奨学金の種類と制度を徹底解説【2026年版】返還方法から申し込みまで
奨学金の種類と制度を徹底解説【2026年版】返還方法から申し込みまで
「奨学金って、借りたら全部返さないといけないの?もらえる種類もあるって聞いたけど…」
進学を控えた学生や保護者の方にとって、奨学金制度は身近でありながら、その仕組みをきちんと理解している方は意外と少ないものです。「令和6年度 学生生活調査」によると、大学等に在籍する学生のうち約5割が何らかの奨学金を利用しているとされています。
この記事では、奨学金の種類や申し込み方法、返還の仕組みまでをわかりやすく解説します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み一條 知亮(いちじょう ともすけ)保険業界で資産活用のサポートに携わり、15年目になります。お客様それぞれに未来予想図があり、お金の活かし方も人それぞれです。夢の実現のために、ご自身にとって最適な資産活用方法を一緒に楽しく考えてみませんか?相続診断士得意分野: 資産運用・保険・ライフプラン作成
投資スタイル: 生命保険での資産形成・外国株式の長期分散投資
奨学金制度の種類:給付型と貸与型の違い
奨学金には大きく分けて「給付型」と「貸与型」の2種類があります。
給付奨学金(返済不要)
給付型奨学金は、返還が不要な奨学金です。日本学生支援機構が実施する給付奨学金は、住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯の学生が対象となります。授業料・入学金の減免制度とあわせて利用できる点が特徴です。
貸与奨学金(返済あり)
貸与型の奨学金は、卒業後に返還が必要です。第一種(無利子)と第二種(有利子)に分かれており、家計状況や学力基準によって利用できる種類が異なります。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度
日本を代表する奨学金制度を実施しているのが、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)です。大学・短期大学・専門学校・大学院など幅広い学校が対象で、進学を目指す多くの学生が利用しています。
第一種奨学金(無利子)
第一種奨学金は無利子で借りられる貸与奨学金です。家計基準と学力基準の両方を満たす必要があり、審査はやや厳しめです。
第二種奨学金(有利子)
第二種奨学金は利息がつく貸与奨学金で、第一種と比べると利用条件がやや緩やかです。
奨学金の貸与額と返還のシミュレーション
奨学金を利用する前に、返還総額のイメージを持っておくことが大切です。具体的な計算例を見てみましょう。
計算例①:第一種奨学金(無利子)を4年間借りた場合
- 月額:5万4,000円
- 借入期間:48か月(4年間)
- 借入総額:5万4,000円 × 48 = 259万2,000円
- 返還期間:最長20年(240回)
- 月々の返還額:約1万800円(無利子のため元金のみ)
計算例②:第二種奨学金(年利0.3%と仮定)を4年間借りた場合
- 月額:8万円
- 借入総額:8万円 × 48 = 384万円
- 利息込みの返還総額:約400万円前後(金利・返還期間により変動)
- 月々の返還額:約1万6,700円(20年返還の場合)
返還額は借りる金額と期間によって大きく変わります。進学前に自分の返還計画を立てておくことが、後の生活設計においても重要です。
奨学金の申し込み方法と必要書類
奨学金の申し込みは、主に2つの段階で行います。
高校在学中に申し込む「予約採用」
高校3年生の春〜夏頃に、在籍する高校を通じて申し込む方法です。進学先が決まる前に申し込めるため、早めに準備を進めることができます。必要書類として、家計に関する情報(収入証明など)や学力に関する書類が求められます。
進学後に申し込む「在学採用」
進学先の大学・専門学校などに入学した後に申し込む方法です。予約採用で申し込めなかった場合や、進学後に状況が変わった場合に利用できます。
奨学金の返還方法と返還が難しくなったときの対処法
奨学金の返還は、卒業後に月々の分割払いで行うのが一般的です。返還期間は借入額や種類によって異なりますが、最長20年程度となっています。
返還が困難になったときの制度
返還が難しくなった場合、JASSOでは以下のような制度を設けています。
- 返還期限猶予制度:一時的に返還を猶予できる制度。失業や病気など、やむを得ない理由がある場合に申し込むことができます。
- 減額返還制度:月々の返還額を減らすことができる制度。収入が少ない段階で活用できます。
- 所得連動返還方式(第一種のみ):収入に応じて返還額が変わる方式。
返還に不安を感じたら、早めにJASSOのサイトや奨学生向けの相談窓口に問い合わせることが大切です。
JASSO以外の奨学金制度も探してみよう
奨学金制度はJASSOだけではありません。地方自治体、民間企業、学校独自の制度など、さまざまな団体が実施しています。
- 地方自治体の奨学金:都道府県や市区町村が地元の学生向けに実施しているケースがあります。
- 民間団体・財団の奨学金:給付型が多く、海外留学を対象としたものや、特定分野の学びを支援するものもあります。
- 大学・専門学校独自の奨学金:入学金や授業料の免除・減額を行う制度を設けている学校も多くあります。
自分に合った奨学金を探すには、進学先の学校の窓口や、JASSOの公式サイト内の情報を活用するのが効果的です。
教育費と家計管理:お金を賢く備える方法
奨学金の返還が始まると、毎月の支出に大きく影響します。在学中から家計管理の意識を持つことが、将来の返済負担を軽くする第一歩です。
たとえば、水道光熱費の節約方法を見直すだけでも、月々の固定費を削減できる可能性があります。小さな節約の積み重ねが、返還の余裕につながります。
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よくある質問
Q. 給付型奨学金の対象になる条件は?
日本学生支援機構の給付奨学金は、住民税非課税世帯またはそれに準ずる世帯の学生が主な対象です。学力(意欲・能力)の基準も設けられています。詳細はJASSOの公式サイトで確認してください。
Q. 第二種奨学金は誰でも借りられる?
第二種奨学金は第一種と比べて利用条件が緩やかですが、家計基準と学力・意欲に関する基準は設けられています。申し込む前に条件を確認しましょう。
Q. 奨学金の返還が遅れるとどうなる?
返還が遅れると延滞金が発生し、信用情報に影響が出る場合もあります。困ったときは早めにJASSOに相談し、猶予制度などを活用することが大切です。
まとめ:奨学金は「借りる前」の理解が大切
奨学金制度には給付型・第一種・第二種などさまざまな種類があり、それぞれに利用条件や返還の仕組みが異なります。進学を考えている方は、早い段階から情報を集め、自分の状況に合った制度を選ぶことが重要です。
返還が始まってからの生活設計も含めて、お金全体の流れを把握しておくことが、将来の安心につながります。お金のことで迷ったら、Habittoのアドバイザーなら、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に活用してみてください。
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※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
参考・出典
- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)公式サイト
-独立行政法人日本学生支援機構「令和6年度 学生生活調査」
- 文部科学省「高等教育の修学支援新制度」
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