低リスクの資産運用とは?値動きの小さい選択肢を比較【2026年版】
低リスクの資産運用とは?値動きの小さい選択肢を比較【2026年版】
「投資に興味はあるけれど、株価が大きく下がるのは怖い。もっと値動きの小さい運用方法はないのかな」
こうした悩みを抱える方は少なくありません。金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2025年」によると、金融資産を保有している世帯が金融商品を選ぶ際に重視する点として、2人以上世帯では「利回りが良い」が22.4%で最多となった一方、「元本が保証されている」も20.8%を占め、安全性を重視する層は依然として約2割に上ります。
この記事では、低リスクの資産運用の基本となる「リスクとリターンの関係」を解説したうえで、預金・個人向け国債・債券ファンドなど値動きの小さい選択肢を比較し、初心者向けの進め方とコツを紹介します。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み
田口 秀一(タグチ シュウイチ)外資系金融機関で10年以上の経験を通し、主に「投資初心者」向けに、「賢い家計の見直し術」から「ゼロからの投資の始め方」などのオーダーメードでサポートをしてきました。何事も興味を持ったタイミングが始め時です。不安もあるかもしれませんが、この機会に一緒に最初の一歩を踏み出しましょう!得意分野: 資産運用・生命保険
「低リスク」の意味を整理しよう
資産運用の世界では、リスクとは「危険」ではなく「収益(リターン)の変動幅」を指します。値動きが大きい商品は大きく増える可能性がある反面、大きく減る可能性もあります。逆に値動きの小さい商品は、大きな利益は期待しにくいものの、資産が急激に目減りする可能性も低くなります。
つまり低リスクの資産運用とは、「元本が大きく減る可能性を抑えながら、少しずつ利益を積み重ねる方法」のことです。大きなリターンを追うのではなく、安定した資産形成を目指す方に向いています。
リスクとリターンの基本的な関係
金融商品の多くは、リターンが大きいほどリスクも大きくなる「トレードオフ」の関係にあります。一般的なイメージは次のとおりです。
| 商品のタイプ | 期待できるリターン | リスク(変動幅) |
|---|---|---|
| 預金(普通預金・定期預金) | 小さい | 非常に小さい |
| 個人向け国債・債券 | 小さい | 小さい |
| 債券を中心とする投資信託 | やや大きい | やや小さい |
| 株式・株式投資信託 | 大きい | 大きい |
重要なのは、「低リスク=劣った選択」ではないという点です。生活資金や数年内に使う予定の資金を株式に投資してしまうと、急な下落局面で売却せざるを得なくなり、損失が確定してしまう場合があります。資金の用途と期間に応じて置き場所を分けることが、資産運用の基本です。
低リスク運用の代表的な種類を比較
ここからは、値動きの小さい代表的な選択肢を比較して紹介します。
① 銀行預金(普通預金・定期預金)
預金は元本が保証されており、最もリスクの低い資金の置き場所です。日本銀行「主要時系列統計データ表:預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)」によると、定期預金(預入金額1千万円以上・1年)の平均金利は10月時点では0.487%、普通預金の平均金利は0.331%となっており、2026年2月(定期0.336%・普通0.239%)から大幅に上昇しています。
利上げの背景には、日本銀行が2026年9月17〜18日の金融政策決定会合で、政策金利の誘導目標を1.00%程度から1.25%程度へ引き上げることを決定した点が挙げられます。
② 個人向け国債・債券
国や企業が発行する債券は、満期まで保有すれば原則としてあらかじめ決められた利息を受け取れる商品です。特に個人向け国債は個人向けに発行されており、株式のような価格変動リスクが比較的小さい点が特徴です。債券は株式と値動きの性格が異なるため、分散投資の受け皿としても活用されます。
③ 債券を中心とする投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を専門家が株式や債券などに分散投資する商品です。債券を中心に運用する投資信託であれば、株式型に比べて値動きが小さくなる傾向があります。なお、金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」によると、NISAのつみたて投資枠の対象商品について、公募株式投資信託の要件が「主に株式に投資するもの」から「主に株式又は公社債に投資するもの」に拡大され、2027年1月1日から施行されます。債券中心やバランス型の投資信託の選択肢が広がる見込みで、低リスク志向の投資家にとって追い風といえます。
④ 株式(値動きは大きいが一部で活用)
株式はリスクの高い商品ですが、第一生命経済研究所の分析によると、「今後保有を増やしたい金融商品」として株式を選択した割合が28.1%まで伸びており、家計の資産選択が収益性重視へシフトしています。ただし株式は価格変動が大きいため、生活防衛資金を確保したうえで、長期・分散の前提で一部に組み入れる考え方が大切です。
分散投資でリスクを抑える方法
低リスク運用の基本は分散投資です。分散には主に3つの方法があります。
1. 資産クラスの分散:預金・債券・株式など、値動きの異なる資産に分ける
2. 通貨の分散:円建てと外貨建てに分ける(為替変動の影響を考慮する必要があります)
3. 時間の分散:一度に全額を購入せず、積立のように購入時期を分ける
例えば300万円の資金がある場合、「生活防衛資金として100万円は預金」「数年使わない200万円は債券系や投資信託」といった配分にすることで、急な下落にも耐えられる構えになります。長期で運用するほど、一時的な価格変動の影響を受けにくくなる点も、分散投資と長期投資を組み合わせるメリットです。
インフレ時代に注目したい「金利」との付き合い方
低リスク運用で注意したいのが、インフレによる実質的な目減りです。物価が上昇している局面では、金利の低い預金に置いたままの現金は、名目上は減らなくても購入力がじわじわ失われていきます。
日本銀行の利上げにより預金金利は上昇傾向とはいえ、大手銀行(メガバンク)の普通預金は年0.5%程度にとどまります。同じ預金でも金利の違いは利息に大きく影響します。
計算例①:100万円を1年間預けた場合の利息(税引後・税率20.315%)
- メガバンク普通預金 年0.5%:100万円 × 0.5% ×(1 − 0.20315)≒ 3,984円
- Habitto貯蓄口座 年0.8%(100万円まで・条件なし):100万円 × 0.8% ×(1 − 0.20315)≒ 6,375円
同じ預金でも、金利が1.6倍になれば受け取れる利息も大きく増えます。リスクを取りたくない資金ほど、預け先の金利を比較する価値は大きいのです。
預金の次の選択肢としての「貯蓄マックス!」
