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定期預金とは?メリット・デメリットと普通預金との違い【2026年版】

定期預金とは?メリット・デメリットと普通預金との違いをわかりやすく解説【2026年版】

「定期預金って普通預金と何が違うの?」「今から始めてもお得なの?」

2024年3月に日銀がマイナス金利を解除してから、銀行の預金金利が少しずつ上がっています。「金利のある世界が戻ってきた」と言われる今、定期預金に改めて注目している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、定期預金の基本的な仕組みからメリット・デメリット、普通預金との違いまでをわかりやすく解説します。


この記事のアドバイザー

記事監修アドバイザー認定済み

髙山 千愛美たかやま ちあみ2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待


定期預金とは?基本の仕組み

定期預金は、あらかじめ決めた期間(1ヶ月、6ヶ月、1年、3年など)お金を預けることで、普通預金よりも高い金利がつく預金商品です。

「定期」という名前の通り、原則として満期日まではお金を引き出さないことが前提になっています。その代わり、自由に出し入れできる普通預金よりも金利が高く設定されているのが特徴です。

たとえば、2026年2月時点でメガバンク(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)の1年もの定期預金金利は0.4%です。同じメガバンクの普通預金金利は0.3%なので、定期預金のほうが若干高い金利が適用されています。


定期預金の種類

定期預金にはいくつかの種類があります。

固定金利型

預け入れた時点の金利が満期まで変わらないタイプです。ほとんどの定期預金はこの固定金利型で、将来受け取れる利息があらかじめ計算できるメリットがあります。

変動金利型

一定期間ごと(多くは6ヶ月ごと)に金利が見直されるタイプです。金利が上がれば利息も増えますが、下がれば減ってしまう可能性もあります。

積立定期預金

毎月決まった金額を普通預金から自動的に振り替えて積み立てていくタイプです。まとまった資金がなくても、コツコツと定期預金を増やしていけます。


定期預金のメリット

定期預金には、投資商品にはない安心感があります。

1. 元本が保証されている

定期預金は、預けたお金(元本)が減ることはありません。株式や投資信託のように価格が変動するリスクがないため、「絶対に減らしたくないお金」の置き場所として安心です。

途中解約した場合でも、一般的な定期預金では元本割れすることはありません(金利は下がりますが)。

2. 預金保険制度で保護される

万が一、銀行が破綻しても、預金保険制度(ペイオフ)によって1金融機関あたり元本1000万円までとその利息が保護されます。定期預金も普通預金も、この制度の対象です。

3. 普通預金より金利が高い

「お金を一定期間動かさない」という約束をする代わりに、普通預金より高い金利が適用されます。2026年2月時点のネット銀行では、1年定期で0.5%〜1.0%以上の金利を提供しているところもあり、メガバンクの普通預金金利(0.3%)と比べて大きな差があります。

4. 使いすぎを防げる

定期預金に入れたお金は、満期まで簡単には引き出せません。「ついつい使ってしまう」という方にとっては、強制的に貯蓄できる仕組みとして活用できます。


定期預金のデメリット

一方で、定期預金には注意しておきたい点もあります。

1. 満期まで自由に引き出せない

定期預金は、原則として満期日までお金を引き出すことができません。急にまとまったお金が必要になった場合、途中解約が必要になります。

2. 途中解約すると金利が下がる

やむを得ず満期前に解約する場合、当初の金利ではなく「中途解約利率」が適用されます。この金利は通常の金利よりも大幅に低くなるため、せっかくの定期預金のメリットが薄れてしまいます。

3. インフレに弱い

現在の定期預金金利は、インフレ率(物価上昇率)を下回っているケースがほとんどです。たとえば金利0.3%で預けていても、物価が年2%上がると、実質的なお金の価値は目減りしてしまいます。

4. 大きく増やすのは難しい

株式や投資信託と比べると、定期預金で得られるリターンはごくわずかです。100万円を金利0.3%で1年間預けた場合、利息は約3,000円(税引前)です。「お金を増やす」というよりは「安全に守る」という目的に向いています。


普通預金と定期預金の違い

両者の違いを比較してみましょう。

項目普通預金定期預金
出し入れいつでも自由原則、満期まで不可
金利0.3%程度(メガバンク)やや高め(0.4%〜1.0%以上)
預入期間制限なし1ヶ月〜10年など選択
元本保証
預金保険○(1000万円まで)○(1000万円まで)
自動引き落とし○ 可能× 不可
給与振込○ 可能× 不可

普通預金は日常的なお金の出し入れに、定期預金は「しばらく使う予定のないお金」の保管場所として、使い分けるのが基本的な考え方です。


定期預金の金利、銀行によってどのくらい違う?

同じ定期預金でも、金融機関によって金利は大きく異なります。

2026年2月時点の1年もの定期預金金利を比較すると、メガバンク(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)は0.4%です。一方、ネット銀行の中には0.5%〜1.0%以上の金利を提示しているところもあります。

100万円を1年間預けた場合の利息を比較してみましょう。

銀行タイプ金利利息(税引前)
メガバンク0.4%約4,000円
ネット銀行A0.5%約5,000円
ネット銀行B1.0%約10,000円

同じ金額を預けても、銀行を変えるだけで受け取れる利息が2倍、3倍と変わってきます。定期預金を検討するなら、複数の金融機関を比較してみることをおすすめします。

※表示されている金利は年利です。金利は変動する場合があります。利息には20.315%の税金がかかります。


定期預金が満期になったらどうなる?

定期預金が満期を迎えると、一般的に次の2つの選択肢があります。

自動継続

満期後、同じ期間の定期預金として自動的に継続されます。元本のみを継続する「元金自動継続」と、元本に利息を加えて継続する「元利自動継続」があります。

自動解約

満期後、元本と利息が普通預金口座に入金されます。お金の使い道が決まっている場合や、他の銀行に預け替えを検討している場合はこちらを選びます。

口座開設時や定期預金申し込み時に設定できるので、あらかじめ決めておくと安心です。


定期預金を活用するときのポイント

定期預金を上手に活用するためのポイントをいくつか紹介します。

使う時期に合わせて期間を選ぶ

3年後に車の買い替えを予定しているなら3年定期、1年後に旅行資金として使いたいなら1年定期というように、お金を使うタイミングに合わせて預入期間を設定すると、途中解約のリスクを避けられます。

金利上昇局面では短期がおすすめ

2024年から日銀の利上げが続いており、今後も金利が上がる可能性があります。長期の定期預金に預けてしまうと、途中で金利が上がっても恩恵を受けられません。金利動向を見ながら柔軟に対応したい方は、1年以内の短期定期預金を選ぶのも一つの方法です。

生活費は普通預金に残しておく

定期預金にお金を入れすぎて、普段の生活費が足りなくなってしまっては本末転倒です。急な出費に備えて、生活費の3〜6ヶ月分程度は普通預金に残しておくと安心です。


定期預金と普通預金、どっちがいい?

「結局、定期預金と普通預金、どっちを選べばいいの?」という疑問には、こう答えられます。

普通預金が向いている方

  • いつでもお金を引き出せる状態にしておきたい

  • 給与振込や引き落としに使いたい

  • 預ける期間が決まっていない

定期預金が向いている方

  • 数年後に使う予定のあるお金を安全に保管したい

  • 少しでも高い金利で利息を受け取りたい

  • つい使ってしまうのを防ぎたい

どちらか一方ではなく、両方を目的に応じて使い分けるのがおすすめです。日常の生活費は普通預金に、しばらく使わないお金は定期預金に、というように分けておくと、お金の管理がしやすくなります。


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※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。