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生活費の平均はいくら?世帯人数別・年齢別の内訳と節約のコツ

生活費の平均はいくら?世帯人数別・年齢別の内訳と支出を抑えるコツ【2026年版】

「うちの生活費って、他の家庭と比べて多いのかな?」

毎月の支出を見て、そう感じたことはありませんか。生活費は世帯の人数や年齢、住んでいる地域によって大きく異なります。この記事では、総務省の家計調査(2025年平均・2024年詳細データ)をもとに、世帯人数別・年齢別の生活費の平均額と内訳を紹介します。さらに、支出を無理なく抑えるための具体的な方法も解説しますので、ぜひ家計の見直しに役立ててください。


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髙山 千愛美たかやま ちあみ2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待


生活費の「平均」はどう調べる?

生活費の平均を知りたいとき、もっとも信頼できるデータが総務省の「家計調査」です。全国約9,000世帯を対象に、毎月の収入・支出を調査した統計で、世帯人数別や年齢別の消費支出が公表されています。直近の2025年平均は2026年2月6日に公表されました。

家計調査では、支出を10の費目(食料、住居、光熱・水道、家具・家事用品、被服及び履物、保健医療、交通・通信、教育、教養娯楽、その他の消費支出)に分類しています。この分類を使うと、自分の家計と平均を項目ごとに比べられるので、どこに改善の余地があるかが見えてきます。


【世帯人数別】1か月あたりの生活費の平均額

2026年2月6日に公表された最新の家計調査(2025年平均)によると、2人以上世帯の消費支出は月平均314,001円でした。前年(2024年)の300,243円から名目4.6%の増加です。物価上昇が家計にも直接影響していることがわかります。

世帯人数別の消費支出(2024年の詳細データ)は以下のとおりです。

世帯人数月平均の消費支出1人あたりの金額
1人(単身世帯)約16.9万円約16.9万円
2人約27.0万円約13.5万円
3人約30.9万円約10.3万円
4人約34.1万円約8.5万円
5人以上約36.0万円約6.5万円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)2024年」(世帯人数別の詳細は2024年データ。2025年平均は2人以上世帯全体で314,001円)

世帯人数が増えるほど1世帯あたりの生活費は上がりますが、1人あたりの金額は下がっていきます。食費や光熱費などを家族で分け合えるためです。


一人暮らしの生活費:平均と内訳

一人暮らし(単身世帯)の生活費は月平均約16.9万円です。主な項目別の内訳を見てみましょう。

支出項目月平均額割合
食料(食費)約4.6万円27.0%
住居(家賃など)約3.1万円18.5%
交通・通信約2.1万円12.4%
教養娯楽約1.9万円11.2%
光熱・水道(電気・ガス・水道)約1.2万円7.1%
被服及び履物約0.5万円3.0%
保健医療約0.7万円4.1%
その他(交際費など)約2.8万円16.7%

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)2024年」単身世帯

食費が最大の支出項目です。住居費は持ち家の方を含む平均のため、賃貸で暮らしている方は実際の家賃がもっと高くなるケースが多いでしょう。東京23区であれば月6〜8万円程度が一般的で、住居費だけで平均を大きく上回ることもあります。

通信費はスマートフォンの料金プランが中心です。格安SIMやサブブランドに切り替えると、月3,000〜5,000円程度に抑えられる場合があります。


2人以上世帯の生活費:平均と内訳

2人以上世帯の月平均消費支出は2025年平均で314,001円です(2026年2月6日公表)。前年の2024年(300,243円)から約1.4万円増えました。以下は費目別の内訳です(2024年の詳細データ、世帯人員平均2.88人、世帯主平均年齢60.4歳)。

支出項目月平均額割合
食料(食費)約9.0万円30.0%
交通・通信約5.0万円16.7%
教養娯楽約2.9万円9.7%
光熱・水道(電気・ガス・水道)約2.3万円7.7%
住居約1.8万円6.0%
保健医療約1.5万円5.0%
教育約1.1万円3.7%
被服及び履物約1.0万円3.3%
その他(交際費など)約5.4万円18.0%

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)2024年」二人以上世帯

2人以上の世帯では食費の金額が大きくなります。エンゲル係数(消費支出に占める食料費の割合)は2024年時点で28.3%でした。2025年も食料品の値上げが続いており、2025年平均の消費支出が名目4.6%増加した背景には物価上昇の影響が大きく表れています。

住居費が低く見えるのは、持ち家世帯(ローン完済済みを含む)が多く含まれるためです。住宅ローン返済中の家庭や賃貸の場合は、月10〜15万円程度の住居費がかかるケースも珍しくありません。


【年齢別】世帯主の年代で生活費はどう変わる?

