お金の不安を解消する方法|今すぐできる5ステップと安心ライン
お金の不安を解消する方法|今すぐできる5ステップで経済的な安心ラインをつくろう
「将来のお金が足りるかどうか、漠然と不安……」「給料日前になるとお金のことばかり考えてしまう」——こうしたお金の不安を抱えている人は、あなただけではありません。
日本FP協会の調査によると、20代~30代の8割以上が「将来のお金に対する不安がある」と回答しています。老後の生活費、住宅ローン、教育資金、そして毎月の家計のやりくり。多くの人が経済的な不安と向き合いながら暮らしています。
ただ、お金の不安はぼんやり考えているだけでは解消されません。具体的な方法で「自分にいくら必要か」「今どうすればいいか」を見える化することが、不安を解消する第一歩です。
この記事では、お金の不安を解消するために今すぐ始められる5つのステップと、経済的に安心できるラインのつくり方を紹介します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
なぜお金の不安は消えないのか?3つの原因
お金の不安を解消するには、まず「なぜ不安を感じるのか」を知ることが大切です。よくある原因を3つ見ていきましょう。
原因1:自分のお金の流れが見えていない
毎月いくら入ってきて、いくら出ていくのか。この基本的な情報を正確に把握できていない人は少なくありません。収入と支出のバランスが見えないと、「足りているのかどうかわからない」という漠然とした不安が生まれます。
お金の不安の正体は、多くの場合「わからない」ことから来ています。家計の数字を見える化するだけで、不安が大きく軽減するケースはよくあります。
原因2:将来にいくら必要かが具体的にイメージできない
老後に2,000万円が必要と聞いたら、誰でも不安になるでしょう。住宅ローンは数千万円、教育資金は1人あたり1,000万円以上かかる可能性もあります。
ただ、こうした数字は「すべてを一度に自分で準備しなければならない金額」ではありません。公的な制度や会社の福利厚生を利用できる場合もあります。漠然と大きな数字を見て不安になるのではなく、「自分の場合はいくら必要か」を具体的に計算してみることが大切です。
原因3:お金の知識が足りないと感じている
投資や保険、税金、資産運用。お金に関する情報は多いけれど、「自分に何が必要で、どう行動すればいいのかがわからない」という方も多くいます。
金融広報中央委員会の調査では、金融知識が高い人ほど金融資産の保有額も高い傾向が確認されています。お金について少しずつ学ぶことが、不安を解消する力になります。
お金の不安を解消する5つのステップ
ここからは、誰でも今すぐ始められるお金の不安を解消するための具体的な方法を、5つのステップで紹介します。
ステップ1:収入と支出を書き出して「見える化」する
まずは、自分のお金の流れを正確に把握することから始めましょう。
やることはシンプルです。毎月の収入(給料、副業収入など)と支出(家賃、食費、通信費、光熱費など)をすべてリストアップします。手書きが面倒な方は、家計簿アプリなどのサービスを利用すると便利です。クレジットカードやデビットカードと連携すれば、支出が自動で記録されます。
ポイントは「ざっくりでいいのでまず始める」こと。完璧な家計簿をつける必要はありません。1ヵ月分の収支が見えるだけで、「何にお金を使いすぎているか」「毎月いくら残せるか」がわかり、漠然とした不安が具体的な課題に変わります。
ステップ2:固定費を見直して支出を減らす
家計の支出を減らすなら、まず固定費の見直しから手をつけましょう。固定費は毎月一定額がかかるため、一度見直せば効果がずっと続きます。
見直しの対象になりやすい固定費は以下の通りです。
・通信費:大手キャリアから格安SIMに切り替えるだけで、月3,000円~5,000円の節約が可能
・保険:加入中の保険を棚卸しして、本当に必要かどうかを確認。公的な高額医療費制度でカバーできる場合も
・サブスク:使っていないサービスを解約。毎月1回は「サブスク棚卸し」をしよう
・住宅ローン・家賃:住宅ローンの借り換えで金利を下げられないか確認。賃貸の方は更新時に家賃交渉も選択肢
月5,000円の固定費削減は、年間6万円、5年で30万円の差になります。少しの見直しでも積み重なると大きな効果があります。
ステップ3:「安心ライン」=生活費の3~6ヵ月分を貯める
