【2026年版】定期預金金利は今後どうなる?利上げの理由と銀行の選び方
【2026年版】定期預金金利は今後どうなる?利上げの理由と銀行の選び方を解説
「定期預金の金利、最近上がってるって聞いたけど、今が預け時なの?」
日本銀行は2026年6月の金融政策決定会合で政策金利を1.00%へ引き上げ、さらに9月の会合では1.25%への追加利上げが行われました。長く続いた低金利時代は明らかに転換点を迎えています。
この記事では、2026年現在の定期預金金利の動向と今後の見通し、銀行を選ぶときのポイント、そして「定期預金だけで本当にいいのか」という疑問まで、わかりやすく解説します。
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芳恵(よしえ)外資系保険会社で8年以上の経験を通し、1000名以上のお客様のライフプランや資産運用をサポートしてまいりました。あなたの大切な「今」と「未来」の生活を豊かにするための「お金の新習慣」。その一歩を、一緒に踏み出してみませんか。2級ファイナンシャル・プランニング技能士得意分野: 資産運用・生命保険
定期預金金利はなぜ今、上がっているのか
日銀の利上げが直接の理由
定期預金金利が上昇している理由は、日本銀行の金融政策の転換にあります。日本銀行は2025年12月の金融政策決定会合で政策金利を0.75%程度へ引き上げ、続いて2026年6月には1.00%程度、2026年9月には1.25%程度まで引き上げました。
銀行が預金者に支払う利息は、この政策金利を基準に設定されます。政策金利が上がれば、銀行も預金金利を引き上げやすくなります。長らく「ほぼゼロ」だった定期預金金利が動き始めたのは、こうした構造的な変化があるからです。
賃金上昇と物価上昇が背景にある
日銀が利上げを続ける背景には、賃金と物価の動向があります。2026年春季労使交渉では、経団連の大手企業の賃上げ率が5.46%と3年連続で5%超えを達成しました(日本経済新聞)。賃金が上がれば消費が活性化し、物価上昇が持続しやすくなります。
日本銀行の展望レポート(2026年4月)によると、消費者物価(除く生鮮食品)は2026年度に2%台後半になると予想されています。物価が安定的に上昇し続ける環境では、日銀は金融引き締めを続ける根拠を持ちます。利上げの流れは、こうした経済の実態に裏付けられています。
金利引き上げ(利上げ)とは?預金・ローン・家計への影響を解説【2026年版】の記事も参考にしてみてください。
定期預金金利への波及タイミング
政策金利の引き上げが決まっても、定期預金金利への反映には数週間から数カ月のタイムラグが生じることがあります。特に大手銀行(メガバンク)は普通預金金利を年0.4%に設定していますが、定期預金金利の設定は各行の判断によって異なります。ネット銀行や地方銀行の中には、政策金利の変動をより素早く定期預金金利に反映させる傾向があります。
今後の見通しとしては、日銀が追加利上げを継続する限り、定期預金金利も段階的に上がる可能性が高いと言えます。ただし「いつ」「どれだけ」上がるかは確定していません。
定期預金の仕組みと種類を確認しよう
定期預金の基本的な特徴
定期預金は、あらかじめ決めた期間・金額を銀行に預け入れる預金商品です。普通預金と比べて金利が高く設定されることが多く、満期まで原則として解約しないことを前提としています。預入期間は1カ月・3カ月・6カ月・1年・3年・5年など、複数の期間から選択可能です。
預金保険制度の対象商品のため、1金融機関につき元本1,000万円までとその利息が保護されます。安全性の高さが定期預金の大きなメリットです。
定期預金の種類
定期預金にはいくつかの種類があります。代表的なものを整理すると次のとおりです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| スーパー定期 | 最もスタンダードな定期預金。期間・金額を指定して預け入れる |
| 大口定期預金 | 預入金額が300万円以上などの条件付きで、通常より高い金利が適用されることがある |
| 期日指定定期預金 | 1年経過後、任意の時点を満期に設定できる |
| 新規預入限定定期 | 新規で口座を開設した方や、新規資金に限定して高い金利を適用するキャンペーン商品 |
銀行によっては、インターネット経由での預入に限定した金利優遇サービスを設けているケースもあります。各行のサイトやページで最新の条件を確認することが大切です。
期間別の金利の考え方
定期預金は預入期間によって金利が異なります。一般的に、期間が長いほど金利が高く設定される傾向がありますが、現在のように利上げ局面では必ずしもそうとは限りません。
「今後さらに金利が上がるかもしれない」という局面では、長期で資金を固定してしまうと、途中で金利が上昇しても恩恵を受けにくくなります。逆に、短期(3カ月・6カ月)で預け替えを繰り返す方法なら、金利上昇のタイミングに合わせて対応しやすくなります。自分の資金計画と照らし合わせて、期間を選ぶことが重要です。
定期預金の利息計算例:実際にいくら増える?
