ネット銀行とは?選び方・メリット・デメリットを初心者向けに解説
ネット銀行とは?選び方・メリット・デメリットを初心者向けにわかりやすく解説
「ネット銀行って、普通の銀行と何が違うの?」 「金利が高いって聞くけど、本当に安全なの?」
こんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか。
2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除して以降、銀行の預金金利が大きく変わりました。メガバンクの普通預金金利が0.001%だった時代から、今では0.3%を超える銀行も珍しくありません。この変化をきっかけに、より高い金利を求めてネット銀行に注目する方が増えています。
この記事では、ネット銀行の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、自分に合った銀行の選び方まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
ネット銀行とは?普通の銀行との違い
ネット銀行とは、実店舗を持たず、インターネット上で取引を完結できる銀行のことです。口座開設から振込、残高確認まで、すべての手続きをスマホやパソコンで行えます。
従来の銀行との大きな違いは、以下の3点です。
店舗の有無 メガバンクや地方銀行は街中に店舗があり、窓口で相談できます。ネット銀行には基本的に店舗がなく、すべてオンラインで完結します。
営業時間 従来の銀行の窓口は平日9時〜15時が一般的です。ネット銀行は24時間365日、いつでも取引が可能です。
コスト構造 ネット銀行は店舗の維持費や人件費を抑えられるため、そのコストメリットを金利や手数料に還元しています。
ネット銀行の5つのメリット
1. 普通預金金利が高い
ネット銀行を選ぶ最大の理由は、やはり金利の高さです。
2026年2月時点で、メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)の普通預金金利は0.3%程度です。一方、ネット銀行では0.3%〜0.75%の金利を提供しているところもあります。
たとえば100万円を1年間預けた場合、金利0.3%なら利息は約3,000円。金利0.6%なら約6,000円 になります。同じ100万円を預けるだけで、年間約3,000円(税引前)の差が生まれるわけです。
ただし、高い金利を得るために「給与振込口座に指定する」「証券口座と連携する」「クレジットカードを作る」といった条件が必要な銀行も多いので、条件をよく確認することが大切です。
2. ATM手数料・振込手数料が安い
ネット銀行では、ATM手数料や振込手数料が無料になる回数が設定されていることがほとんどです。
たとえば、ATM出金手数料が月2回〜5回無料、他行宛て振込手数料が月1回〜3回無料、といった具合です。条件を満たすと無料回数が増える「ステージ制度」を設けている銀行も多くあります。
従来の銀行では、時間外のATM利用で110円〜220円、他行宛て振込で220円〜440円程度の手数料がかかることを考えると、うまく活用すれば年間で数千円の節約になります。
3. 24時間いつでも取引できる
深夜でも早朝でも、スマホがあれば残高確認や振込ができます。「銀行の営業時間に間に合わない」という悩みとは無縁です。
また、口座開設もオンラインで完結します。本人確認書類をスマホで撮影して送信すれば、最短で当日〜翌日に口座が開設できる銀行もあります。
4. アプリで家計管理がしやすい
多くのネット銀行は、使いやすいスマホアプリを提供しています。入出金履歴の確認、振込、定期預金の申し込みなどが数タップで完了します。
カテゴリ別の支出分析機能や、目標貯金額の設定機能など、家計管理に役立つ機能を備えているアプリも増えています。
5. キャッシュバックやポイント還元がある
ネット銀行の中には、デビットカードの利用でキャッシュバックやポイント還元を受けられるところがあります。
たとえば、Habittoのデビットカードは利用額の0.8%が翌月に現金でキャッシュバックされます。クレジットカードのポイント還元率が0.6%〜1.0%程度であることを考えると、デビットカードでこの還元率は魅力的です。しかも、デビットカードは口座残高の範囲でしか使えないので、使いすぎの心配もありません。
ネット銀行の4つのデメリット
1. 対面で相談できない
ネット銀行には基本的に店舗がないため、窓口で担当者と直接話すことができません。困ったことがあれば、電話やチャット、メールでの問い合わせになります。
住宅ローンや資産運用など、複雑な相談をしたい場合は、対面でのサポートがある従来の銀行のほうが安心かもしれません。
ただし、最近はネット銀行でも電話やビデオ通話での相談サービスを充実させているところが増えています。たとえばHabittoでは国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で相談でき、投資や貯蓄の始め方から保険、ライフプランまで幅広く対応しています。
2. 自社ATMがない
ネット銀行は自社のATMを持っていないため、コンビニATMや提携銀行のATMを利用することになります。
無料回数内であれば問題ありませんが、回数を超えると110円〜220円程度の手数料がかかります。現金の入出金が多い方は、無料回数が多い銀行を選ぶか、利用頻度を減らす工夫が必要です。