ここまで紹介してきた選択肢に加えて、Habittoでは「貯蓄マックス!」という投資信託を取り扱っています。正式名称は「お金のデザイン・デジタル・レンディング・ファンド」で、目標利回りは年2.25%(税引前)です。この利回りは日銀政策金利+1.00%に連動しており、政策金利が変動すれば目標利回りも変動します。
株式や株式インデックスファンドと利回りを競う商品ではありません。株式とは性格の異なる資金の置き場所として、現金・債券・定期預金と並べて検討する対象です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品分類 | 追加型投信/内外/資産複合 |
| 目標利回り | 年2.25%(税引前)※日銀政策金利に連動し変動 |
| 換金 | 約2ヶ月(ゲート条項により延長の場合あり) |
| 元本保証 | なし(預金保険制度の対象外) |
なお、Habittoの貯蓄口座は条件なしで年0.8%(税引後0.637%)の金利がつく普通預金で、100万円を超える預金分には0.5%が適用されます。日常の貯金は貯蓄口座、それを超えるまとまった資金や当面使わない資金は貯蓄マックス!という組み合わせも、選択肢の一つです。貯蓄マックス!の購入にはCHEER証券の口座が必要ですが、Habittoの口座開設時にあわせて申し込みができます。
初心者が低リスク運用をすすめる際の4つのコツ
1. 生活防衛資金を先に確保する:生活費の数ヶ月分は預金で確保し、それ以外を運用に回す
2. 資金の用途と期間を決める:すぐ使うお金・数年後に使うお金・長期のお金で置き場所を分ける
3. 手数料などの費用を確認する:投資信託を購入する場合は信託報酬などの手数料を必ず確認する
4. 制度を活用する:NISAなど税制面で有利な制度の利用可否を確認する
金融庁「2026事務年度 金融行政方針」でも、家計がライフプランやリスク許容度に応じて金融商品を選択できる環境の重要性が明記されています。自分のリスク許容度を知ることが、運用の第一歩です。
よくある質問
Q. 低リスクの資産運用でも元本割れはあり得ますか?
預金は元本が保証されますが、投資信託や債券は価格変動により元本割れする場合があります。商品ごとの特性を確認して選ぶことが大切です。
Q. 1000万円のようなまとまった資金はどう分ければいいですか?
一つの目安として、生活防衛資金と近い時期に使う資金は預金へ、それを超える長期資金は債券系の商品や投資信託などへ分散する方法があります。迷う場合は無料のFP相談を活用するのも一案です。
Q. 万が一銀行が破綻したら預金は守られますか?
一般預金等は1金融機関ごとに預金者1人当たり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。当座預金や利息のつかない決済用預金は全額保護の対象です。
まとめ
低リスクの資産運用とは、元本が大きく減る可能性を抑えながら利益を積み重ねる方法です。預金・個人向け国債・債券ファンドなど値動きの小さい選択肢を比較し、資金の用途に応じて分散投資するのが基本の進め方です。インフレ局面では預け先の金利比較も重要になりますし、NISAの対象拡大により、債券中心の投資信託の選択肢も広がる見込みです。大切なのは「どれが正解か」ではなく、ご自身のリスク許容度と資金計画に合った組み合わせを見つけることです。
貯蓄を始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.8%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。まとまった資金の置き場所に迷っているなら、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし投資信託のため元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金にはおよそ2ヶ月かかります。預金とは異なる商品である点を確認したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。お金のことで迷ったら、Habittoのアドバイザー相談も気軽にご利用ください。国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも、チャットまたはオンラインセッションで相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に活用してみてください。
※「貯蓄マックス!」は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。目標利回り年2.25%(税引前)は日銀政策金利+1.00%に連動するもので、政策金利が変動すれば利回りも変動します。換金にはおよそ2ヶ月かかります。購入はCHEER証券株式会社を通じて行います。
※Habitto0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用、それを超える預金について0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。条件なし:他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は2026年11月2日時点で、今後変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※投資にはリスクが伴います。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
関連記事
- 全世界株式オールカントリー(eMAXIS Slim)の基準価額・リスク・費用を解説【2026年版】
- 新NISAのデメリットを徹底解説|メリット・注意点と賢い活用ポイント【2026年版】
- 【2026年版】貯金が苦手な方向け。無理なく続くルールと貯め方のコツ
参考・出典
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2025年」(2025年)
- 日本銀行「主要時系列統計データ表:預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)」(2026年)
- 第一生命経済研究所「家計の資産選択の変化と背景~収益志向が加速する家計の金融行動~」(2026年)
- 金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」(2025年)
- 金融庁「2026事務年度 金融行政方針」(2026年)
HABITTOを選ぶ3つの理由
貯める・増やす・相談する。
すべて、条件なしで。
好金利の貯蓄口座、キャッシュバックのデビットカード、国家資格FPへの無料相談。 Habittoひとつで、お金に関することがシンプルになります。
0.8%
年利
預け入れだけ
0.8%
キャッシュバック
デビットカード
無料
FP相談
国家資格・押しつけなし
※0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用。 100万円超は0.5%(税引後0.318%)。金利は変動する場合があります。