計算例①:100万円を1年間預けた場合
定期預金の利息は、次の計算式で求められます。
利息(税引前)= 元本 × 年利 × 預入期間(年)
仮に100万円を年利1.00%の定期預金に1年間預けた場合を計算してみます。
- 税引前利息:1,000,000円 × 1.00% × 1年 = 10,000円
- 税金(20.315%):10,000円 × 20.315% ≒ 2,032円
- 税引後の受取利息:約7,968円
メガバンクの普通預金(年0.4%)に同額を置いた場合の税引後利息は約3,187円ですから、年利1.00%の定期預金に預け替えるだけで受取利息は約2.5倍になります。
計算例②:300万円を半年間預けた場合
次に、まとまった資金を短期間で運用するケースを見てみます。利上げ局面では、半年ごとに預け替えながら金利上昇の恩恵を取り込む方法を選ぶ方も少なくありません。
- 元本:300万円
- 金利:年利0.80%(6カ月定期・仮定値)
- 預入期間:6カ月(0.5年)
税引前利息:3,000,000円 × 0.80% × 0.5年 = 12,000円
税金(20.315%):12,000円 × 20.315% ≒ 2,438円
税引後の受取利息:約9,562円
同額をメガバンクの普通預金(年0.4%)に6カ月置いた場合の税引後利息は約4,781円です。定期預金に移すことで、受取利息が約2倍になる計算です。
定期預金を選ぶときの比較ポイント
金利だけで選ばない:条件と制約を確認する
定期預金を比較するとき、金利の数字だけに注目しがちですが、適用条件の確認が欠かせません。たとえば「新規口座開設者限定」「インターネット経由での預入のみ」「キャンペーン期間中のみ」といった限定条件が付いている商品は多くあります。キャンペーンが終了すると通常金利に戻る商品もあるため、適用期間の確認は必須です。
また、中途解約した場合は金利が大幅に下がるのが通常です。満期前に資金が必要になる可能性がある場合は、解約時の条件も事前に確認しておきましょう。
預入期間と金利のバランスを見る
利上げ局面の現在、預入期間の設定は特に重要です。長期定期(3年・5年)は金利が高めに設定されることがありますが、その期間中に政策金利がさらに上昇した場合、定期預金の金利は変動しません(固定金利の場合)。
短期定期(3カ月・6カ月・1年)で様子を見ながら預け替えるか、長期定期で現在の金利を確定させるか。どちらが有利かは今後の金利動向と自分の資金計画によって異なります。
ネット銀行と大手銀行の違い
一般的に、ネット銀行は店舗コストがかからない分、定期預金金利を高く設定できる傾向があります。大手銀行(メガバンク)の普通預金金利は年0.4%ですが、定期預金金利については各行の設定を個別に確認する必要があります。
利便性(ATM・振込・サービスの充実度)と金利のバランスを考えながら、自分の目的に合った銀行を選ぶことが大切です。定期預金金利のランキングや比較サービスを活用して、複数行を横並びで確認するのも有効な方法です。
定期預金の注意点:中途解約と税金
中途解約すると金利は大幅に下がる
定期預金は満期まで預け続けることを前提とした商品です。急に資金が必要になって解約する場合、適用される金利は通常の定期預金金利よりも大幅に低くなります。銀行によっては、中途解約金利が普通預金金利を下回るケースもあります。
「近々使う可能性がある資金」を定期預金に入れてしまうと、必要なときに取り出せない・解約すると損をするという状況になりかねません。生活防衛資金や近い将来使う予定のあるお金は、普通預金や流動性の高い口座に置いておくことが基本です。
利息には税金がかかる
