子どもの教育費はいくら必要?貯金の方法と準備のポイントを解説
子どもの教育費はいくら必要?貯金の方法と準備のポイントを解説
「子どものために毎月いくら貯めればいいのか」「大学まで通わせるとどのくらいかかるのか」という疑問は、子どもが生まれたときから多くの親御さんが抱えるお金の課題です。
教育費は住宅購入・老後資金と並んで「人生の三大支出」の一つとされており、長期にわたって計画的に準備する必要があります。この記事では、教育費の目安と、貯金・準備の方法を解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み 芳恵(よしえ)外資系保険会社で8年以上の経験を通し、1000名以上のお客様のライフプランや資産運用をサポートしてまいりました。あなたの大切な「今」と「未来」の生活を豊かにするための「お金の新習慣」。その一歩を、一緒に踏み出してみませんか。2級ファイナンシャル・プランニング技能士得意分野: 資産運用・生命保険
教育費はいくらかかるのか
文部科学省が定期的に公表している「子供の学習費調査」および大学の学費調査をもとに、各段階での教育費の目安を整理します。
幼稚園〜高校までの費用
幼稚園から高校までの15年間(3歳〜17歳)にかかる学習費の合計は、公立・私立の組み合わせによって大きく異なります。
すべて公立:約500〜600万円
すべて私立:約1,700〜1,800万円
一般的な組み合わせ(幼稚園私立・小中高公立など):約700〜900万円
これらは学校教育費だけでなく、習い事・塾・通学費なども含む「学習費」の総額です。
大学の費用(4年間)
入学金・授業料・施設費などの合計(文部科学省の調査による平均額の目安):
国立大学:約250万円
私立大学(文系):約400万円
私立大学(理系):約550万円
自宅から通える場合と一人暮らしの場合でも、生活費を含めると総費用は大きく変わります。一人暮らしの場合、生活費として4年間でさらに300〜500万円程度かかるケースが多いです。
合計の目安
幼稚園から大学卒業まで(私立大学文系・一定の習い事・塾含む)の場合、総額で1,000万円〜1,500万円程度が目安になることが多いです。ただし進路の選択によって大きく変わるため、あくまで参考値として考えてください。
いつから、毎月いくら貯めればよいか
教育費の準備は、子どもが生まれたときから始めるのが理想です。大学入学(18歳)を目標に逆算すると、月々の貯蓄額の目安は次のようになります。(金利考慮せず)
| 目標金額 | 0歳から始めた場合の月々の目安 | 5歳から始めた場合の月々の目安 |
|---|---|---|
| 300万円 | 約1.4万円 | 約2.1万円 |
| 500万円 | 約2.3万円 | 約3.5万円 |
| 700万円 | 約3.2万円 | 約4.9万円 |
開始が遅くなるほど月々の負担が増えます。「まだ先のこと」と後回しにせず、子どもが小さいうちから少額でも始めることが大切です。
教育費の貯め方:主な3つの方法
方法1:目的別の銀行口座に積み立てる
最もシンプルな方法は、教育費専用の銀行口座を開設して毎月定額を積み立てることです。元本割れのリスクがなく、いつでも引き出せるため、急な入学費用などにも対応できます。
金利の高い普通預金口座を選ぶことで、同じ積み立て額でも利息が上乗せされます。たとえばHabittoの貯蓄口座は条件なしで年利0.6%(税引後0.478%)が100万円まで適用されます。100万円を預けた場合の年間利息は約6,000円(税引後約4,780円)です。安全に積み立てながら着実に利息が上乗せされます。
方法2:学資保険
学資保険は、子どもの進学タイミングに合わせて満期保険金・祝い金が受け取れる保険商品です。毎月の保険料を払い込み、設定した時期(大学入学時など)にまとまったお金を受け取れる仕組みです。
学資保険のメリット:
払込期間中に契約者(親)が死亡した場合、以降の保険料の払込が免除され、満期金は受け取れる
強制的に積み立てる仕組みのため、貯蓄が続けやすい
学資保険の注意点:
中途解約すると解約返戻金が払込総額を下回ることがある
低金利環境では返戻率が100%を下回る商品もあるため、加入前に返戻率の確認が必要
方法3:新NISAのつみたて投資枠を活用する
新NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠を使って、投資信託の積立で教育費を準備する方法もあります。運用益・配当が非課税になるため、長期積立に向いています。
注意点は元本割れのリスクがあることです。教育費は「必ず必要な時期が決まっている資金」のため、株式100%のリスク型商品に全額投じるのは慎重に考える必要があります。一般的には、安全性の高い積立(銀行口座・学資保険)と投資の組み合わせで準備するケースが多いです。
教育費の準備に使える児童手当
児童手当は、子どもが18歳になる年度末(高校卒業相当)まで支給される国の制度です。支給額は子どもの年齢と世帯の子どもの人数によって異なりますが、毎月の支給をそのまま教育費口座に積み立てる方法が効果的です。
児童手当を全額積み立てた場合、18年間で数百万円規模になる計算になります。「もらった分はそのまま使わず教育費専用口座へ」という仕組みを作ると、手間をかけずに貯蓄が積み上がります。
教育費の貯金でよくある注意点
大学入学直前まで気づかずにいる
教育費の問題として多いのが、「なんとかなると思っていたが、大学受験が近づいてから慌てる」ケースです。入学金・初年度授業料は入学前後に一括でかかるため、まとまったお金の準備が必要です。貯金額と残り時間を年に1回確認する習慣をつけておくと安心です。
教育費と老後資金を分けて考える
子どもの教育費の準備に集中するあまり、老後の貯蓄が手薄になるケースがあります。教育費の準備と老後資金の積み立ては、並行して取り組むことが重要です。どのくらいの割合で配分するかは、家計の収支状況によって異なります。
奨学金・教育ローンの選択肢も把握しておく
貯金だけで教育費をすべてカバーできない場合でも、日本学生支援機構の奨学金(貸与型・給付型)や教育ローンを活用する方法があります。子どもが進学を決める前に、利用できる制度の概要を把握しておくと選択肢が広がります。
教育費の準備方法は家庭の状況によって異なります。「学資保険と積立預金をどう組み合わせるか」「NISAをどう活用するか」「老後資金とのバランスをどうとるか」など、複数の課題を一度に整理したい方は、Habittoのファイナンシャルプランナーに無料で相談してみてください。国家資格を持つFPがチャットまたはオンラインセッションで対応しており、ご家庭の状況に合った準備の進め方を一緒に考えてもらえます。無理な勧誘は一切ありませんので、まず話を聞いてみたいという段階から気軽に利用できます。
※教育費の目安は文部科学省「子供の学習費調査」および「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」等を参考にした概算値です。最新の調査結果は文部科学省の公式サイトでご確認ください。
※月々の積立目安は金利を考慮しない単純計算によるものです。実際の積立額は金利・運用状況・開始時期によって異なります。
※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融・税務アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。