お金の不安を解消する大きなポイントは、「いざという時に困らないだけの備え」を持つことです。このラインが一般的に「生活費の3~6ヵ月分」と言われています。
たとえば毎月の生活費が20万円の方なら、60万円~120万円。この金額を貯蓄用口座に確保しておけば、突然の失業や病気、急な出費があっても、すぐに生活が立ち行かなくなる心配はかなり減ります。
「いくら貯めればいいかわからない」という不安は、この安心ラインを具体的な万円の数字で設定するだけでかなり軽くなります。
安心ラインの貯蓄先には、いつでも引き出せる普通預金口座がおすすめです。せっかく預けるなら、少しでも金利の高い口座を選ぶと良いでしょう。たとえばHabittoの貯蓄口座は、条件なしで年利0.6%(税引後0.478%、100万円まで)がつきます。給料から自動振替を設定すれば、毎月確実に安心ラインに向けた貯蓄が進みます。
※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。金利は変動する場合があります。
ステップ4:ライフプランを立てて「将来にいくら必要か」を把握する
安心ラインが確保できたら、次は中長期的な視点で「将来にいくら必要か」を考えましょう。主なライフイベントにかかる費用の目安は以下の通りです。
| ライフイベント | 費用の目安 |
|---|---|
| 結婚(挙式・披露宴) | 約300万円~470万円 |
| 住宅購入の頭金 | 物件価格の10~20%(数百万円) |
| 出産 | 約50万円(出産育児一時金で多くをカバー可能) |
| 教育資金(1人あたり) | 約760万円~4,100万円 |
| 老後の生活費 | 月約27万円(夫婦2人の場合) |
すべての費用を一度に準備する必要はありません。「いつ・いくら必要になるか」を把握して、少しずつ計画的に準備していくことが大切です。
自分でライフプランを立てるのが難しいと感じたら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのもよいでしょう。Habittoでは国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。チャットやオンラインセッションで、自分の場合はいくら必要かを具体的に計算してもらえます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に利用してみてください。
ステップ5:少しずつ資産形成を始める
安心ラインの貯蓄ができて、将来に必要な金額の目安がわかったら、余裕資金の一部を資産形成に回すことを考えましょう。
「お金を稼ぐ力」「少ないお金で暮らす力」「今あるお金を増やす力」——この3つの力をバランスよく身につけることが、お金の不安を解消するための本質的な方法です。
資産形成の第一歩としては、NISAを利用した積立投資がおすすめです。月数千円から始められて、運用益が非課税になる制度です。長い期間をかけて少しずつ増やすことで、老後の資産づくりにつながります。
投資に抵抗がある方は、まずは高い金利の預金口座でお金を育てることから始めてみましょう。投資は余裕が出てからで遅くありません。
お金の不安を感じやすい人の特徴と対策
給料が上がらないと感じている人
会社の給料がなかなか上がらない場合、収入を増やす方法は転職だけではありません。副業やスキルアップ、資格取得など、自身の価値を高める自己投資も選択肢の一つです。
最近は副業OKの会社も増えており、クラウドソーシングやギグワークで本業以外の収入を得ている人も多くいます。月に1万円~3万円でも副業収入があれば、年間で12万円~36万円。この分を貯蓄や投資に回せると考えると、経済的な安心感はかなり変わります。
老後の生活が不安な人
老後2,000万円問題が話題になりましたが、この金額は「モデルケース」の一つであり、誰にでも当てはまるわけではありません。自分の場合にいくら必要かは、現在の生活費や年金の受給見込み額、住宅ローンの残高などから計算できます。
年金は「あてにしすぎない」姿勢が大切ですが、完全にゼロになるわけでもありません。年金に加えて、自分自身で準備すべき金額を把握し、iDeCoやNISAなどの制度を利用して少しずつ備えていくのが現実的な対策です。
漠然と「将来が不安」な人
お金の不安の多くは、「具体的に何が問題なのかわからない」ことから生まれています。