定期預金の利息には、20.315%(所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%)の税金が源泉徴収されます。計算例でも示したとおり、税引前の金利から約2割が差し引かれた金額が実際の受取額になります。
金融機関のサイトやページで表示されている金利は通常「税引前」の数字です。実際の手取り額を確認するには、税引後の金利(税引前金利 × 約0.79685)で計算することが必要です。
定期預金だけでいい?お金の置き場所を整理しよう
資金の性質によって置き場所を変える
お金の置き場所は、資金の「使い道」と「時期」によって変えることが基本です。整理すると次のようになります。
| 資金の性質 | 適した置き場所 |
|---|---|
| すぐに使う可能性がある生活費・緊急資金 | 普通預金(流動性重視) |
| 1〜3年以内に使う予定がある資金 | 定期預金(安全性重視) |
| 当面使う予定のないまとまった資金 | 定期預金・投資信託など(利回り重視) |
定期預金は安全性が高い反面、インフレが進む局面では実質的な購買力が目減りする可能性があります。日銀の展望レポート(2026年4月)では消費者物価(除く生鮮食品)の2026年度の伸びを2%台後半と予想しており、定期預金金利がこれを上回るかどうかは重要な視点です。
Habittoの貯蓄口座:条件なしで年0.8%
お金の置き場所を見直すにあたって、まず検討したいのが普通預金の金利です。メガバンクの普通預金金利は年0.4%ですが、Habittoの貯蓄口座は条件なしで年0.8%(税引後0.637%、100万円まで)の金利が適用されます。
100万円を1年間預けた場合の税引後利息は6,375円。メガバンクの普通預金(年0.4%、税引後約3,187円)と比べると2倍の利息を受け取れる計算です。定期預金のように満期まで資金を固定する必要がなく、普通預金として自由に出し入れできる点が特徴です。スマホで登録するだけで最短8分で口座開設が完結するため、貯金の置き場所を手軽に見直せます。
100万円を超えるまとまった資金には「貯蓄マックス!」という選択肢
Habittoの貯蓄口座の高金利(年0.8%)は預入額100万円までの適用です。それを超える部分の金利は年0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは年0.5%(税引後0.398%)となります。では、100万円を超えるまとまった資金はどこに置けばいいのでしょうか。
Habittoが提供する「貯蓄マックス!」は、投資信託(正式名称:お金のデザイン・デジタル・レンディング・ファンド)を活用した商品で、目標利回りは年2.25%(税引前)です。この目標利回りは日銀政策金利+1.00%に連動しており、政策金利が変動すれば利回りも変動します。定期預金や国債と比較する際の「まとまったお金の置き場所」として検討できる選択肢の一つです。
ただし、貯蓄マックス!は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。換金にはおよそ2カ月かかり、ゲート条項によってさらに延長される場合があります。定期預金や普通預金とは異なる商品である点を十分に理解したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。
よくある質問
Q. 定期預金の金利はいつ上がる?
A. 日本銀行が政策金利を引き上げた後、各銀行が定期預金金利を改定するまでに数週間から数カ月かかることが多いです。利上げが決まったからといって翌日から自動的に上がるわけではありません。各銀行のサイトやページで最新の金利情報を確認するのが確実です。
