シングルマザーの生活費はいくら?平均・内訳・支援制度を解説【2026年版】
シングルマザーの生活費はいくら必要?平均・内訳・支援制度をわかりやすく解説
シングルマザーとして子どもを育てながら生活していくには、毎月どのくらいのお金が必要なのでしょうか。
「今の収入で本当にやっていけるのかな」「他のひとり親家庭はどうやりくりしているんだろう」と、お金のことで不安を感じる方は多いと思います。
この記事では、母子家庭の平均的な生活費やその内訳、活用できる支援制度について、2026年の最新情報をもとに解説します。具体的な数字を知ることで、今後の家計管理や将来設計の参考にしていただければ幸いです。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み一條 知亮(いちじょう ともすけ)保険業界で資産活用のサポートに携わり、15年目になります。お客様それぞれに未来予想図があり、お金の活かし方も人それぞれです。夢の実現のために、ご自身にとって最適な資産活用方法を一緒に楽しく考えてみませんか?相続診断士得意分野: 資産運用・保険・ライフプラン作成
投資スタイル: 生命保険での資産形成・外国株式の長期分散投資
シングルマザーの1ヶ月の生活費はどのくらい?
総務省統計局の「2022年度家計調査」によると、母子世帯の1ヶ月の平均生活費は約20.5〜23.2万円です。子どもが18歳未満の世帯では月約23万円、20歳未満の世帯では月約20.5万円となっています。
ただし、この金額はあくまで平均値です。住んでいる地域(都市部か地方か)、子どもの人数や年齢、住居形態(持ち家か賃貸か)によって大きく変わります。
たとえば東京などの都市部に住む場合、家賃相場が高いため、平均よりも3〜5万円ほど多く見積もっておく必要があります。東京で生活するなら月26〜27万円程度が現実的な目安といえるでしょう。
生活費の内訳を見てみよう
母子家庭の生活費は、具体的にどのような項目に使われているのでしょうか。総務省統計局のデータをもとに、主な内訳を見ていきます。
食費:約4.5〜5万円
生活費の中で最も大きな割合を占めるのが食費です。全体の約20%にあたります。子どもの年齢が上がると食べる量も増えるため、中学生や高校生がいる家庭では5万円を超えることも珍しくありません。
住居費:約2.5〜6万円
公営住宅を利用できれば1〜3万円程度に抑えられますが、民間の賃貸物件を借りる場合は地域によって大きく異なります。都市部では6万円以上かかることも多いです。
水道・光熱費:約1.5〜2万円
電気・ガス・水道の費用です。2026年1〜3月は政府による電気・ガス代補助が実施されており、1世帯あたり合計7,000〜8,000円程度の軽減が見込まれています。
教育費:約1〜3万円
子どもの年齢や通っている学校によって大きく変わる項目です。公立校であれば比較的抑えられますが、塾や習い事を含めると負担が増えます。
通信費:約1〜1.5万円
スマートフォンやインターネット回線の費用です。格安SIMへの乗り換えや、自治体によっては通信費の助成を受けられる場合もあります。
保険料:約1〜1.5万円
健康保険や生命保険などの費用です。ひとり親世帯向けの保険料減免制度もあるので、確認してみましょう。
その他(被服費・交際費・交通費など):約3〜4万円
衣類の購入費、ママ友や職場との付き合い、通勤・通学の交通費などが含まれます。
子どもの人数別の生活費シミュレーション
子どもの人数によって必要な生活費は変わります。目安として参考にしてください。
子ども1人の場合:月19〜22万円
食費や教育費の負担が比較的軽いため、生活費を抑えやすい傾向があります。公営住宅を利用できれば、月15〜17万円程度でやりくりすることも可能です。
子ども2人の場合:月22〜25万円
子ども1人の場合と比べて、食費と教育費を中心に月3〜5万円ほど増える傾向があります。お下がりを活用したり、習い事を厳選したりする工夫が大切です。
子ども3人の場合:月25〜28万円
住居も広めのものが必要になり、家賃が上がることが多いです。食費も増えるため、児童手当や児童扶養手当をしっかり活用することが家計安定のカギになります。
シングルマザーの収入と貯蓄の実態
厚生労働省の「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果」によると、母子世帯の平均年収は約373万円(就労収入と各種手当等を含む)です。就労収入だけを見ると、正社員で約344万円、パート・アルバイトで約150万円となっています。
月収に換算すると、正社員で月約22〜25万円、非正規雇用で月約12〜15万円程度です。
貯蓄については、約40%の世帯が50万円未満という調査結果があります。生活費と収入がほぼ同額で、貯蓄に回す余裕がない家庭が多いのが現実です。
とはいえ、子どもの進学費用や緊急時の備えとして、少額でもコツコツ貯めていくことは大切です。たとえば100万円を年利0.6%の口座に預けると、1年間で約6,000円(税引後約4,780円)の利息がつきます。メガバンクの普通預金金利(0.3%程度)と比べても、預け先を選ぶだけで利息に差が出ます。
