留学費用はいくら?国別・期間別の目安と費用を抑える方法【2026年版】
留学費用はいくら?国別・期間別の目安と費用を抑える方法【2026年版】
「留学してみたいけど、いったいいくらかかるんだろう?」
そう思いながら、なかなか最初の一歩が踏み出せない方は少なくありません。日本学生支援機構(JASSO)「2023(令和5)年度日本人学生留学状況調査」によると、2023年度に海外留学を開始した日本人学生数は89,179人と、前年度比53.3%増という大幅な回復傾向が続いています。留学への関心は高まる一方で、費用の不透明さが壁になっているケースも多いのが現状です。
この記事では、留学費用の種類や国別・期間別の目安、そして費用を抑える方法を具体的な数字とともに解説します。留学を検討しているご本人はもちろん、お子さんの留学を応援したい保護者の方にも役立てていただける内容です。
この記事のアドバイザー
留学にかかる費用の種類
留学費用と一口に言っても、さまざまな項目があります。まず全体像を把握しておくことが、計画を立てる第一歩です。
主な費用項目
| 費用の種類 | 内容 |
|---|---|
| 授業料・学費 | 語学学校や大学の学費。留学先・学校の種類によって大きく異なります |
| 生活費 | 家賃・食費・交通費など現地での日常的な支出 |
| 航空券 | 往復の渡航費用。時期や経由地によって変動します |
| 海外旅行保険 | 留学中の医療費・事故に備える保険 |
| ビザ申請費用 | 留学先の国ごとに必要な手続きと費用 |
| 入学金・教材費 | 学校への入学時に必要な一時的な費用 |
| 渡航準備費用 | パスポート取得、予防接種、現地SIM・Wi-Fi費用など |
これらのかかる費用は、留学先の国や都市、留学の期間、そして学校の種類によって大きく異なります。事前に各項目を洗い出して見積もることが大切です。
留学の種類と費用の目安
留学にはさまざまなスタイルがあり、目的や期間によって必要な費用も変わります。
語学留学(短期・中期)
語学留学は、英語などの語学習得を目的とした留学スタイルです。2週間〜3か月程度の短期から、半年・1年の中長期まで幅広い選択肢があります。JASSO「平成30年度海外留学経験者追跡調査報告書」によると、1年未満の留学経験者の約55%が留学総費用100万円未満でした。語学学校の授業料は1週間あたり2万〜5万円程度が一般的で、生活費を含めると2週間で20万〜40万円、3か月では60万〜120万円程度が目安です。
大学・大学院留学(長期)
大学や大学院への長期留学では、授業料だけで年間100万〜300万円以上かかることも珍しくありません。同調査では、1年以上の留学経験者で500万円以上かかった方が約15%存在しています。生活費・航空券・保険などを含めると、1年間で200万〜500万円以上の資金が必要になるケースも多くあります。
大学の交換留学・認定留学
大学間の協定を利用した交換留学や認定留学は、授業料が現地校ではなく在籍大学に支払われるケースが多く、比較的費用を抑えやすい制度です。ただし生活費・航空券・保険などは自己負担となるため、1年間で100万〜200万円程度の準備が必要です。
社会人向け留学・ワーキングホリデー
社会人が語学力向上やキャリアチェンジを目的に利用するケースも増えています。ワーキングホリデービザを活用すれば、現地で働きながら生活費を賄うことも可能です。ただし、渡航前の準備資金として50万〜100万円程度は用意しておくと安心です。
国別の留学費用比較
留学先として人気の高い国ごとに、費用の目安を見ていきましょう。
アメリカ
2023年度の日本人留学先として最も多い国がアメリカで、13,517人が留学しています(JASSO「2023(令和5)年度日本人学生留学状況調査」)。都市部の物価が高く、語学学校の授業料は1週間3万〜6万円程度、生活費は月15万〜25万円程度かかることが多い傾向があります。ニューヨークやロサンゼルスなど主要都市では特に住居費が高く、年間の留学費用は200万〜400万円以上になることも珍しくありません。
オーストラリア
オーストラリアは日本人留学生に人気の国で、2023年度は9,163人が留学しています。英語圏の中では比較的物価が安い地域もあり、語学留学の授業料は1週間2万5,000〜5万円程度です。生活費は月12万〜20万円程度が目安で、3か月の語学留学なら80万〜150万円程度で計画できます。ワーキングホリデービザを利用できる年齢(30歳以下)の方には、費用を抑えながら長期滞在できる選択肢として人気があります。
カナダ
カナダも日本人に人気の留学先で、英語・フランス語の両方を学べる環境が魅力です。語学学校の授業料は1週間2万〜4万5,000円程度で、バンクーバーやトロントなど都市によって生活費は異なります。月の生活費は10万〜18万円程度が目安で、カナダ全体ではオーストラリアやアメリカに比べて費用を抑えやすい傾向があります。3か月の語学留学で70万〜130万円程度が一般的な目安です。
