式がそれぞれ一つの銘柄として取引されています。初心者が銘柄を選ぶときは、以下の視点が基本です。
業績の安定性:長期にわたって安定した利益を出しているか。
事業内容がわかりやすいか:自分がよく使う製品やサービスを提供している企業は理解しやすい。
上場市場と規模:東証プライム市場など、信頼性の高い市場に上場しているか。
最初から多額の資金を投じる必要はありません。単元未満株(1株から購入できるサービス)や、少額から始められる投資信託を活用すると、リスクを抑えながら取引の感覚をつかめます。
株式投資のリスクを正しく理解する
株式投資は、元本が保証されていません。株価は企業業績、国内外の経済状況、市場全体の動向などによって変動します。購入したときより株価が下がれば、投資した資金が減る可能性があります。初心者が意識しておきたいリスク管理の基本は以下のとおりです。
分散投資:一つの銘柄に資金を集中させず、複数の銘柄や資産クラス(株式、債券、投資信託など)に分けて投資することで、一部の損失を他でカバーできる可能性が高まります。
長期保有の視点:短期的な株価の上下に一喜一憂せず、企業の成長を長期で見守る姿勢が、初心者には取り組みやすいとされています。
生活費と分けて考える:投資に回す資金は、すぐに使う予定のないお金に限定することが基本です。生活費や緊急時の資金まで投資に回してしまうと、株価が下がったタイミングでやむなく売却することになりかねません。
投資を始める前に、貯蓄の土台を作る
株式投資に興味を持つことは大切です。投資を始める前に「いざというときに使えるお金」を手元に確保しておくことが、リスク管理の第一歩です。
生活費の3〜6ヶ月分を目安に普通預金などで確保したうえで、余剰資金を投資に回す、というのが多くのファイナンシャルプランナーが勧める基本的な考え方です。
貯蓄口座でお金を育てながら投資の準備を進めたい方は、条件なしで年利0.6%(税引後0.478%)の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。普通預金でありながら高金利で、いつでも引き出せるため、生活資金の置き場所として活用しやすい設計です。
株式投資の疑問は、プロに聞いてみる
「どの銘柄から始めればいい?」「NISAの使い方がよくわからない」「リスクが怖くて踏み出せない」——こういった疑問を一人で抱えている方は多いでしょう。
投資は収入や家族構成、資産状況によって最適な方法が変わります。自分に合った始め方がわからないときは、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。Habittoのアドバイザーでは、国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。チャットとオンラインセッションの両方に対応しており、無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に話してみてください。
※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。株式投資にはリスクが伴います。具体的な投資の判断はご自身の責任で行ってください。詳細は各商品の説明書をご確認ください。