※Habittoの貯蓄口座では、100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)が条件なしで適用されます。100万円を超える部分は0.3%(税引後0.239%)となります。金利は変動する場合があります。
活用したい支援制度・手当一覧
シングルマザーが利用できる支援制度はいくつもあります。知らないと損をしてしまうので、該当するものは積極的に申請しましょう。
児童手当
すべての子育て世帯を対象とした国の制度です。2024年10月から大幅に拡充されました。
・対象:0歳〜18歳(高校卒業年度末まで) ・金額:3歳未満は月15,000円、3歳以上は月10,000円、第3子以降は月30,000円 ・所得制限:撤廃済み(全世帯が対象) ・支給月:偶数月(2月、4月、6月、8月、10月、12月)の年6回
また、2026年には子ども1人あたり2万円の「子育て応援手当」が1回限りで支給される予定です。申請は不要で、児童手当の受給口座に自動的に振り込まれます。
児童扶養手当
ひとり親世帯を対象とした国の制度です。所得に応じて支給額が決まります。
・対象:18歳に達する年度末までの子どもを養育するひとり親 ・金額(全部支給の場合):子ども1人目は月額46,690円、2人目は月額11,030円加算 ・支給月:奇数月(1月、3月、5月、7月、9月、11月)の年6回
所得が一定以上あると「一部支給」または「支給停止」になります。養育費を受け取っている場合、その8割が所得に算入される点にも注意が必要です。
ひとり親家庭等医療費助成制度
ひとり親家庭の親と子どもの医療費を自治体が助成する制度です。自己負担額が1割になったり、非課税世帯は自己負担なしになったりする場合があります。
詳細は自治体によって異なるので、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。
住宅手当・住宅支援
自治体によっては、ひとり親家庭向けに住宅手当や家賃補助を行っています。公営住宅への優先入居制度を設けているところもあります。
たとえば東京都の一部の区では、月額1万〜4万円程度の住宅手当が支給される場合があります。
母子父子寡婦福祉資金貸付制度
生活費や子どもの教育費、就職に必要な資格取得費用などを無利子または低金利(年1.0%)で借りられる制度です。
修学資金、転宅資金、就職支度資金など12種類の資金に対応しています。
ひとり親控除
確定申告や年末調整で適用される所得控除です。合計所得金額が500万円以下のひとり親であれば、35万円の控除を受けられます。
家計管理のポイント
限られた収入の中でやりくりするには、日々の支出をしっかり把握することが大切です。
支出を「見える化」する
家計簿アプリを使ったり、デビットカードを活用したりすると、何にいくら使ったかが自動的に記録されます。
デビットカードは口座残高以上に使えないため、クレジットカードのような「使いすぎ」を防げるメリットもあります。たとえば利用額の0.8%がキャッシュバックされるカードを使えば、日々の買い物で少しずつ節約効果が積み上がります。
※Habittoのデビットカードは、全ての買い物に0.8%のキャッシュバック付き。翌月21日に現金で還元されます。年会費・発行手数料は無料です。
固定費を見直す
家賃、保険料、通信費などの固定費は、一度見直すだけで長期的な節約につながります。
・スマホを格安SIMに変える ・使っていないサブスクを解約する ・電力会社を切り替える
こうした見直しだけで月1〜2万円の節約になることもあります。
養育費を確保する
離婚の場合、養育費は子どもの権利です。口約束ではなく、公正証書として取り決めを残しておくと、万が一支払いが滞った場合にも法的措置を取りやすくなります。
厚生労働省の調査によると、実際に養育費を受け取れている世帯は約28%にとどまっています。まだ取り決めをしていない方は、早めに対応を検討してみてください。
お金の不安は専門家に相談する
シングルマザーの家計は、収入の確保、支出の管理、将来への備え、各種制度の活用など、考えることが多岐にわたります。
「うちの場合、どの制度が使えるの?」「教育資金をどう準備すればいい?」といった疑問があれば、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。
Habittoのアドバイザーサービスでは、国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも相談できます。無理な勧誘は一切ないので、気軽に聞いてみたいことがあれば活用してみてください。
お金のことは一人で抱え込みがちですが、使える制度は積極的に利用して、無理なく家計を整えていきましょう。少しずつでもコツコツ貯めていくことで、子どもとの将来に向けた安心感が生まれます。
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