韓国・アジア圏
韓国は2023年度の日本人留学先3位(8,384人)で、物価が比較的安く費用を抑えやすい留学先として注目されています。語学学校の授業料は1週間1万〜2万5,000円程度、生活費も月7万〜12万円程度と、英語圏と比べて大幅に安い国です。アジア圏全体として、フィリピンやマレーシアも英語留学の安い国として選ばれています。
ヨーロッパ
ヨーロッパは国によって費用が大きく異なります。イギリスは英語圏の中でも物価が高く、ロンドンでは月の生活費が20万〜30万円を超えることもあります。一方、ドイツやオランダなど一部の国では大学の授業料が無料または低額の場合もあり、長期の大学留学を検討する際は比較検討する価値があります。
具体的な留学費用のシミュレーション
実際の数字で留学費用をイメージしてみましょう。
シミュレーション①:カナダ・バンクーバーで3か月の語学留学
| 費用項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 授業料(12週間) | 36万円(週3万円×12週) |
| 生活費(家賃・食費など) | 42万円(月14万円×3か月) |
| 往復航空券 | 10万円 |
| 海外旅行保険 | 3万円 |
| ビザ申請費用 | 1万5,000円 |
| 入学金・教材費 | 3万円 |
| 渡航準備・その他 | 5万円 |
| 合計 | 約100万5,000円 |
3か月の語学留学でも、100万円前後の資金準備が必要になることがわかります。
シミュレーション②:オーストラリア・シドニーで1年間の大学留学
| 費用項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 授業料(1年間) | 180万円 |
| 生活費(家賃・食費など) | 180万円(月15万円×12か月) |
| 往復航空券 | 15万円 |
| 海外旅行保険 | 10万円 |
| ビザ申請費用 | 3万円 |
| 入学金・教材費 | 15万円 |
| 渡航準備・その他 | 10万円 |
| 合計 | 約413万円 |
1年間の大学留学では、400万円超の資金が必要になるケースも十分にあります。留学先の都市や学校の種類によってはさらに高くなることもあるため、早めの計画と準備が重要です。
留学費用を抑える方法
費用の高さが留学のハードルになっているなら、費用を抑えるための方法を知っておくことが大切です。文部科学省の調査(令和6年7月)によると、留学費用として出せる最大の金額が100万円以下という保護者は6割超にのぼります。限られた予算の中でも、工夫次第で留学を実現することは可能です。
奨学金・助成制度を活用する
日本学生支援機構(JASSO)や各大学、地方自治体、民間財団などが提供する奨学金制度を利用することで、費用の一部を補うことができます。「トビタテ!留学JAPAN」などの給付型奨学金は返済不要で、積極的に申請を検討したい制度です。奨学金の情報は留学先が決まる前から収集しておくと、申請のタイミングを逃しません。
留学の時期と期間を工夫する
航空券は時期によって料金が大きく変わります。繁忙期(夏休み・年末年始)を避けて渡航するだけで、往復5万〜10万円程度節約できることもあります。また、長期留学より短期留学から始めることで、まとまった資金がなくても経験を積むことが可能です。
留学先の都市・学校を比較して選ぶ
同じ国でも、都市によって物価は大きく異なります。例えばカナダなら、バンクーバーやトロントより地方都市を選ぶことで生活費を抑えることができます。学校選びも重要で、同じ内容の授業でも学校によって授業料が数万円単位で異なることがあります。複数の学校を比較して選ぶことが費用を抑える基本です。
ホームステイよりシェアハウスを検討する
現地での住居は、ホームステイ・学生寮・シェアハウスなど複数の選択肢があります。シェアハウスは自炊ができるため食費も節約しやすく、生活費全体を抑えやすい方法です。ただし、安全面や立地も含めて慎重に選ぶことが大切です。
留学費用を計画的に貯める方法
留学費用は一度にまとまった金額が必要になるため、早めに計画を立てて積み立てることが重要です。金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯)」によると、20〜30歳代では「こどもの教育資金」を貯蓄目的とする割合が他の年代より高く、教育費への備えが若い世代の主要な貯蓄動機となっています。
目標額から逆算して月々の積み立て額を決める
例えば、2年後に100万円の留学費用を用意したい場合、月々の積み立て額は以下のようになります。
- 目標金額:100万円
- 期間:24か月
- 月々の積み立て:約4万2,000円
大手銀行(メガバンク)の普通預金金利は年0.3%のため、24か月で100万円を積み立てると利息は約3,000円程度(税引前)です。一方、条件なしで年利0.7%の金利がつくHabittoの貯蓄口座(100万円まで)を活用した場合、同じ条件で利息は約6,000円程度(税引前)と、メガバンクの普通預金の約2.3倍になります。
