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クレカ積立とは?投資信託・NISA・証券口座の仕組みと上限を解説【2026年版】

クレカ積立とは?投資信託をNISAで積み立てる仕組み・上限・リスクをわかりやすく解説【2026年版】

「クレジットカードで投資信託が買えるって聞いたけど、どういう仕組みなの?」

そう感じている方は多いのではないでしょうか。クレカ積立とは、クレジットカードを使って毎月自動で投資信託を積み立てる方法のことです。ポイントが貯まりながら資産形成ができると、近年注目を集めています。

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2025年(令和7年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2025年平均の二人以上世帯の有価証券保有額は440万円で前年比16.7%増加し、3年連続で増え続けています。「貯蓄から投資へ」の流れが着実に広がっている中、クレカ積立はその入り口として手軽な選択肢の一つになっています。

この記事では、クレカ積立の仕組みや上限金額、ポイント還元のメリット、注意すべきリスクまでをわかりやすく解説します。


この記事のアドバイザー


クレカ積立とは?基本の仕組みをおさらい

クレカ積立とは、証券口座に登録したクレジットカードを使って、毎月一定金額の投資信託を自動で買付する方法です。通常の投資信託の購入は銀行口座から引き落とされますが、クレカ積立ではクレジットカード決済を経由するため、カードのポイントが付与されるのが最大の特徴です。

積立の流れはシンプルです。証券会社でNISA口座または課税口座を開設し、クレジットカードを登録して、積立金額と銘柄を設定するだけ。あとは毎月自動で決済・買付が行われます。手間なくコツコツと資産を積み上げられる点が、多くの方に支持されている理由の一つです。

対象となる金融商品は投資信託のみです。株や債券を直接購入する取引には対応していないため、注意が必要です。NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の対象ファンドにも幅広く対応しており、非課税で運用できる環境を整えやすいのも魅力です。


月10万円まで積み立てられる:上限金額のルール

クレカ積立の月額上限は、2024年3月の制度改正により月10万円に引き上げられました(JCB「クレカ積立のメリットとは?クレジットカードや証券会社選びのポイントも解説」)。それ以前は月5万円が上限でしたが、NISAの拡充に合わせて引き上げられた形です。

年間で換算すると、月10万円の積立を続けた場合、年間120万円の投資信託を購入できます。NISAのつみたて投資枠の年間投資上限は120万円ですので、クレカ積立だけでほぼ上限まで活用できる計算になります。

ただし、上限金額はあくまで制度上のルールです。証券会社やカードの種類によって実際に設定できる金額が異なる場合があります。また、クレカ積立はあくまでも投資信託の積立に限定されており、株の購入や他の金融商品への対象外となっています。自分の家計に合った金額を設定することが大切です。


ポイント還元のしくみ:どれくらいお得になる?

クレカ積立の大きなメリットは、積立金額に対してポイントが付与される点です。ポイント還元率はカードや証券会社の組み合わせによって異なりますが、一般的には0.5〜1.0%程度が多く、カードによっては最大2%程度の還元を受けられるサービスも存在します。

たとえば、毎月5万円のクレカ積立を行い、ポイント還元率が1.0%だった場合、毎月500ポイント、年間では6,000ポイントが貯まります。10万円積み立てた場合は毎月1,000ポイント、年間12,000ポイントになります。これらのポイントは、買い物や他のサービスに充当できるケースが多く、実質的なコスト削減につながります。

ただし、ポイント還元率はカードのランクや利用条件によって変動することがあります。「最大〇%」と表示されている場合は、その条件を満たさないと低い還元率になることも。登録前に条件をしっかり確認しておきましょう。


証券会社とカードの組み合わせ:選び方のポイント

クレカ積立を始めるには、証券会社と対応するクレジットカードの組み合わせを選ぶ必要があります。代表的な組み合わせとしては、SBI証券×三井住友カード、楽天証券×楽天カード、マネックス証券×マネックスカードなどが知られています。