生活費は年齢によっても大きく異なります。2人以上世帯の世帯主の年齢階級別データを見てみましょう。

2人以上世帯(世帯主の年齢別)

世帯主の年齢月平均の消費支出特徴
40歳未満約28.0万円住居費の割合が高い傾向
40〜49歳約33.1万円教育費が増加する時期
50〜59歳約35.7万円支出のピーク。子どもの大学費用など
60〜69歳約31.1万円退職後、徐々に支出が減少
70歳以上約25.3万円保健医療費の割合が増加

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)2024年」

50代の世帯で支出がもっとも多くなるのは、子どもの教育費(大学の授業料や仕送りなど)が重なるためです。40代でも教育費が他の年代と比べて高くなっています。

単身世帯(年齢別)

年齢階級月平均の消費支出
34歳以下約18万円
35〜59歳約19万円
60歳以上約15.6万円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)2024年」/ 生命保険文化センター

34歳以下の一人暮らしでは住居費と教養娯楽費が高めです。賃貸物件に住んでいる割合が多く、趣味や交際にお金をかける傾向があります。35〜59歳では食費や交通・通信費が増えています。


【地域別】生活費の平均にはどれくらい差がある?

住んでいる地域によっても、生活費の平均には差があります。

単身世帯の地域別消費支出(2024年)

地域月平均の消費支出
関東約18.0万円
近畿約17.1万円
中国・四国約16.4万円
北海道・東北約16.1万円
九州・沖縄約16.0万円
北陸・東海約15.4万円

2人以上世帯の地域別消費支出(2024年)

地域月平均の消費支出
関東約32.1万円
北陸・東海約30.1〜31.1万円
中国約29.7万円
近畿約29.1万円
東北約28.8万円
北海道約27.7万円
九州約27.3万円
四国約25.5万円
沖縄約23.3万円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)2024年」

関東と沖縄で、2人以上世帯の場合は月9万円近い差があります。家賃や物価水準の違いが大きな要因です。ただし地方でも車が必須の地域では自動車関連費が高くなるなど、単純に「地方は安い」とは言い切れません。たとえば北陸では自動車等関係費が月3.8万円と全国平均の約1.5倍になっています。


手取り収入に対する生活費の目安

「平均と比べてどうか」に加えて、自分の手取りに対して生活費がどの程度の割合を占めているかも重要なポイントです。

一般的な家計管理の目安として、手取り収入に対する支出の理想的な割合をまとめました。

支出項目理想の割合(手取り比)
住居費(家賃・ローン)25〜30%
食費15〜20%
光熱・水道(電気・ガス・水道)5〜7%
通信費3〜5%
保険料3〜5%
教養娯楽費3〜5%
貯蓄・投資10〜20%
その他残り

たとえば手取り25万円の場合、住居費は6.25〜7.5万円、食費は3.75〜5万円が目安となります。この比率を大きく超えている項目があれば、見直しの優先度が高いと考えてよいでしょう。


生活費を無理なく抑える5つのコツ

平均と自分の支出を比較して「ちょっと使いすぎかも」と思った項目はありましたか?ここでは、毎月の生活費を無理なく抑えるための具体的な方法を紹介します。

1. 固定費から見直す

生活費を減らしたいとき、まず取り組みたいのが固定費の見直しです。固定費は毎月同じ額がかかる支出なので、一度見直せば節約効果がずっと続きます。

見直しやすい固定費の例を挙げます。

通信費: スマートフォンの料金プランを格安SIMやサブブランドに切り替えると、月5,000〜8,000円の節約になるケースがあります。

保険料: 加入中の生命保険や医療保険の内容を確認してみてください。必要以上の保障がついていたり、似た内容の保険に複数入っていたりすることがあります。

サブスクリプション: 動画配信や音楽配信、クラウドサービスなど、使っていないサブスクが残っていないか確認しましょう。月500〜1,000円程度でも、年間にすると6,000〜12,000円になります。

