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【2026年版】個人住民税の仕組みと計算方法を解説|納付・申告・種類まで

【2026年版】個人住民税の仕組みと計算方法を徹底解説|納付方法・申告の必要性まで

住民税は、毎年1月1日時点の住所地に対し、前年の所得をもとに課税される地方税です。所得割(税率10%)と均等割(年5,000円)、森林環境税(年1,000円)で構成されており、給与所得者は特別徴収で6月から翌年5月にかけて給与天引きで納付します。

所得控除や税額控除を正しく活用することで、課税所得を下げ、住民税の納税金額を適切に管理できます。ふるさと納税や医療費控除など、自分に該当する控除を毎年確認する習慣をつけることが、長期的な家計管理に役立ちます。

税金の仕組みを知ることは、お金を育てるための大切な基礎知識です。住民税の理解を出発点に、節税・貯蓄・資産形成をコツコツと積み上げていきましょう。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

髙山 千愛美たかやま ちあみ2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待


住民税の納付方法:特別徴収と普通徴収の違い

住民税の納付方法には、大きく2種類あります。

特別徴収(給与天引き)

会社員や公務員など給与所得者の多くは、特別徴収の対象です。特別徴収とは、勤務先の会社が毎月の給与から住民税を差し引き、代わりに市区町村へ納付する仕組みです。

6月から翌年5月までの12か月間、毎月均等に分割して給与から天引きされます。納税者自身が手続きをする必要がなく、通知書は勤務先を通じて送付されます。

普通徴収(自分で納付)

個人事業主やフリーランス、退職後で給与のない方などは、普通徴収で納付します。市区町村から送付される納税通知書に従い、年4回(6月・8月・10月・翌年1月)に分けて金融機関やコンビニ等で納付します。


住民税と所得税の違い

住民税と所得税はどちらも所得に対して課税される税金ですが、いくつかの重要な違いがあります。

項目住民税所得税
課税先都道府県・市区町村(地方税)国(国税)
税率原則一律10%(所得割)5%〜45%(累進課税)
課税タイミング前年所得に基づく翌年度課税当年所得に対して課税
基礎控除額43万円48万円

所得税は累進課税のため所得が高いほど税率が上がりますが、住民税の所得割は所得金額に関わらず原則一律10%です。また、所得控除の控除額が住民税と所得税で異なり、住民税の方が控除額が小さい場合が多いため、課税所得が高くなりやすい点にも注意が必要です。


住民税の非課税になる条件

一定の条件を満たす方は、住民税が非課税になる場合があります。

非課税の主な基準

- 前年の合計所得金額が一定以下の方(生活保護を受けている方なども含む)

- 障害者・未成年者・寡婦(夫)のうち、前年の合計所得金額が135万円以下の方

- 前年の合計所得金額が「35万円 × 本人+扶養人数+10万円(給与所得等がある場合は+10万円)」以下の方(自治体によって基準が異なる場合があります)

非課税の基準は自治体によって異なる部分もあるため、詳しくはお住まいの市区町村の窓口で確認することをおすすめします。


所得控除・税額控除を活用して住民税を減らす方法

住民税の納税金額を合法的に抑えるには、所得控除と税額控除を上手に活用することが大切です。

所得控除の主な種類

所得控除は課税所得を算出する前に差し引く控除です。代表的なものとして、基礎控除・扶養控除・配偶者控除・社会保険料控除・生命保険料控除・医療費控除などがあります。これらの控除額を増やすことで、課税所得を下げ、所得割の金額を減らすことができます。

税額控除の主な種類

税額控除は、算出された税額から直接差し引く控除です。住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)や、ふるさと納税による寄附金税額控除が代表的です。

特にふるさと納税は、寄附金額から2,000円を超える部分が住民税から税額控除される制度です。対象の返礼品を受け取りながら住民税の負担を軽減できるため、多くの方が活用しています。


確定申告・住民税申告が必要な場合

会社員の方は年末調整で所得税の精算が行われますが、住民税については以下の場合に申告が必要になることがあります。

確定申告が必要な主なケース

- 給与収入が2,000万円を超える方

- 2か所以上から給与を受けている方

- 副業収入が年間20万円を超える方

- 医療費控除や住宅ローン控除(初年度)を受ける方

- 退職後に年末調整を受けていない方

確定申告を行うと、その情報が税務署から市区町村に送付され、住民税の計算にも反映されます。そのため、確定申告をした方は別途住民税の申告をする必要は原則ありません。


退職・転職時の住民税に注意

退職や転職の際には、住民税の納付方法が変わる場合があるため、注意が必要です。

退職時の特別徴収の取り扱い

退職した月によって、残りの住民税の扱いが変わります。1月から5月の間に退職した場合、残りの住民税は最後の給与や退職金から一括で差し引かれることが多いです。6月から12月の間に退職した場合は、普通徴収に切り替わり、自分で納付することになります。

転職先が決まっている場合は、新しい勤務先に特別徴収を引き継ぐ手続きを行うことで、給与天引きを継続できます。退職後に住民税の通知書が届いた際には、納付期限を確認して対応しましょう。


住民税と家計管理:節税で生まれた余裕をお金に育てる

住民税の仕組みを正しく理解し、所得控除や税額控除を活用することで、毎年の納税金額を適切に管理できます。節税によって手元に残った金額を上手に活用することも、家計を整えるうえで大切な視点です。

たとえば、ふるさと納税で住民税の税額控除を受けながら、節約できた分を貯蓄に回すといった方法も選択肢の一つです。貯蓄先を選ぶ際には、金利の条件も確認しておきたいポイントです。預金利息の計算方法では、金利の違いが実際の利息にどう影響するかを確認できます。

税金の仕組みを理解したうえで、節税と貯蓄をコツコツと組み合わせていくことが、生活の余裕につながります。Habittoの貯蓄口座は、条件なしで年利0.6%(税引後0.478%、預金額100万円まで)の金利がつく普通預金です。住民税の節税で生まれた余裕をムリなく貯蓄に回す選択肢の一つとして、検討してみてください。


よくある質問

Q. 住民税はいつから引かれ始めますか?

会社員の場合、毎年6月から翌年5月にかけて給与から特別徴収されます。前年の所得をもとに計算された金額が、6月の給与から天引きされ始めます。新入社員の方は、入社2年目の6月から住民税の徴収が始まるのが一般的です。

Q. 株式の配当や売却益にも住民税はかかりますか?

株式の配当所得や譲渡所得にも住民税は課税されます。特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、住民税分も含めて源泉徴収されるため、原則として確定申告は不要です。ただし、確定申告を選択した場合は、株式の所得が住民税の計算に影響する場合があります。

Q. 住民税の通知書はいつ届きますか?

特別徴収の方は、5月下旬から6月上旬にかけて勤務先を通じて「特別徴収税額の決定通知書」が送付されます。普通徴収の方には、6月上旬に市区町村から「納税通知書」が直接送付されます。

Q. 住民税に変更はありましたか?

令和6年度(2024年度)から森林環境税1,000円の徴収が始まり、均等割等の合計が6,000円になりました。また、令和6年分の所得税・住民税では定額減税が実施されました。令和7年度(2025年度)以降は定額減税は終了しており、令和8年度(2026年度)は通常の計算方法に戻っています。


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※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。


参考・出典

- 総務省「令和5年度 個人住民税の概要」

- 国税庁「給与所得控除」

- 総務省「森林環境税及び森林環境譲与税」

- 国税庁「住民税の概要」

- 総務省「地方税に関する参考計数資料(令和5年度)」

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