毎月赤字の家計を立て直す方法|原因と改善ステップをFPが解説
毎月赤字の家計、どうすればいい?原因と立て直し方法をFPが解説
「今月も赤字になってしまった……」
そんなストレスを毎月抱えていませんか?実は、家計が赤字になる状態は珍しくありません。物価上昇が続く中、家計の貯蓄率は低下傾向にあり、多くの世帯で収支のバランスが厳しくなっています。
家計の赤字が続くと、貯金を切り崩すしかなくなり、将来への不安も大きくなりますよね。でも、赤字家計は原因さえ把握できれば、改善できます。
この記事では、毎月赤字になる原因と、具体的な家計の立て直し方法を解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
毎月赤字になる原因を特定しよう
家計の赤字を解消するには、まず「なぜ赤字になっているのか」を知ることが大切です。赤字になる主な原因は、大きく分けて3つあります。
原因1:支出が多すぎる
収入に対して支出が多すぎると、当然ながら赤字になります。特に注意したいのが「固定費」です。
固定費とは、家賃、住宅ローン、保険料、通信費、サブスクリプションなど、毎月ほぼ一定額がかかる支出のこと。固定費が高すぎると、食費や日用品をどれだけ節約しても、家計はなかなか黒字になりません。
たとえば、手取り25万円に対して家賃が10万円を超えているような場合は、住居費だけで収入の40%以上を使っていることになります。一般的には、固定費は収入の45%以内、変動費は35%以内、貯蓄は20%程度が目安とされています。
原因2:収入が少ない
支出をかなり抑えているのに赤字になる場合は、そもそも収入が足りていない可能性があります。
雇用形態による給与の違いも大きく影響します。正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなど、働き方によって収入は大きく変わります。また、同じ正社員でも業界や企業によって給与水準は異なります。
原因3:夫婦で家計を共有していない
共働き世帯で意外と多いのが、夫婦でお金の管理がバラバラになっているケースです。
「お互いの収入を知らない」「誰がどの支出を担当しているか曖昧」という状態だと、全体の収支が見えにくくなります。その結果、気づかないうちに赤字になっていた……ということも珍しくありません。
赤字家計を立て直す5つのステップ
赤字の原因がわかったら、次は具体的な改善に取り組みましょう。以下の5つのステップで進めると効果的です。
ステップ1:収支を「見える化」する
まずは、毎月の収入と支出を正確に把握することから始めましょう。
「何にいくら使っているか」を書き出してみてください。1,000円単位で構いません。家計簿アプリを使うと、クレジットカードや銀行口座と連携して自動で記録できるので便利です。
この段階で大切なのは、「使途不明金」を減らすこと。「あれ、今月なんでこんなにお金がないんだろう?」と感じることが多い人は、使途不明金が多い傾向にあります。
ステップ2:固定費を見直す
収支が把握できたら、まずは固定費の見直しから始めましょう。固定費は一度見直せば、その節約効果が毎月続くため、効率的に家計を改善できます。
通信費 大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月々数千円の節約になることも。たとえば、月7,000円のスマホ料金を月3,000円のプランに変えれば、年間48,000円の節約になります。
保険料 「何年も見直していない」という人は、保障内容を確認してみましょう。ライフステージの変化で、必要な保障が変わっている可能性があります。子どもが大きくなると必要な保障は減っていくケースも多いです。
サブスクリプション 動画配信サービス、音楽配信、ジム会員など、「あまり使っていないのに払い続けているもの」はありませんか?定期的に利用状況を確認して、不要なものは解約しましょう。
ステップ3:変動費の予算を決める
固定費を見直したら、次は変動費です。食費、日用品費、交際費、レジャー費などが該当します。
変動費は月によって金額が変わるため、「予算」を決めておくことが大切です。たとえば、「食費は月4万円まで」「交際費は月1万円まで」のように、項目ごとに上限を設けておくと、使いすぎを防げます。
