純資産総額とは?基準価額との違いを投資信託用語集でわかりやすく解説【2026年版】
純資産総額・基準価額とは?投資信託の用語集【わかりやすく解説】
「投資信託を調べてみたけど、純資産総額って何のこと?基準価額とどう違うの?」
投資信託の情報ページを開くと、必ずといっていいほど目に入る「純資産総額」という用語。でも、その意味や見方をきちんと説明できる人は意外と少ないものです。
この記事では、投資信託を選ぶうえで欠かせない純資産総額と基準価額の意味・計算方法・活用の仕方を、初めての方にもわかりやすく解説します。
この記事のアドバイザー
純資産総額とは何か
純資産総額とは、投資信託(ファンド)が保有するすべての財産の合計から負債を差し引いた金額のことです。
ファンドが組み入れている株式や債券などの有価証券の時価に、現金や未収配当などを加え、そこから運用にかかる費用や未払い報酬などを引いた残りが純資産総額にあたります。企業会計基準委員会「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準第5号)でも、純資産は「資産から負債を差し引いた残額」と定義されています。
投資信託の場合も考え方は同じで、信託財産の時価合計から負債を引いた額が純資産総額です。
基準価額との関係
基準価額は、投資信託の「1口あたりの値段」を示す指標です。純資産総額を総口数で割ることで計算されます。
> 基準価額 = 純資産総額 ÷ 総口数
たとえば純資産総額が100億円、総口数が10億口のファンドなら、基準価額は10,000円になります。基準価額は市場の変動を受けて毎営業日更新されるため、購入・取引のタイミングを判断する重要な情報です。
純資産総額が増えても口数も同じ割合で増えれば基準価額は変わりません。逆に運用成績が上がれば純資産総額が増え、基準価額も上昇します。
純資産総額はファンドの規模を示す
純資産総額はファンドの規模そのものを表します。一般に純資産総額が大きいファンドほど、安定した運用が続けられる傾向があります。
純資産総額が極端に小さいファンドは、繰上償還(予定より早くファンドが終了すること)のリスクが高まることがあります。投資家にとって、純資産総額の推移を確認することはファンド選びの基本的な方法の一つです。
なお、ファンドの純資産総額は株式市場の時価総額とは別の概念です。時価総額は上場企業全体の株の価値を指しますが、純資産総額はあくまでそのファンドが保有する資産の合計です。
純資産総額の計算例
具体的な数字で確認してみましょう。
【例1】国内株式ファンドの場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 組み入れ株式・債券などの時価合計 | 500億円 |
| 現金・その他資産 | 5億円 |
| 未払い信託報酬などの負債 | 1億円 |
| **純資産総額** | **504億円** |
総口数が50億4,000万口であれば、基準価額は10,000円です。
【例2】純資産総額の変動イメージ
同じファンドで、翌営業日に組み入れ株式の時価が3%上昇したとします。
- 時価合計:500億円 → 515億円
- 純資産総額:504億円 → 519億円(概算)
- 基準価額:10,000円 → 約10,298円
このように基準価額は純資産総額の変動とともに毎日動きます。
目論見書で情報を確認しよう
投資信託を購入する前には、必ず交付目論見書を読むことが大切です。目論見書にはファンドの運用方針、手数料・コスト、分配の方針、リスクに関する説明が記載されています。
純資産総額や基準価額の最新情報は、運用会社(アセットマネジメント会社)のサイトや証券会社・銀行などの窓口でも提供されています。ファンドを選ぶ際は、これらの情報を組み合わせて管理・確認することが重要です。
交付目論見書の交付は法律で義務付けられており、金融商品を購入する前に必ず受け取ることができます。
投資信託と預金の違い、お金の置き場所を考える
投資信託は預金と異なり、元本が保証されていません。ただし、長期・分散投資によって資産を育てる手段として多くの投資家に活用されています。
一方で、投資に回す前の現金や生活防衛資金は、すぐに引き出せる安全な場所に置いておくことが大切です。メガバンクの普通預金金利は現在年0.3%ですが、Habittoの貯蓄口座なら条件なしで年0.7%(税引後0.557%、預金額100万円まで)の金利がつきます。メガバンクの普通預金と比べると約2.3倍の金利水準です。
たとえば50万円を1年間預けた場合、税引後の受取利息はメガバンク普通預金(年0.3%)なら約1,196円、Habittoの貯蓄口座(税引後0.557%)なら約2,390円と、約2.3倍の差になります。
投資に回すお金と手元に置くお金のバランスについては、投資初心者は何から始める?種類・始め方・基本をやさしく解説も参考にしてみてください。
NISAやiDeCoで投資信託を活用する場合
投資信託はNISAやiDeCoといった税制優遇制度を通じて購入する方法が一般的になっています。これらの制度を活用することで、運用益や分配金にかかる税金が非課税または繰り延べになります。
iDeCoの仕組みや特徴についてはiDeCo(イデコ)とは?個人型確定拠出年金の仕組み・メリット・特徴を解説で詳しく解説しています。また30代から資産運用を始める方には30代の資産運用ガイド|初心者向けNISA・iDeCoの始め方も参考になります。
どのファンドを選べばよいか迷ったときは、Habittoのアドバイザーに相談するのも選択肢の一つです。国家資格を持つファイナンシャルプランナーが、チャットまたはオンラインセッションで無料で対応します。無理な勧誘は一切ありません。
まとめ:純資産総額を読むと投資信託選びが変わる
純資産総額は、ファンドの健全性や規模を判断するための基本情報です。基準価額とあわせて確認することで、ファンドの運用状況をより正確につかめます。
投資信託を選ぶ際は、純資産総額の推移・基準価額の変動・目論見書の運用方針・手数料の水準を総合的に見ることが大切です。
投資に回す資金と、日常の生活費・緊急予備資金は分けて管理するのが基本です。待機資金の置き場所として、条件なしで年利0.7%の金利がつくHabittoの貯蓄口座も選択肢の一つです。口座開設は最短8分、スマホだけで完結できます。
お金のことで迷ったら、Habittoのアドバイザー相談も気軽にご利用ください。国家資格を持つファイナンシャルプランナーに無料で何度でも、チャットまたはオンラインセッションで相談できます。無理な勧誘は一切ありませんので、気軽に活用してみてください。
※0.7%(税引後0.557%)の金利は預金額100万円まで適用、100万円を超える預金については0.3%(税引後0.239%)の金利が適用されます。表示されている金利は年利です。他の商品・サービスの購入や給振口座指定などの条件を伴わない普通預金として。金利は変動する場合があります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。具体的なご判断はご自身の責任で行ってください。
※投資にはリスクが伴います。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
参考・出典
- 企業会計基準委員会「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準第5号)(2005年)
- 日本銀行「量的金融指標(市場規模・残高等)/金融機関の資産・負債等」統計注釈(2026年3月)
- 金融庁「自己資本の充実の状況等について金融庁長官が別に定める事項」(告示)(2013年)
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