金利とは?銀行の利息の仕組みと預金の計算方法を解説【2026年版】
金利とは?銀行の利息が発生する仕組みと預金の計算方法を解説【2026年版】
「銀行に預けてもほとんど増えないって聞くけど、金利って結局どういう仕組み?」
「普通預金と定期預金で、利息のつき方は何が違うの?」
お金を貯めようと考えたとき、必ず出てくるのが「金利」という言葉です。しかし、その意味や計算方法を正確に説明できる人は意外と多くありません。金利は、資金の貸借において借り手から貸し手に支払われる利息の、元金に対する割合のこと。金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」の金融用語解説によると、現在の日本では原則としてすべての金利が市場で自由に決まる市場金利であり、家計にとって貯蓄や借金の意思決定に欠かせない重要な情報とされています。
この記事では、銀行の金利と利息の基本の仕組みから、預金の種類による違い、具体的な計算方法、そして知っておきたい注意点まで、わかりやすく解説します。
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田口 秀一(タグチ シュウイチ)外資系金融機関で10年以上の経験を通し、主に「投資初心者」向けに、「賢い家計の見直し術」から「ゼロからの投資の始め方」などのオーダーメードでサポートをしてきました。何事も興味を持ったタイミングが始め時です。不安もあるかもしれませんが、この機会に一緒に最初の一歩を踏み出しましょう!得意分野: 資産運用・生命保険
金利とは?利息との違いを整理しよう
まずは基本の用語から整理します。
- 金利:元金に対する利息の割合。「年利0.4%」のように%で表す
- 利息:預けたお金に対して銀行が支払う対価。実際に受け取るお金のこと
- 元金:預けた元本の金額
つまり、金利は「割合」、利息は「受け取る金額」です。金利が同じでも、預ける金額や期間が異なれば、受け取れる利息は変わります。
銀行に預けたお金に利息がつく仕組み
なぜ銀行に預けると利息がつくのでしょうか。金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」の「おかねのね」の解説によると、銀行は預金者から預かったお金を企業や個人に貸し出し、借りた側が利子を上乗せして返済します。銀行はその利子の中から、預けてくれたお礼として預金の利子を支払っているのです。
つまり、預金者の利息は、銀行が貸し出しで得る収益の一部から支払われています。金利は銀行と預金者の間の「お金の貸し借り」全体をつなぐ仕組みだといえるでしょう。
政策金利と預金の金利の関係
個人にとって身近な預金の金利は、日本銀行の政策金利の影響を強く受けます。日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、政策金利の誘導目標を従来の1.0%程度から1.25%程度へ引き上げることを決定しました。これは1995年以来約31年ぶりの高水準です。
また、日本銀行は2024年3月にマイナス金利政策を解除し、11年に及ぶ異次元緩和が終了して金融政策の正常化へと踏み出しました。この流れは、マイナス金利政策とは?日銀の政策・解除の影響をわかりやすく解説【2026年版】の記事で詳しく解説しています。
政策金利が上がると、銀行の貸出金利や預金の金利も上昇する傾向があります。
預金の金利は実際にいくら上がっている?
日本銀行の主要時系列統計データによると、預金種類別店頭表示金利(平均年利率)は、定期預金(1千万円以上・1年)が0.472%、普通預金が0.322%となっています。2022年4月には定期預金0.004%、普通預金0.002%でしたから、わずか数年で金利環境は大きく変わりました。
| 預金の種類 | 直近の平均年利率 | 従来の水準 |
|---|---|---|
| 定期預金(1千万円以上・1年) | 0.472% | 0.004% |
| 普通預金 | 0.322% | 0.002% |
メガバンクの普通預金の店頭金利は年0.4%です。100万円を1年間預けた場合の税引後利息は約3187円。金利がほぼゼロだった時代と比べれば、預金も「お金を育てる」選択肢になりつつあります。
普通預金と定期預金の違い
預金の金利を考えるとき、押さえておきたいのが普通預金と定期預金の違いです。
金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」によると、定期預金は普通預金より金利が高い傾向があります。その理由は、普通預金はいつでも引き出せるため銀行が計画通りに運用できないのに対し、定期預金は預け入れ期間が決まっているため、銀行が安定的に資金を運用できるからです。
| 項目 | 普通預金 | 定期預金 |
|---|---|---|
| 引き出し | いつでも可能 | 期間の満了まで原則不可 |
| 金利 | 比較的低い | 普通預金より高い傾向 |
| 向いているお金 | 生活費など使う予定のあるお金 | 使う時期が決まっているお金 |
使う予定のないまとまった資金は定期預金へ、日常的に動かすお金は普通預金へ、という使い分けが基本です。
単利と複利の違いと計算例
利息のつき方には「単利」と「複利」の2種類があります。金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」の解説に基づいて確認しましょう。
単利は、最初に預けた元本をベースに利息を計算する方法です。
計算例(単利):100万円を年利2%(単利)で3年間預けた場合
- 毎年の利息:100万円 × 2% = 2万円
- 3年間の合計:2万円 × 3 = 6万円
複利は、元本に利息を加えた金額に対して次の利息を計算する方法です。運用期間が長くなるほど、単利より受け取れる利息が多くなります。
預金の利息は、利息にも税金がかかる点に注意が必要です。国税庁によると、預貯金の利息(利子所得)は、原則として支払を受ける際に一律20.315%(所得税15.315%、地方税5%)の税率で源泉徴収され、これにより納税が完結します。確定申告をすることはできません。
より具体的なシミュレーションは、次の記事で解説しています。
預金利息の計算方法|100万円を預けたらいくら?シミュレーションで解説
金利の高い預け先を選ぶという考え方
金利の仕組みがわかると、「同じ預けるなら、少しでも金利の高いところに置きたい」と考えるのが自然です。J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査2025年」によると、二人以上世帯の金融資産保有額は平均1,940万円(中央値720万円)で調査開始以来最高となり、金融商品の種類別では単身・二人以上世帯ともに「預貯金」が最も多く全体の約4割を占めています。
つまり、多くの家庭の資産の中心は預貯金です。だからこそ、預け先の金利の違いは、家計の資産形成に直結します。預け先の工夫とあわせて、転職で収入を上げる方法|年収アップしやすい人の特徴を解説のように収入そのものを増やす視点も、資産形成の速度を左右します。
ここで活用したいのが、条件なしで年利0.8%(税引後0.637%)の金利がつくHabittoの貯蓄口座です。100万円までの預金が対象で、メガバンクの普通預金年0.4%の約2倍の金利になります。
計算例:100万円を1年間預けた場合
- メガバンク普通預金(年0.4%):税引後利息 約3187円
- Habitto貯蓄口座(年0.8%):税引後利息 6375円
同じ1年間でも、受け取れる利息の金額は約2倍です。口座開設は最短8分、スマホだけで完結します。
100万円を超える資金はどうする?