目的別口座の使い方で詳しく解説していますが、留学費用のように「使う時期と目標額が決まっているお金」は、専用の口座に分けて管理すると貯めやすくなります。
金利を意識した口座選びも大切
積み立て期間が長くなるほど、金利の差が積み重なって大きくなります。銀行金利比較ランキング2026も参考にしながら、少しでも金利の高い口座を選ぶことが、コツコツ貯めるうえでの一つのポイントです。
Habittoの貯蓄口座は、条件なしで年利0.7%(税引後0.557%、100万円まで)の金利がつく普通預金です。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。留学費用の積み立て先として選択肢の一つに入れてみてください。
留学前に確認しておきたいポイント
費用の準備と並行して、渡航前に確認しておきたい重要な点があります。
ビザの種類と申請費用
留学の目的や期間によって必要なビザの種類は異なります。3か月以内の語学留学なら観光ビザで入国できる国もありますが、それ以上の長期になる場合は学生ビザの申請が必要です。ビザの申請には数万円の費用と数週間〜数か月の処理時間がかかることもあるため、早めに情報を収集して準備を始めましょう。
海外旅行保険の加入
留学中の医療費は国によって非常に高額になります。特にアメリカでは医療費が日本の数十倍になるケースもあるため、海外旅行保険への加入は必須です。留学期間に合わせた保険を選ぶことで、万が一の際の出費を抑えることができます。
現地での緊急資金の確保
留学中は予期せぬ出費が発生することもあります。盗難・病気・天災など、想定外のトラブルに備えて、予算の10〜20%程度を緊急資金として手元に確保しておくことをおすすめします。
よくある質問
Q. 留学費用はどれくらい前から準備すればいいですか?
留学の規模によりますが、短期留学(3か月以内)なら1〜2年前、長期留学(1年以上)なら3〜5年前からコツコツ積み立てを始めるのが理想的です。早く始めるほど月々の負担が小さくなります。
Q. 奨学金だけで留学費用を賄えますか?
奨学金の種類や金額によって異なりますが、留学費用の全額を奨学金でカバーするのは難しいケースが多いです。奨学金はあくまで補助として位置づけ、自己資金との組み合わせで計画を立てることをおすすめします。
Q. 社会人でも留学できますか?
もちろん可能です。社会人の場合、ワーキングホリデービザ(年齢制限あり)や語学学校への短期留学など、さまざまな選択肢があります。留学の目的を明確にしたうえで、仕事との兼ね合いも含めて計画を立てましょう。
まとめ:留学費用は「見える化」と「早めの準備」がカギ
留学費用は、留学先の国・都市・学校の種類・期間によって大きく異なります。語学留学(短期)なら50万〜150万円程度、大学への長期留学では200万〜400万円以上が必要になることもあります。大切なのは、費用の全体像を早めに把握して、目標額から逆算した積み立て計画を立てることです。
奨学金の活用や留学先・時期の工夫で費用を抑えることも十分に可能です。まずは「いつ・どこへ・どのくらいの期間」という基本的な計画を固め、そこから必要な金額を算出してみましょう。
貯蓄額の年代別平均も参考にしながら、ご自身や家庭の貯蓄状況と照らし合わせて無理のない計画を立てることが、留学実現への近道です。
留学費用の積み立てを始めたいけれど、どの口座を選べばいいか迷っている方は、条件なしで年利0.7%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
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※0.7%(税引後0.557%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
参考・出典
- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「2023(令和5)年度日本人学生留学状況調査」(2025年4月30日公表)
- 文部科学省「日本人学生の海外留学状況」(独立行政法人日本学生支援機構「日本人学生留学状況調査」に基づく)(2025年4月30日公表)
- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「平成30年度海外留学経験者追跡調査報告書」
- 文部科学省高等教育局「共創のための参考資料」(令和6年7月)
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯調査)」(2024年12月18日公表)
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