Q. 今すぐ定期預金に預けるべき?それとも待つべき?
A. 今後さらに利上げが見込まれる局面では、短期(3カ月・半年・1年)の定期預金で様子を見ながら預け替えるのが一つの方法です。長期定期に預けると、その後に金利が上昇しても恩恵を受けにくくなります。ただし、「いつ」「どれだけ」金利が上がるかは誰にも確定できません。「今ある選択肢の中で最善を選ぶ」という姿勢が現実的です。
Q. 定期預金とネット銀行の普通預金、どちらがいい?
A. 資金の流動性を重視するなら高金利の普通預金、まとまった資金を一定期間固定できるなら定期預金が選択肢になります。金利水準だけでなく、解約の自由度・使い勝手・適用条件を総合的に比較することが大切です。
Q. 定期預金の利息に税金はかかる?
A. はい、定期預金の利息には20.315%の税金(所得税・復興特別所得税・住民税)が源泉徴収されます。金融機関が自動的に差し引いて支払うため、確定申告は通常不要です。
まとめ:利上げ局面だからこそ、お金の置き場所を見直す機会
日本銀行の利上げ継続によって、定期預金金利は長らく続いた超低金利の時代から転換期を迎えています。2026年現在、政策金利は1.00%に達し、さらなる引き上げの可能性も報じられています。
この記事で解説した内容を整理すると、次のポイントが重要です。
- 定期預金金利は政策金利の引き上げに連動して上昇する傾向があるが、タイムラグがある
- 利上げ局面では短期定期で様子を見ながら預け替えるのも一つの方法
- 金利だけでなく、適用条件・中途解約の制約・税引後の実質利回りを確認する
- キャンペーン金利は終了後に通常金利へ戻るため、適用期間の確認が不可欠
- 資金の性質(流動性が必要か、長期間固定できるか)によって置き場所を変える
- 定期預金だけでなく、高金利普通預金や投資信託も含めた選択肢を検討する
お金の置き場所を見直すことは、難しい投資判断をすることではありません。「今ある選択肢の中で、自分の状況に合ったものを選ぶ」という地に足のついた行動が、長期的な貯蓄・貯金につながります。どこに預けるか迷ったときは、各行の定期預金金利のランキングや比較ツールを活用しながら、自分の資金計画に合う商品を探してみましょう。
まとまった資金の置き場所に迷っているなら、Habittoの「貯蓄マックス!」も選択肢の一つです。日銀政策金利に連動し、目標利回りは年2.25%(税引前)。ただし投資信託のため元本保証はなく、預金保険制度の対象外で、換金にはおよそ2カ月かかります。預金とは異なる商品である点を確認したうえで、ご自身の資金計画に合うかどうかを判断してください。
また、普通預金として使いやすい形でお金を置きたい方には、条件なしで年利0.8%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。スマホで登録するだけで口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
お金のことで迷ったら、Habittoのアドバイザー相談も気軽にご利用ください。国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも、チャットまたはオンラインセッションで相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に活用してみてください。
※「貯蓄マックス!」は投資信託であり、預金ではありません。元本保証はなく、預金保険制度の対象外です。目標利回り年2.25%(税引前)は日銀政策金利+1.00%に連動するもので、政策金利が変動すれば利回りも変動します。換金にはおよそ2カ月かかります。購入はCHEER証券株式会社を通じて行います。
※2026年10月1日から、0.8%(税引後0.637%)の金利は預金額100万円まで適用、それを超える預金については0.4%(税引後0.318%)、2026年11月1日からは0.5%(税引後0.398%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※投資にはリスクが伴います。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
参考・出典
- 日本銀行「経済・物価情勢の展望(2026年4月)」(2026年4月28日)
- 総務省「消費者物価指数 全国 2026年6月分」(2026年7月24日)
- 日本経済新聞(2026年5月27日付・2026年春季労使交渉賃上げ率報道)
- 日本銀行「経済・物価情勢の展望(2026年1月)」(2026年1月26日)
- 日本銀行「2025年12月金融政策決定会合での決定内容」(2025年12月)
- 日本銀行「金融政策決定会合議事要旨(2026年6月15・16日開催分)」(2026年8月公表)
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月)
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