各サービスの主な特徴を比較してみましょう。

証券会社対応カードポイント還元率の目安
SBI証券三井住友カードなどカードランクにより異なる
楽天証券楽天カード積立金額の0.5〜2%
マネックス証券マネックスカード積立金額の1.1%

※還元率は各社の条件・時期により変動します。最新情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください。

選ぶ際のポイントは、「すでに持っているカードと連携できるか」「普段の買い物でも使えるカードか」「家族カードでも積立できるか」などです。家族カードに対応しているサービスでは、家族全員でポイントを効率よく貯められる場合もあります。

また、証券口座の取引手数料や投信のラインアップも重要な確認ポイントです。銘柄数が多いほど自分の方針に合ったファンドを選びやすくなります。


NISAとクレカ積立の組み合わせ方

NISAとクレカ積立を組み合わせると、非課税で運用しながらポイントも貯められる、一石二鳥の資産形成が実現します。一般社団法人投資信託協会「つみけんTargets・モニタリング指標の現状と今後について(資料編)」によると、積立投資の延べ総件数は2024年末時点で4,600万件に達し、投資信託協会が設定した目標をすでに達成しています。

NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。クレカ積立はどちらの枠でも利用可能で、毎月の積立設定をしておけば自動で買付が行われます。つみたて投資枠では長期・分散投資に適したファンドが対象となっており、初めて投資信託を始める方にも取り組みやすい設計になっています。

ただし、NISAの年間投資上限(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)を超えた分は課税口座での取引となります。クレカ積立の金額設定をする際は、NISAの枠を意識しながら計画的に進めることが大切です。


計算例で見る:クレカ積立の実際の効果

例①:毎月3万円を20年間積み立てた場合

毎月3万円のクレカ積立を20年間続けた場合、元本の合計は720万円になります。仮に年率3%で運用できたとすると(※運用成果を保証するものではありません)、20年後の試算額は約985万円になります。元本に対して約265万円の差が生まれる計算です。

さらにポイント還元率1%のカードを使った場合、毎月300ポイント×12ヶ月×20年で合計72,000ポイントが貯まります。投資の運用益に加え、ポイントという形でも着実にメリットを積み上げられます。

例②:毎月10万円を10年間積み立てた場合

毎月10万円(上限いっぱい)を10年間積み立てた場合、元本の合計は1,200万円です。仮に年率3%で運用できたとすると、10年後の試算額は約1,397万円になります。

ポイント還元率1%のカードであれば、毎月1,000ポイント×12ヶ月×10年で合計120,000ポイント。年間12,000ポイントは、日常の買い物や各種サービスの支払いに充当できます。

※上記はあくまでシミュレーションであり、実際の運用成果を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。


クレカ積立のリスクと注意点

クレカ積立は便利な方法ですが、元本が保証されているわけではありません。投資信託は市場の変動によって価値が上下するため、積み立てた金額が減ることもあります。長期的な視点で取り組むことが基本ですが、短期間での大きな下落に備えた心構えも必要です。

また、信託報酬(投資信託の運用にかかる費用)は毎日少しずつ差し引かれるため、長期運用では無視できないコストになります。同じ銘柄でも信託報酬が低いファンドを選ぶことで、長期的な運用効率を高められます。

為替リスクも忘れてはいけません。海外の資産に投資するファンドでは、円高・円安の影響を受けて評価額が変動します。国内ファンドと海外ファンドをバランスよく組み合わせることで、リスクを分散させることができます。

クレカ積立はあくまで投資の一手段です。生活費や緊急時の備えとなる現金は別途確保した上で、余裕資金の範囲で取り組むことが大切です。


積立前に整えたい「現金の置き場所」という視点

クレカ積立で毎月投資信託を購入していく一方で、日常の現金をどこに置くかも重要な視点です。投資に回す前の待機資金や、生活防衛資金として手元に残しておくお金は、少しでも金利の高い口座に置いておくのが賢明です。

大手銀行の普通預金金利は現在年0.3%が一般的です。一方、Habittoの貯蓄口座は条件なしで年0.7%(税引後0.557%、預金額100万円まで)の金利が適用されます。メガバンクの普通預金と比べると約2.3倍の金利水準です。

