ネット銀行とメガバンクの違いは?金利・手数料・サービスを徹底比較
ネット銀行とメガバンクの違いを解説|金利・手数料・サービスを徹底比較
「銀行口座を開設しようと思ったけど、ネット銀行とメガバンク、どっちがいいの?」
給与振込口座の指定や貯蓄用の口座を検討するとき、こんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。2024年3月のマイナス金利政策解除以降、日本の銀行を取り巻く環境は大きく変わりました。2025年1月、そして同年12月の追加利上げを経て、預金金利はかつてないほど上昇しています。
この記事では、ネット銀行とメガバンクの違いを金利・手数料・サービスの面から比較し、あなたに合った銀行の選び方を紹介します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
ネット銀行とメガバンクとは?
まずは、それぞれの銀行の特徴を整理しておきましょう。
メガバンクは、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の大手3行を指します。全国に店舗やATMを展開しており、対面での相談や窓口サービスを受けられるのが特徴です。
ネット銀行は、対面型の店舗を持たず、インターネット上での取引をメインに行う銀行です。店舗運営にかかるコストを抑えることで、高い金利や低い手数料を実現しています。楽天銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、UI銀行などが代表的なネット銀行として知られています。
【金利比較】ネット銀行はメガバンクの約2倍以上
銀行選びでまず気になるのが金利です。ここでは、普通預金金利を比較してみましょう。
2026年2月時点の普通預金金利比較
| メガバンク | 三菱UFJ銀行 | 0.3% |
|---|---|---|
| メガバンク | 三井住友銀行 | 0.3% |
| メガバンク | みずほ銀行 | 0.3% |
| ネット銀行 | あおぞら銀行BANK | 0.75%(100万円まで) |
| ネット銀行 | Habitto | 0.6%(100万円まで) |
※金利は2026年2月時点、各銀行の最新情報をご確認ください。
メガバンク3行は2025年12月の日銀利上げを受けて、2026年2月から普通預金金利を0.3%に引き上げました。一方、ネット銀行の中には0.6%以上の金利を提供しているところもあります。
たとえば100万円を1年間預けた場合、金利0.3%なら約3,000円(税引後約2,391円)、金利0.6%なら約6,000円(税引後約4,782円)の利息がつきます。同じ金額を預けるなら、金利が高い銀行を選んだ方がおトクですよね。
【手数料比較】ネット銀行は無料回数が多い
銀行を利用する際に気になるのが、ATM手数料と振込手数料です。
ATM出金手数料の比較
| 銀行タイプ | ATM手数料 | 無料回数 |
|---|---|---|
| メガバンク | 110〜330円程度 | 条件により異なる |
| ネット銀行 | 110〜275円程度 | 月最大20回の銀行も |
※詳細は各銀行の最新情報をご確認ください。
メガバンクは自社ATMなら無料で利用できることが多いですが、コンビニATMでは手数料がかかります。ネット銀行は提携ATM(セブン銀行、イオン銀行など)を利用する形になりますが、月に複数回の無料枠が設定されていることが一般的です。
他行宛振込手数料の比較
| 銀行タイプ | 他行宛振込手数料 | 無料回数 |
|---|---|---|
| メガバンク | 110〜990円程度 | 条件により異なる |
| ネット銀行 | 75〜152円程度 | 月最大20回の銀行も |
※詳細は各銀行の最新情報をご確認ください。
ネット銀行は店舗運営コストがかからない分、手数料を低く設定できています。頻繁に振込を行う方や、コンビニATMをよく使う方は、ネット銀行の方が節約につながるでしょう。
メガバンクのメリット・デメリット
メガバンクのメリット
1. 全国に店舗がある安心感
メガバンクは全国に数百〜数千の店舗を展開しています。窓口で直接相談できるため、住宅ローンや資産運用など複雑な手続きも対面でサポートを受けられます。「ネットだけでは不安」という方には心強い存在です。
2. 自社ATMの数が多い
三菱UFJ銀行は約7,600台、三井住友銀行は約5,300台のATMを設置しています。自社ATMなら手数料無料で利用できるため、店舗が近くにある方にとっては便利です。
3. 住宅ローンや法人向けサービスが充実
住宅ローンの相談や、法人口座の開設、各種ビジネスサービスなど、メガバンクならではの幅広いサービスを利用できます。
メガバンクのデメリット
1. 金利が低め
ネット銀行と比較すると、普通預金・定期預金ともに金利は低めです。「預金でお金を育てたい」という方には物足りないかもしれません。
2. 手数料が割高になることも
コンビニATMの利用や時間外の取引では手数料がかかることがあります。優遇を受けるには、給与振込指定やクレジットカード契約などの条件を満たす必要があるケースも多いです。
ネット銀行のメリット・デメリット
ネット銀行のメリット
1. 金利が高い
店舗運営にかかるコストを抑えられる分、預金金利を高く設定できます。メガバンクの普通預金金利0.3%に対して、ネット銀行では0.5〜0.75%程度の金利を提供しているところもあります。
2. 手数料が安い・無料回数が多い
ATM手数料や振込手数料が安く、月に数回の無料枠が設けられていることが多いです。日常的にコンビニATMを使う方にとっては大きなメリットです。
3. スマホだけで完結する利便性
口座開設から振込、残高確認まで、すべてスマホアプリで完結します。24時間いつでも取引できるため、忙しい方でも時間を選ばずに利用できます。
4. 独自のサービスやポイント還元
楽天銀行なら楽天ポイント、auじぶん銀行ならPontaポイントなど、各社独自の特典があります。キャッシュバック付きのデビットカードを提供しているネット銀行もあり、支出管理と節約を両立できます。
たとえばHabittoのデビットカードは、利用額の0.8%が翌月21日に現金でキャッシュバックされます。ポイントと違って現金で還元されるため、使い道を選ばないのが魅力です。
ネット銀行のデメリット
1. 対面での相談ができない
店舗がないため、窓口で直接相談することができません。「どの商品を選べばいいかわからない」「手続きの仕方がわからない」といった場合に、すぐに相談できる環境がないのは不安に感じる方もいるでしょう。
ただし、最近ではチャットサポートやビデオ通話での相談を提供するネット銀行も増えています。Habittoでは国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談できるサービスを提供しており、投資や貯蓄の始め方から保険、ライフプランまで幅広くアドバイスを受けられます。
2. 住宅ローンなど一部サービスが限定的
ネット銀行の中には住宅ローンを取り扱っていない、あるいは選択肢が限られているところもあります。大きな借入を検討している方は、メガバンクや地方銀行も含めて比較することをおすすめします。
3. インターネット環境が必要
基本的にすべての操作がオンラインで行われるため、スマホやパソコン、インターネット環境が必須です。デジタル機器の操作に慣れていない方にはハードルが高いかもしれません。
ネット銀行とメガバンク、どちらを選ぶべき?