電気・ガスの会社: 2016年の電力自由化以降、電気・ガスの契約先を切り替えられるようになりました。比較サイトで現在の使用量をもとにシミュレーションすると、年間数千円〜1万円以上安くなる場合もあります。

固定費は「支出の土台」です。ここを整えるだけで、毎月の生活費は自然と下がっていきます。

2. 食費はまとめ買いと自炊で管理する

食費は生活費のなかで大きな割合を占める項目です。コンビニでの購入回数を減らし、スーパーでのまとめ買いを習慣にするだけでも変わります。

毎日の外食を週に1〜2回の自炊に切り替えるだけで、月1〜2万円の節約になることも珍しくありません。「完全に自炊」を目指す必要はなく、ご飯だけ炊いておかずはお惣菜を活用するなど、無理のない範囲で取り組むのがポイントです。

3. 先取り貯蓄で「使いすぎ」を防ぐ

毎月の収入から生活費を使い、残った分を貯蓄する方法だと、なかなかお金が貯まりません。給料日に一定額を自動で別の口座に移す「先取り貯蓄」が効果的です。

手取りの10〜20%を先に貯蓄に回し、残った金額で生活費をやりくりする方法です。金額を決めて自動振替を設定すれば、意識しなくても毎月コツコツ貯まっていきます。

2025年12月の日銀追加利上げ(政策金利0.75%)を受けて、銀行の預金金利も上昇しています。2026年2月時点でメガバンクの普通預金金利は0.3%、ネット銀行では0.5〜0.75%の金利を提供するところもあります。「預けても増えない」時代から変わりつつあるので、貯蓄先の金利にも目を向けてみてください。

4. キャッシュレス決済で支出を見える化する

現金で支払っていると、何にいくら使ったか把握しにくくなります。デビットカードやクレジットカードを活用すれば、利用明細がそのまま家計簿代わりになります。

デビットカードは口座残高の範囲内でしか使えないため、使いすぎの心配がありません。たとえばHabittoのデビットカードは全ての買い物に0.8%のキャッシュバックがつくので、支出を管理しながら少しずつおトクにもなります。

5. 定期的に家計を振り返る

月に1回、5〜10分で構いません。先月の支出を確認して、「想定よりかかった項目」を1つだけピックアップし、翌月に意識してみましょう。完璧な家計管理を目指す必要はありません。「先月より食費が5,000円減った」「サブスクを1つ解約できた」など、小さな改善を積み重ねることが大切です。


生活費の管理で迷ったら、プロに相談する方法も

家計の見直しは自分で取り組めることが多い一方で、保険の選び方や住宅ローンの借り換え、資産運用の始め方など、専門知識が必要な場面もあります。

「何から手をつければいいかわからない」と感じたら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのも一つの方法です。Habittoのアドバイザーサービスでは、国家資格を持つFPに無料で何度でも相談できます。チャットやビデオ通話で気軽に利用でき、無理な勧誘は一切ありません。


よくある質問

Q. 生活費の平均は手取りの何割くらいが目安ですか?

A. 手取りの70〜80%が一つの目安です。残りの20〜30%を貯蓄や投資に回せると、将来への備えとして安心できます。ただし、住居費の割合が大きい場合(手取りの30%を超える場合)は、他の項目で調整が必要です。

Q. 2人以上世帯で食費が月10万円を超えるのは使いすぎですか?

A. 家族の人数や子どもの年齢にもよりますが、2人以上世帯の平均食費は約9万円です。4人以上の家族であれば月10万円前後は珍しくありません。外食の頻度が高い場合は、月2〜3回減らすだけでも数千円の節約になります。

Q. 一人暮らしの生活費を15万円以内に抑えるにはどうすればいいですか?

A. 単身世帯の平均は約16.9万円なので、15万円以内に抑えるには固定費の最適化が重要です。家賃を手取りの25%以内にする、通信費を格安SIMで3,000円程度にする、自炊の頻度を増やすなどの組み合わせで実現しやすくなります。


生活費の平均を知ることは、家計管理の第一歩です。「うちはここが平均より高いな」と気づけたら、その項目から少しずつ見直してみてください。

もし毎月の生活費から少しでも貯蓄に回したいと感じたら、条件なしで年利0.6%がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結します。

※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。金利は変動する場合があります。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。データは総務省「家計調査(2025年平均・2024年詳細)」(2026年2月6日公表)および生命保険文化センターの資料にもとづいています。預金金利は2026年2月17日時点の情報です。