たとえば、50万円を1年間預けた場合の税引後利息を比べてみましょう。

預け先年利1年後の税引後利息(目安)
大手銀行の普通預金年0.3%約1,195円
Habittoの貯蓄口座年0.6%(税引後0.478%)約2,390円

同じ50万円を預けるだけで、年間の受取利息に約1,195円の差が生まれます。クレカ積立で投資信託を運用しながら、手元の現金はHabittoの貯蓄口座に置く、という組み合わせが資産全体の効率を高める一つの方法です。

普通預金と定期預金の違いとは?特徴・メリット・デメリットと貯蓄活用法【2026年版】で、預金の種類ごとの特徴も詳しく解説しています。あわせてご参照ください。


よくある質問

Q. クレカ積立は100円から始められますか?

多くの証券会社では100円から積立設定が可能です。少額から始めて、慣れてきたら金額を増やしていく方法が取り組みやすいでしょう。

Q. クレカ積立のポイントはいつ付与されますか?

証券会社やカードによって異なりますが、買付が完了した月の翌月以降に付与されるケースが一般的です。詳細は各サービスの公式情報をご確認ください。

Q. 法人名義のカードでもクレカ積立はできますか?

クレカ積立は個人向けサービスが基本で、法人カードは対象外となっているケースがほとんどです。法人での資産運用は別途専門家にご相談ください。

Q. クレカ積立を途中でやめたら返金されますか?

積立を停止すること自体は可能ですが、すでに購入済みの投資信託は保有し続けることになります。解約(売却)する場合はその時点の基準価額での換金となり、元本割れが生じることもあります。

Q. 銀行口座とクレカ積立はどう使い分ければいい?

生活費・緊急資金は流動性の高い普通預金で管理し、余裕資金の一部をクレカ積立で長期運用する、というのが基本的な考え方です。【2026年最新】銀行金利比較ランキング|普通預金・定期預金おすすめネット銀行一覧も参考にしながら、預け先を整理してみてください。


まとめ:クレカ積立を「仕組み化」して、お金を育てる

クレカ積立は、毎月自動で投資信託を購入しながらポイントも貯められる、効率的な資産形成の方法です。月10万円までという上限の中で、NISAのつみたて投資枠と組み合わせれば、非課税の恩恵も最大限に活かせます。

大切なのは、「投資に回すお金」と「手元に置いておくお金」を明確に分けることです。クレカ積立で長期的な資産形成を進めながら、日常の現金は少しでも金利の高い口座で管理する。この2つを組み合わせることで、お金全体の効率が上がります。

内閣府「年次経済財政報告(令和6年度)」でも指摘されているように、特に若い世代ほどリスク性商品への資産配分を高める傾向が見られます。早い段階から「仕組み化」しておくことが、長期的な資産形成の鍵になります。

どこから始めればいいか迷っている方は、銀行口座開設の流れ|スマホで最短即日・必要書類を解説【2026年版】も参考に、まず口座の整理から始めてみるのも一つの方法です。


投資信託の運用や資産配分について迷ったら、Habittoのアドバイザー相談も気軽にご利用ください。国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも、チャットまたはオンラインセッションで相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に活用してみてください。

また、クレカ積立と並行して手元の現金を効率よく管理したい方には、条件なしで年利0.7%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。


※0.7%(税引後0.557%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。

※投資にはリスクが伴います。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。


参考・出典

- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2025年(令和7年)平均結果-(二人以上の世帯)」(2026年)

- 一般社団法人投資信託協会「つみけんTargets・モニタリング指標の現状と今後について(資料編)」(2026年3月31日)

- 内閣府「年次経済財政報告(令和6年度)第3章第1節 家計の金融資産投資構造の現状と課題」(2024年)

- JCB「クレカ積立のメリットとは?クレジットカードや証券会社選びのポイントも解説」(2025年)

- 大和証券投資信託委託株式会社(大和アセットマネジメント)「2025年末の家計金融資産は2,351兆円」(2026年4月6日)

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