Habittoの貯蓄口座は100万円までが年0.8%の適用対象で、それを超える預金については0.4%(2026年11月1日からは0.5%)の金利になります。では、100万円を超えるまとまった資金はどこに置けばいいのでしょうか。
選択肢の一つが、Habittoの「貯蓄マックス!」です。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし、これは投資信託であり預金とは異なります。元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金にはおよそ2ヶ月かかります。目標利回りは日銀政策金利に連動し変動するため、預金感覚で預け入れるのではなく、商品の性質を理解したうえで判断することが大切です。
定期預金や国債と比較しながら、「すぐ使うお金」「しばらく使わないお金」で置き場所を分けるのが、金利を味方につけるコツです。
金利を知るうえでの注意点
最後に、金利を見るときの注意点をまとめます。
1. 年利か月利かを確認する:銀行の預金は基本的に年利表示ですが、比較の際は単位の確認を
2. 税引前か税引後かを確認する:利息には20.315%の税がかかるため、実質的な受取額は税引後で考える
3. 適用条件を確認する:金利には条件がつく場合があるため、「条件なし」かどうかは重要な比較ポイントです
4. 変動か固定かを確認する:普通預金の金利は変動する場合があります
よくある質問
Q. 預金の金利はどこで決まっているのですか?
A. 現在の日本では原則としてすべての金利が市場で自由に決まります。日本銀行の政策金利が市場金利の土台となり、各金融機関がそれをもとに預金の金利を設定します。
Q. 利息にかかる税金は自分で確定申告する必要がありますか?
A. 預貯金の利息は源泉分離課税の対象で、支払の際に一律20.315%が源泉徴収されるため、原則として確定申告は不要です。
Q. 普通預金と定期預金、どちらに預けるべきですか?
A. すぐ使う可能性のあるお金は普通預金、使う時期が決まっているお金は金利の高い定期預金が基本です。迷ったら無料のFP相談を活用するのも良いでしょう。
まとめ
金利とは、元金に対する利息の割合のこと。銀行に預けたお金が利息を得られるのは、銀行が預かったお金を貸し出して得る収益の一部を預金者に還元しているからです。マイナス金利の解除以降、預金の金利は上昇傾向にあり、預け先の選び方がこれまで以上に重要になっています。
金利の仕組みを理解したうえで、日常のお金は条件なしで金利の高い普通預金へ、使う時期の決まったまとまった資金は金利の高い預け先へ、と使い分けることが資産形成の第一歩です。
貯蓄を始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.8%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。100万円を超える資金の置き場所については、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし投資信託のため元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金にはおよそ2ヶ月かかります。預金とは異なる商品である点を確認したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。お金のことで迷ったら、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談できるHabittoのアドバイザーも、気軽に活用してみてください。
※「貯蓄マックス!」は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。目標利回り年2.25%(税引前)は日銀政策金利+1.00%に連動するもので、政策金利が変動すれば利回りも変動します。換金にはおよそ2ヶ月かかります。購入はCHEER証券株式会社を通じて行います。
※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用、それを超える預金については0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
参考・出典
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」アーカイブ「金融用語解説:金利とは」
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」アーカイブ「おかねのね:銀行に預けたお金ってふえるの?」
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」アーカイブ「Let'sチョイ読み!:お金を運用するにもローンを組むにも金利は重要です!」
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「知るぽると」アーカイブ「おかねのね:いろいろな預金と利子」
- 日本銀行「総裁記者会見(2026年9月24日公表)」
- 日本銀行「主要時系列統計データ表:預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)」
- 日本銀行「2023年度の金融市場調節の概要」(金融市場局)
- 国税庁「No.1310 利息を受け取ったとき(利子所得)」
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2025年(二人以上世帯調査)ポイント」
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※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用。 100万円超は0.4%(税引後0.318%)。金利は変動する場合があります。