預金利息の計算方法|100万円を預けたらいくら?シミュレーションで解説
預金利息の計算方法|100万円を預けたらいくら?シミュレーションで解説
「銀行にお金を預けたら、利息はいくらもらえるの?」
2024年3月のマイナス金利解除以降、銀行の預金金利が上がっています。2025年12月には日銀が政策金利を0.75%に引き上げ、2026年2月からはメガバンクの普通預金金利も引き上げられました。せっかく金利が上がっているなら、自分の預金でどのくらい利息がもらえるのか、計算方法を知っておきたいですよね。
この記事では、預金利息の計算方法を具体的なシミュレーションとともに解説します。普通預金と定期預金の違いや、税金の計算まで、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
この記事のアドバイザー
記事監修アドバイザー認定済み髙山 千愛美(たかやま ちあみ)2,000件以上のライフプラン相談を通じて、お客様の描く未来の実現をサポートしてきました。『お金の貯め方・増やし方・守り方・使い方』を一緒にひとつずつ、考えてみませんか💡1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員第一種宅地建物取引士得意分野: 資産運用・住宅ローン
投資スタイル: 長期積立分散を意識したインデックス投資/株主優待
預金利息の基本的な計算式
預金利息は、次の計算式で求められます。
利息(税引前)= 預入金額 × 金利(年利)× 預入期間(年)
たとえば、100万円を年利0.6%で1年間預けた場合の利息は次のようになります。
1,000,000円 × 0.6% × 1年 = 6,000円(税引前)
ただし、実際に受け取る利息は税金が引かれた後の金額になります。預金利息には20.315%の税金(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)がかかるため、税引後の利息は次のように計算します。
税引後利息 = 税引前利息 ×(1 − 0.20315)
先ほどの例で計算すると、6,000円 × 0.79685 = 約4,782円が実際に受け取れる利息となります。
100万円を1年間預けたらいくら?金利別シミュレーション
金利によって受け取れる利息がどう変わるか、100万円を1年間預けた場合でシミュレーションしてみましょう。
| 金利(年利) | 税引前利息 | 税引後利息 |
|---|---|---|
| 0.1% | 1,000円 | 約797円 |
| 0.2% | 2,000円 | 約1,594円 |
| 0.3% | 3,000円 | 約2,391円 |
| 0.5% | 5,000円 | 約3,984円 |
| 0.6% | 6,000円 | 約4,782円 |
| 1.0% | 10,000円 | 約7,969円 |
金利0.1%と1.0%では、同じ100万円を預けても年間で約7,172円の差が生まれます。「たった数千円」と思うかもしれませんが、預入金額が大きくなれば差はさらに広がります。500万円なら約35,860円、1,000万円なら約71,720円の差です。
※Habittoの貯蓄口座では、100万円まで年利0.6%(税引後0.478%)が給与振込指定などの条件なしで適用されます。100万円を超える部分は0.3%(税引後0.239%)となります。
預入期間別シミュレーション|1年・3年・5年でどう変わる?
次に、100万円を年利0.6%で預けた場合、預入期間によって利息がどう変わるか見てみましょう。
| 預入期間 | 税引前利息(単利) | 税引後利息(単利) |
|---|---|---|
| 6ヶ月 | 3,000円 | 約2,384円 |
| 1年 | 6,000円 | 約4,781円 |
| 3年 | 18,000円 | 約14,344円 |
| 5年 | 30,000円 | 約23,906円 |
預入期間が長くなるほど、受け取れる利息も増えていきます。上の表は「単利」で計算した場合ですが、定期預金の中には「複利」で計算される商品もあります。
単利と複利の違い
利息の計算方法には「単利」と「複利」の2種類があります。
単利は、最初に預けた元本に対してのみ利息がつく計算方法です。毎年の利息額は一定で変わりません。
複利は、元本+それまでについた利息の合計に対して次の利息がつく計算方法です。「利息が利息を生む」ため、長期間預けるほど単利との差が大きくなります。
100万円を年利0.6%で5年間預けた場合を比較してみましょう。
| 計算方法 | 5年後の利息合計(税引前) |
|---|---|
| 単利 | 30,000円 |
| 複利(1年複利) | 約30,362円 |
金利0.6%程度では大きな差は出ませんが、金利が高いほど、また期間が長いほど複利の効果は大きくなります。
普通預金は基本的に単利で計算されます。定期預金は商品によって異なり、1年以下は単利、1年超は半年複利という銀行が多いです。
普通預金と定期預金の利息計算の違い
普通預金と定期預金では、利息の計算方法が少し異なります。
普通預金の場合
普通預金の利息は、毎日の残高に対して日割りで計算されます。多くの銀行では、毎年2月と8月の年2回、利息が口座に入金されます。
計算式は次の通りです。
利息 = 残高 × 金利 × 日数 ÷ 365日
たとえば、100万円を普通預金(年利0.3%)に6ヶ月(182日)預けた場合の利息は次のようになります。
1,000,000円 × 0.3% × 182日 ÷ 365日 = 約1495円(税引前)
定期預金の場合