支払いにデビットカードを使うと、口座残高の範囲でしか使えないため、予算管理がしやすくなります。Habittoのデビットカードは、使った分だけ口座から引き落とされるうえ、利用額の0.8%が翌月キャッシュバックされます。支出の管理と節約を同時にできるので、家計管理に役立ちます。
ステップ4:年間で収支を考える
毎月の赤字を気にしすぎる必要はありません。実は、「年間」で収支を見ることが大切です。
たとえば、子どもの入学準備や車検、固定資産税の支払いなど、特定の月に大きな支出が発生することがあります。こうした「特別支出」を月々の家計に含めると、赤字になって当然です。
年間の収支で黒字になっていれば問題ありません。特別支出は年間で予算を立てて、毎月少しずつ積み立てておくと安心です。
ステップ5:収入を増やす方法も検討する
支出を見直しても赤字が解消しない場合は、収入を増やすことも考えてみましょう。
パートで働いている場合は、正社員への転職を検討するのも一つの方法です。社会保険料は天引きされますが、手取り収入が増える可能性があります。副業を始める場合は、将来のスキルアップにつながるものを選ぶと、長期的にもプラスになります。
ただし、毎月赤字の状態で投資を始めるのはおすすめしません。投資には元手が必要ですし、損をするリスクもあります。まずは赤字体質を脱却してから、余裕資金で始めましょう。
赤字家計でよくある悩みQ&A
Q. ボーナスで毎月の赤字を補填するのはアリ?
勤務先のボーナスが安定して支給されているなら、ボーナスで補填すること自体は問題ありません。年間で収支が黒字になっていれば大丈夫です。
ただし、ボーナスが業績連動型で金額が変動する場合は注意が必要です。ボーナスに頼りすぎると、支給額が減ったときに家計が立ち行かなくなるリスクがあります。
Q. 40代で貯金なし……もう手遅れ?
40代で貯金がゼロでも、手遅れではありません。ただし、今後夫婦で稼ぐ力・貯める力があるかどうかを見直す必要はあります。
お子さんがいる場合は、教育費がかかる時期かどうかで状況は変わります。教育費のピークが過ぎていれば、今から積極的に貯蓄に回せます。逆に、これから大学進学を控えているなら、早めに家計改善に取り組みましょう。
Q. 自分で家計を見直すのが難しい……
家計の見直しには、ある程度のお金の知識と客観的な視点が必要です。自分一人で取り組むのが難しいと感じたら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのも一つの方法です。
FPは、収支の分析から具体的な節約術、将来のライフプランまで、一緒に考えてくれます。Habittoでは国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、「何から手をつけていいかわからない」という方も気軽に利用できます。
黒字家計になったら、貯蓄を始めよう
赤字を解消して家計が黒字になったら、次は貯蓄を始めましょう。せっかく黒字になっても、余った分をそのまま使ってしまっては意味がありません。
貯蓄を続けるコツは、「先取り貯金」です。給料が入ったら、まず決めた金額を貯蓄用の口座に移してしまいましょう。残ったお金で生活する習慣をつければ、自然とお金が貯まっていきます。
たとえば、毎月3万円を年利0.6%の口座に預け続けると、10年後には約371万円になります(税引前・複利計算)。2026年2月時点でメガバンクの普通預金金利は0.3%程度ですが、条件なしで0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座を選べば、より効率的にお金を育てられます。
※Habittoの貯蓄口座では、100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)が条件なしで適用されます。100万円を超える部分は0.3%(税引後0.239%)となります。金利は変動する場合があります。
赤字家計を立て直すには、まず収支を把握して、固定費から見直すことがポイントです。一度見直してしまえば、その効果は毎月続きます。
家計のことでストレスを感じている方は、Habittoアドバイザーに相談してみてください。国家資格を持つFPが、あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスをしてくれます。相談は無料で、無理な勧誘もないので安心です。