3. システム障害のリスク
ネット銀行はオンラインでの取引が前提なので、システム障害や通信トラブルが発生すると、一時的に取引ができなくなる可能性があります。
ただし、これは従来の銀行のインターネットバンキングでも同様です。重要な振込は余裕を持って行う、緊急用に別の銀行口座も持っておく、といった対策が有効です。
4. 引き落とし口座に指定できないケースがある
一部の公共料金や保険料の引き落とし口座として、ネット銀行を指定できないことがあります。口座開設前に、自分が利用しているサービスで設定可能かどうか確認しておきましょう。
ただし、主要なネット銀行であれば、ほとんどの引き落としに対応しています。
ネット銀行の選び方|5つのチェックポイント
自分に合ったネット銀行を選ぶために、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
1. 金利の高さと条件
金利が高いことは大切ですが、「その金利を得るための条件」も重要です。
「給与振込口座に指定する」「月に○回以上カード利用する」「証券口座を開設して連携する」といった条件が必要な場合、その条件を満たせるかどうかを考えましょう。
条件なしで高い金利がつく銀行を選べば、余計な手間をかけずに貯蓄できます。
| 銀行名 | 普通預金金利 | 主な条件 |
|---|---|---|
| あおぞら銀行BANK | 0.75%(100万円まで) | なし |
| 楽天銀行 | 最大0.38%(1,000万円まで) | マネーブリッジ連携 |
| UI銀行 | 0.3%(通常)/ 0.5%(条件あり) | 給与・年金受取など |
| Habitto | 0.6%(100万円まで) | なし |
| 東京スター銀行 | 最大0.7% | 給与・年金受取など |
※金利は2026年2月時点、各銀行の最新情報をご確認ください。
2. ATM手数料の無料回数
現金をよく使う方は、ATM手数料の無料回数が多い銀行を選びましょう。最低でも月2回以上は無料で利用できる銀行が安心です。
また、利用できるATMの種類も確認してください。セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行など、自分がよく使うATMに対応しているかどうかがポイントです。
3. 振込手数料の無料回数
毎月の家賃や習い事の月謝など、定期的に振込が必要な方は、他行宛て振込手数料の無料回数をチェックしましょう。月1回〜3回無料が一般的ですが、条件達成で回数が増えるステージ制度を採用している銀行も多いです。
4. アプリの使いやすさ
毎日使うものなので、アプリの使いやすさは意外と重要です。口座開設前に、アプリのレビューや画面イメージを確認しておくと安心です。
生体認証でログインできる、振込がスムーズにできる、入出金履歴が見やすい、といった点をチェックしましょう。
5. 自分の目的に合っているか
「とにかく金利重視で貯蓄したい」「家計管理をしっかりしたい」「投資と連携して効率よく運用したい」など、目的によって最適な銀行は変わります。
たとえば、投資に興味があるなら証券口座との連携がスムーズな銀行、家計管理を徹底したいならデビットカードの機能が充実している銀行を選ぶとよいでしょう。
ネット銀行は安全?セキュリティ対策について
「ネット銀行は不正利用が心配」という声もあります。
ネット銀行各社は、ワンタイムパスワード、生体認証、不正検知システムなど、多層的なセキュリティ対策を実施しています。また、万が一不正送金の被害に遭った場合も、預金者保護法に基づき、原則として預金が補償されます。
自分でできる対策としては、以下の点を心がけましょう。
パスワードを定期的に変更する
フィッシング詐欺メールに注意する
公共Wi-Fiでは取引を避ける
アプリやOSを最新の状態に保つ
不審な取引がないか定期的に確認する
よくある質問
Q. ネット銀行の口座開設に必要なものは? 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類があれば、スマホで口座開設できます。印鑑は基本的に不要です。
Q. ネット銀行は預金保険の対象? はい、日本国内で営業しているネット銀行は預金保険制度の対象です。万が一銀行が破綻しても、1金融機関あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。
Q. 複数のネット銀行口座を持っても大丈夫? 問題ありません。むしろ、目的別に口座を使い分けることで、お金の管理がしやすくなります。「生活費用」「貯蓄用」「投資用」など、役割を分けて活用している方も多いです。
Q. メガバンクの口座も持っておくべき? 給与振込や公共料金の引き落としなど、メインの口座として使いながら、貯蓄用にネット銀行を併用するのが一般的です。それぞれの強みを活かして使い分けるとよいでしょう。
お金の置き場所を見直したいと思った方は、条件なしで年利0.6%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。どの銀行を選ぶか迷ったら、ファイナンシャルプランナーに無料で相談してみるのもおすすめです。
※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。金利は変動する場合があります。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。