定期預金は、預入時に決めた金利が満期まで適用されます。途中で金利が変わっても、預入時の金利で利息が計算されるのが特徴です。
1年もの定期預金に100万円を預けた場合(金利0.6%)の利息は次のようになります。
1,000,000円 × 0.6% × 1年 = 6,000円(税引前)
定期預金の利息は、通常は満期時に元本と一緒に受け取ります。ただし、長期の定期預金(3年以上など)では、半年ごとに中間利息が支払われる商品もあります。
銀行別・金利比較と利息シミュレーション
2026年2月現在、主な銀行の普通預金金利と、100万円を1年間預けた場合の利息を比較してみましょう。
| 銀行 | 普通預金金利 | 100万円の年間利息(税引後) | 条件 |
|---|---|---|---|
| メガバンク(三菱UFJ等) | 0.3% | 約2,391円 | なし |
| 楽天銀行 | 0.30%〜0.38% | 約2,391円〜3,028円 | マネーブリッジ連携等 |
| auじぶん銀行 | 0.31%〜0.65% | 約2,470円〜5,180円 | au連携等で優遇 |
| UI銀行 | 0.2%〜0.5% | 約1,594円〜3,984円 | 条件により変動 |
| Habitto | 0.6% | 約4,782円 | 条件なし(100万円まで) |
※金利は2026年2月時点。各銀行の最新情報をご確認ください。
金利が高い銀行を選ぶと、同じ預金額でも受け取れる利息が大きく変わります。ただし、高金利を受けるための条件(給与振込指定、クレジットカード契約、証券口座連携など)がある場合もあるため、自分にとって使いやすい銀行を選ぶことも大切です。
利息にかかる税金の計算
預金利息には、20.315%の税金がかかります。内訳は次の通りです。
| 税金の種類 | 税率 |
|---|---|
| 所得税 | 15% |
| 復興特別所得税 | 0.315% |
| 住民税 | 5% |
| **合計** | **20.315%** |
この税金は「源泉分離課税」といって、銀行が利息を支払う際に自動的に差し引かれます。確定申告の必要はありません。
たとえば、税引前利息が10,000円の場合、税金は次のように計算されます。
10,000円 × 20.315% = 2,032円(税金)
10,000円 − 2,032円 = 7,968円(手取り)
復興特別所得税は2037年12月末まで課税される予定です。それ以降は税率が変わる可能性があります。
500万円を預けた場合のシミュレーション
まとまった金額を預ける場合、金利の違いがより大きな差を生みます。500万円を1年間預けた場合で比較してみましょう。
| 金利(年利) | 税引前利息 | 税引後利息 | メガバンク(0.3%)との税引後利息の差額 |
|---|---|---|---|
| 0.1% | 5,000円 | 約3,984円 | −7,969円 |
| 0.2% | 10,000円 | 約7,969円 | −3,984円 |
| 0.3% | 15,000円 | 約11,953円 | ±0円 |
| 0.6% | 30,000円 | 約23,906円 | +11,953円 |
金利0.6%の銀行を選ぶと、メガバンク(0.3%)と比べて500万円あたり年間で約15,000円(税引前)多く利息を受け取れます。5年間なら約75,000円の差になります。
※Habittoの貯蓄口座で500万円を預ける場合、100万円までは0.6%、残りの400万円には0.3%が適用されます。
利息を最大化するためのポイント
せっかく預金するなら、できるだけ多くの利息を受け取りたいですよね。利息を最大化するためのポイントを3つ紹介します。
1. 金利の高い銀行を選ぶ
同じ預金額でも、金利が高い銀行を選ぶだけで受け取れる利息は変わります。ネット銀行はメガバンクより金利が高い傾向にあるため、貯蓄用の口座として検討する価値があります。
ただし、金利だけで選ぶのではなく、ATM手数料や振込手数料、使い勝手なども含めて総合的に判断しましょう。
2. 使わないお金は定期預金も検討
すぐに使う予定がないお金は、普通預金より金利が高い定期預金に預けるのも一つの方法です。2026年1月現在、ネット銀行の1年もの定期預金では0.7%〜1.3%程度の金利を提供しているところもあります。
ただし、定期預金は原則として満期まで引き出せません。急な出費に備えて、生活費の数ヶ月分は普通預金に残しておくことをおすすめします。
3. 金利の「条件」を確認する
高金利をうたっている銀行でも、その金利を受けるには条件がある場合があります。給与振込指定、クレジットカード契約、証券口座との連携など、条件をクリアしないと通常金利になってしまうことも。
自分のライフスタイルに合った条件かどうかを確認してから口座開設を検討しましょう。条件なしで高金利を受けられる銀行を選ぶのも一つの方法です。
まとめ|自分の預金でシミュレーションしてみよう
預金利息の計算式は「預入金額 × 金利 × 期間」とシンプルですが、実際に受け取る金額は税金(20.315%)が引かれた後の金額になります。金利が高い銀行を選ぶことで、同じ預金額でも受け取れる利息は大きく変わります。
「どの銀行に預けるのがいいか迷う」「貯蓄の計画を立てたい」という方は、Habittoの無料アドバイザー相談も活用できます。国家資格を持つファイナンシャルプランナーが、一人ひとりの状況に合わせたアドバイスを提供しています。無理な勧誘はないので、気軽に相談してみてください。
※0.6%(税引後0.478%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。