両者の特徴を踏まえると、以下のような使い分けがおすすめです。
ネット銀行が向いている人
金利を重視して、預金でしっかりお金を育てたい人
コンビニATMをよく使う人
振込を頻繁に行う人
スマホで手軽に銀行取引をしたい人
少しでも手数料を節約したい人
メガバンクが向いている人
窓口で対面相談をしたい人
住宅ローンや法人口座など、幅広いサービスを利用したい人
自社ATMが近くにある人
デジタル操作に不安がある人
「使い分け」という選択肢も
実は、多くの人が「メガバンク+ネット銀行」の使い分けをしています。たとえば、給与振込や公共料金の引き落としはメガバンク、貯蓄用の口座はネット銀行、というように目的に応じて使い分ける方法です。
ネット銀行の口座開設は無料でできるところがほとんどなので、まずは1つ開設してみて使い勝手を試してみるのもいいでしょう。
高金利のネット銀行を選ぶポイント
ネット銀行といっても、金利や手数料、サービス内容は銀行ごとに異なります。選ぶ際は以下のポイントをチェックしましょう。
1. 金利の「条件」を確認する
高金利を謳っているネット銀行でも、「給与振込指定」「証券口座との連携」「クレジットカードの契約」など、条件を満たさないと適用されないケースがあります。自分が無理なく満たせる条件かどうかを確認することが大切です。
条件なしで高金利が適用される銀行を選べば、余計な手間やコストをかけずに金利の恩恵を受けられます。
2. 使えるATMの場所と無料回数
自宅や職場の近くにどのATMがあるかを確認しましょう。セブン銀行やイオン銀行など、コンビニATMに対応しているネット銀行なら、全国どこでも利用しやすいです。
3. デビットカードやキャッシュバックの有無
支出管理をしたい方は、デビットカード付きの口座を選ぶと便利です。クレジットカードと違って使った分だけ即時引き落とされるため、使いすぎを防げます。
金利比較シミュレーション
実際に100万円を1年間預けた場合の利息を計算してみましょう。
| 金利(税引前) | 税引前利息 | 税引後利息(約) |
|---|---|---|
| 0.3%(メガバンク) | 3,000円 | 2,391円 |
| 0.35% | 3,500円 | 2,789円 |
| 0.5% | 5,000円 | 3,984円 |
| 0.6%(Habittoなど) | 6,000円 | 4,782円 |
金利0.3%と0.6%では、年間で約2,390円の差が生まれます。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、5年、10年と長期間預け続けることを考えると、その差は無視できません。
しかも、預ける金額が200万円、300万円と増えれば差はさらに広がります。同じお金を預けるなら、少しでも金利が高い銀行を選んだ方がおトクです。
※Habittoは100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)、100万円を超える部分は年利0.3%(税引後0.239%)
よくある質問
Q. ネット銀行は安全ですか?
ネット銀行も預金保険制度の対象であり、万が一銀行が破綻しても1,000万円までの預金とその利息は保護されます。セキュリティ面でも、二段階認証やワンタイムパスワードなど、各社さまざまな対策を講じています。
Q. ネット銀行で現金の入出金はできますか?
できます。ネット銀行は提携ATM(セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行など)を通じて現金の入出金が可能です。提携ATMはコンビニや駅など全国にあるため、利便性は高いです。
Q. メガバンクとネット銀行、両方の口座を持ってもいいですか?
もちろんです。むしろ、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。給与振込はメガバンク、貯蓄はネット銀行というように、それぞれの強みを活かした使い方ができます。
お金をどこに預けるかで、将来の資産に差がつきます。「なんとなく」で銀行を選ぶのではなく、金利や手数料、サービス内容を比較して、自分に合った銀行を見つけてください。
条件なしで年利0.6%の金利がつく貯蓄口座を探している方は、Habittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。金利は変動する場合があります。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。