まず自分に問いかけてみましょう。「何がいちばん不安か?」——生活費が足りないのか、老後が心配なのか、住宅ローンが負担なのか。不安の正体がわかれば、対策も具体的になります。
一人で考えるのが難しいと思ったら、専門家に相談するのも良い方法です。お金のプロであるFPと一緒に考えることで、「どうすればいいかわからない」という不安が「こうすればいいんだ」という安心に変わるケースはよくあります。
お金の不安を解消するためにやめたい3つの習慣
お金の不安を解消するには、「何を始めるか」と同じくらい「何をやめるか」も大切です。
1. SNSやメディアの情報に振り回される
「周りの人はもっと稼いでいる」「同世代なのに資産がこんなに違う」——SNSの情報を見て不安が増える経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
ただ、SNS上の情報はその人の生活の一面にすぎません。人は人、自分は自分。他人の暮らしを基準にするのではなく、「自分にとっての安心ライン」を基準にしましょう。
2. 「安いから買う」という買い物の癖
セールやまとめ買いで「安いから」と購入したモノが、結局使われずに家に眠っている——これは多くの人に心当たりのある経験でしょう。
買い物の前に「本当に必要か?」と一度立ち止まる習慣をつけるだけで、年間で数万円の節約につながります。お金の価値を「働いた時間」に換算して考えてみるのも効果的です。
3. お金のことを「いつかやろう」と先送りにする
家計の見直し、保険の棚卸し、貯蓄用口座の開設、投資の勉強。「やったほうがいい」とわかっていても、つい先送りにしてしまう人は多いでしょう。
ただ、お金の不安はいくら考えていても行動しない限り解消されません。今日できる小さな一歩——たとえば家計簿アプリをダウンロードする、貯蓄用口座を開設する——から始めてみましょう。完璧な計画を立ててから動くのではなく、少しずつ前に進むことが大切です。
お金の不安を解消するために読みたい本
お金について学ぶなら、書籍から始めるのも手軽で効果的な方法です。初心者の方にもわかりやすく、すぐに実践できる内容の本を紹介します。
・『お金の不安をこの先ずーっとなくすために今できる46のこと』(塚越菜々子 著):FPでありYouTubeでも人気の著者が、「貯める」「増やす」「稼ぐ」「使う」「備える」の5つのテーマでお金との付き合い方を解説した一冊です。
・『お金の不安がなくなる小さな習慣』(有川真由美 著):お金を「働いた時間」に換算する考え方など、日々の暮らしの中で実践できる88のヒントが詰まっています。
・『超ミニマル・ライフ』(四角大輔 著):「自分が生きるために最低限いくら必要か」を知ることで、お金の不安から自由になる「ミニマム・ライフコスト思考」を提唱しています。
よくあるご質問
Q. 貯蓄がゼロでも、お金の不安は解消できますか?
はい、可能です。貯蓄がゼロの状態からでも、家計の見える化と固定費の見直しを始めるだけで、毎月少しずつ貯蓄に回せるお金が生まれます。最初は月数千円でも構いません。「仕組みをつくる」ことが最も大切なステップです。
Q. お金の相談は誰にすればいいですか?
ファイナンシャルプランナー(FP)への相談がおすすめです。家計の見直しから資産形成の計画まで、お金に関する幅広い相談に対応してくれます。Habittoのアドバイザーなら、国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。
Q. 投資は怖いのですが、始めたほうがいいですか?
投資にはリスクがあるため、生活費の3~6ヵ月分の安心ラインを貯蓄で確保してから始めるのがおすすめです。いきなり大きな金額を投資する必要はありません。NISAを利用した少額の積立投資であれば、月数千円からでも始められます。
※投資にはリスクが伴います。詳細は各商品の説明書をご確認ください。
お金の不安は、「わからない」を「わかる」に変えるだけでかなり軽くなります。まずは自分の家計管理を始めて、安心ラインを設定するところから始めてみてください。「難しそう」と思う方も、小さな一歩を踏み出せば仕事やプライベートへの集中力も自然と高まります。
一人で考えるのが難しいと感じたら、Habittoのファイナンシャルプランナーに無料で相談してみるのも一つの方法です。お金の不安を解消するために、今日できることから少しずつ始めましょう。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。